マーゴ
可愛いマーゴ
Jun. 15, 2010 |
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2010年6月15日 火曜日
朝、マツモト先生が電話を下さった。
マーゴの腫瘍は胃と十二指腸がメインで、リンパ管に転移が見られ、お腹を開けても手の施しようが無かった。病理検査の為のサンプリングに一部切除したものの、そのまま閉じたとの事。
今後の方針はまだ決められないと仰っていた。
マーゴは食欲廃絶状態ではあったものの、強制給餌すればちゃんと消化された良いウンチを毎日していた。
嘔吐も特に見られなかった。下痢や軟便も一度も無いし、熱も無い。
白血球の増加も、アルブミン・グロブリン・クレアチニン・尿素窒素・リンパ球・・・その他諸々の値は正常値の範囲内だ。
好酸球が多いと言っても、これも正常値の中で納まっている。電解質のバランスは若干崩れていたが、「高クロール」と言えるギリギリのところだ。
唯一、AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)のみが異常値を示していた。
こうちゃんが珍しく声を上げて泣いた。
私も一日中、泣きながら仕事をしている。
まだ泣くのは早いって?
いや、今が辛いのだから仕方ない。誰に迷惑を掛ける訳じゃなし、私は泣きたい時に泣くさ。
だけど泣きながらでも責任や義務は果たす。それでいいじゃん。
午後の診療開始時間にトムの通院を兼ねて、麻酔から醒めたばかりのマーゴに会いに行く。
先生からお腹を開けた状態の写真と、胃の内部の写真を見せられた。胃の中は比較的綺麗で、むしろ外側にブツブツと腫瘍が見られた。
そのせいで吐血したり下痢したり、吐いたりする事が無かったのだろうと言う。
既にリンパ管にも転移しており、リンパを通じてあちこちに転移しているであろうと思われる。
組織の病理検査の結果が出るのにはまだ数日掛かるので、その結果を見ないと詳しい事は解らないけれど、良性の腫瘍でない事は明らかだ。
これからどうするのか。マーゴにとって一番良い道を選んでやりたい。
マーゴは本当に健気な良い子なのだ。
うちに来た時からずっと具合が悪く、度重なる通院や検査、辛い投薬や強制給餌も受け入れてくれて、この3年間本当に文字通り共に頑張って来た。
私達の事を求めてくれて、リマやペリー、ペロが大好きで、まるで彼らの仔猫のようにお腹に顔を埋めて眠るのが好きだ。
うちで最期を迎えさせたい。
好きな場所で、好きな猫たちの傍で残りの時間を過ごさせたい。
でも神様はどうしてマーゴにこんな運命を与えるのだろう。
私達から大切なマーゴを、こんなに早く取り上げないで欲しい。
私達とマーゴの暮らしは、まだ始まったばかりなのだ。
不妊手術を終えてリリースするまでの数日間だけ預る予定で、連れて帰ったその道中から、私達はマーゴが大好きになった。
家に連れ帰った瞬間には、もう「リリースなんか出来ないよな」とこうちゃんが言った。
野良で生きて来た、しかも野良で出産も経験したメス猫にしては奇跡とも思える程に、マーゴはおとなしくていじらしくて従順な子だった。
抱き上げると脱力してしまって、私たちを心から信頼しているのが感じられる。
我が儘で自己主張が強い子が多い我が家では一番のお利口さんだと、いつもこうちゃんが感嘆していた。
泣き言をタレ流したくは無いのだけれど、辛い。
心の準備が何も出来ていないまま、マーゴとのお別れを具体的に突きつけられてしまった。
この後、マーゴに冷静な気持ちで接する事なんか出来そうにない。
だけどそんな今こそが、私達の生き方を試されているのだと思う。
理屈ではそう解る。解るけれど、辛い。そして恨めしい。
老犬「ラッキー」(>>こちら参照)のその後の経過報告もしておきたいのだが、今日はちょっとそこまでは出来そうに無い。
明日きちんと書く事にして、今日はこれでおしまい。 |
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マーゴ
綺麗なマーゴ
Jun. 15, 2010 |
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マーゴ
穏やかなマーゴ
Jun. 15, 2010 |
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リマ
早く帰っといで
Jun. 15, 2010 |
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リマ
待ってるからね
Jun. 15, 2010
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ペロ
ボクも待ってるよ
Jun. 15, 2010
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