猫雑記20091127

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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テト

ボクの鼻には・・・

Nov. 27, 2009

2009年11月27日　金曜日

朝もそう冷え込まず、日中は上着が要らない位に暖かい。

本格的な冬に備え、野良猫ハウスを増やす事にした。昨日の晩に届いたプラスチックのミニロッカーを、庭でこうちゃんが組み立てる。

驚いた事に、寒くなって一旦はいなくなった筈の藪蚊がたくさん出ていた。

私は痛む手足や股関節をあまり刺激しない程度に頑張って、庭掃除をする。

まだまだ落ちる公園の桜の葉や紅葉した大きな蔦の葉、そして葡萄棚の葡萄の実もまだ落ち切らない。

完成したハウスは、冷気が入り込むのを少しでも防ぐ為、引き戸を最低限度に開けて軒下に設置し、中には毛布とボアのフード付ベッドを仕込んだ。

既に置いてあったのと同じハウス・・・仲良く２個が並んだ。

出入り口と餌場への通路は軒下で雨に当たらないで済むし、昼間は日当たりも良い。もっと大きければ、人間だって寝られる。ホームレスになった時には私が寝泊りしたい位だ。

更に別の雨避けされた場所には大型の犬小屋と小さめのハウス、別の軒下には葦簾に隠してハウス２個、そして別途大きな犬小屋１個。

そして建物の反対側にある物置小屋も実質的には野良猫ハウスだ。ここは本格的に人間も泊まれる位のスペースに、ダンボールハウスやらローソファやら厚手の毛布やらたくさん置いている。

本当はこの小屋で野良猫の皆さんが仲良く猫団子になって寝てくれれば暖かい筈なのだが、それは人間の思う事・・・野良猫にとってはなかなかそうも行かないようだ。

仲良しはたったの２匹で、あとは距離が近過ぎると牽制し合ってしまう。

だけどハウスもご飯もあちこちにたくさんあれば、テリトリー争いの喧嘩は殆ど無いだろう。去勢も済んでる事だし・・・。

何度も言う事だけれど、全ての野良猫を家に入れてやれない限り、長く厳しい冬支度くらいは精一杯の事をしてやりたい。

お金がたくさんあれば、冷暖房完備の大きな温室でも作ってしまいたい。その中に林立するたくさんのキャットタワー、そして隠れ場所もたくさん作ろう。

猫の出入り口だけ開けておいて、朝晩のエサやりと掃除と・・・・・・

あれ？そんな事が可能な位に金持ちだったら、あと１部屋を増設したら済むんじゃないのかな。

でも常に「あと１部屋欲しい」状態なのよね。

我が家は部屋数も多いし、古いけれど充分に建坪もある。新たに家を建てるとしたら、ここまで大きな家は建てられないだろう。

そしてここまで猫屋敷になるとは引っ越して来た当事には考えられなかった位、今では家中の殆ど全てを猫の為に使っているのだ。

風呂場と２階の納戸兼仏間を除いて全てを。

そして人間は、その隙間で小さくなって暮らしている有り様なのだから、これ以上の増築を望んだところで、手入れが行き届かないだろうね・・・今後ますます私達が老齢化したら。

冬になると悩みが増えて、毎年同じ事を堂々巡りしてばかりだ。

幸運にも家猫になってぬくぬくと暮らしている猫たち・・・そしてタイミングが悪くて家猫にされないまま野良猫として生きている猫たち・・・

前者と後者との間に、その価値の違いなんかない。

家猫として何年も暮らしているのにいまだ触れもしないきょうだい猫たちもいる位なのだから、人馴れの度合いの差すらないのだ。

神経痛と筋炎で眠れないでいると野良猫の事を考えてどんどん気持ちが沈むので、ついまたＢＳで映画なんか観てしまう。

今夜はスタンリー・キューブリックの監督作品で【バリー・リンドン】。

だけど長くなったので、続きはまた明日。

テト

黒い点がある

Nov. 27, 2009