《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ガラ

ママ、早く来て〜

Jul. 29, 2010
2010年7月29日 木曜日

自慢じゃないれけど、もう何十年もの間、大掃除というものをした事が無い。

毎日、掃除機は何度も掛けるし、最近ではクエン酸水での雑巾掛けも朝晩欠かさないし、ガス台の周囲は使用後に毎回拭いているし、シンクの中は間違って猫が入り込んで水滴を舐めても黴菌が少なくて済むように、毎日磨いて消毒もしている。

だけど家具を退かして掃除したり滅多にしないし、軒下の蜘蛛の巣払いなんか全くしない。



そもそも蜘蛛が好きなので、折角頑張って張った蜘蛛の巣を壊してしまうのが気の毒なのだ。

年々そういう気持ちが強くなって来ている。決して掃除をサボッている言い訳じゃない。



今年は孵化した蜘蛛の子があちこちに一杯小さな巣を作っている。

あちこちで見つける度、頑張れ、頑張れ・・・と声を掛けてしまう。

手に取って愛でる程ではないが、蜘蛛やカマキリは夫婦共に好きなのだ。




忙しくて暫く映画を観ていなかったようだが、BSのお陰でチラホラと観てはいたのだ。

まとめて書いておこう。





先ずはブルース・リー映画。

連日ブルース・リーの映画を放映していたので、【ドラゴン危機一発】を久し振りで観た。そして驚いた。BGMにピンク・フロイドの【Time】(アルバム【狂気】に入っている1曲)が、ほんのさわりだけだけど使われていたのだ。

私の世代だと、素直な男子は皆ブルース・リーになりきろうとしていた位、ブルース・リーは伝説の大ヒーローだった。

だから【燃えよドラゴン】は勿論、【ドラゴン危機一発】だって過去に何度も繰り返し観た映画だし、ピンク・フロイドの名作の中でも特に【Time】は好きで、イントロを一瞬聴けば直ぐに判る位に熟知した曲なのに、どうして今日まで気づかなかったのだろう?



劇場公開当時にも、このBGMは本当に入っていたのだろうか?

いや、【ドラゴン危機一発】の最初の封切りは1971年、ピンク・フロイドのアルバム【狂気】がリリースされたのは1973年であるから、当初から使われていた筈が無い。

どの時点からあの曲を入れたのか判らないし、著作権の問題はどうしたのかも知らないけれど、色々とトリビア的な「お遊び」が含まれていて、そういう意味でも面白い作品になっている。



そういう意味と言ったからには、別の意味でも面白いという事だ。

闘いの場面で、突き飛ばした相手が建物の壁にぶつかると、木の壁が綺麗な人型に抜けるとか、思わず笑ってしまうような演出もある。

そして初めての主演作という事もあり、まだ初々しいブルース・リー。はにかんだ笑顔など可愛らしくも隙だらけで、これがブルース・リー贔屓の女性たちの母性本能をくすぐるのだろう。

【燃えよドラゴン】の終始厳しい険しい表情やサイボーグのような身体とも違い、鍛え上げられてはいるものの、まだ充分に人間らしいのだ。



兎に角、この作品の中では頻繁にニッコリ微笑む顔を見せ、それが何ともウブな感じがして可愛い。

だからブルース・リーのファン達は、作品の内容は別として、この【ドラゴン危機一発】に於けるブルース・リーが一番好きだと言う人が多い。特に私達の世代ではね。



最後に闘う相手の悪い社長は、「しげのでおじゃる」みたいな顔をしていて、闘う前にメガネを外して胸のポケットに入れるのだが、ここは【ごくせん】のヤンクミのように、メガネは外してポイッと捨てなきゃいけない。

そもそも危ないじゃないか、胸のポケットで割れたら。










それから、【新・夫婦善哉】も観た。

1964年の作品。

言うまでも無いだろうが、1955年製作の大ヒット映画【夫婦善哉】の続編である。



森繁久弥の真骨頂とも言える、金にも女にもだらしなく、定職を持たず頼りない勘当された若旦那。

しっかりモノの女はそんな男を放ってはおけない・・・という憎めないダメ男「柳吉」の役柄は、森繁にとって生涯最高の当り役ではないだろうか。

演技派勿論上手いのだが、科白も練れていて大変面白い。

織田作之助の原作【夫婦善哉】は読んだ事がないけれど、上手い役者が演じてこそ際立つ科白であり、これぞ読書からは得られない快感だろうと再認識した。



前作では愛人であったが、8年後の続編ではしっかりモノの女房を演じている淡路千景。

この作品では40歳近い中年になっているが、女として可愛らしいところを残しつつ、且つ辺りを払うが如く堂々たる美しさとふと見せる艶やかさ、そして着物の立ち姿の「決まる」事と言ったら、もう最近のどんな女優でも敵わないな・・・と感じる。



そして脇を固める役者陣の達者な事。

蝶子が任されている料亭の女将を演ずる浪花千栄子、その夫役の若宮忠三郎。

愛人のお文には、まだ若々しくてグラマーな淡路恵子、そのヒモ役に小池朝雄。

蝶子に岡惚れしている長助役の田中春男。

兄の柳吉が勘当されて、婿をとり船場の老舗を継いだ妹に八千草薫、その夫で義兄を疎んじる京一には山茶花究。

他にも、料亭の仲居のチョイ役で沢村貞子、医者の役で藤田まこと、巡査焼くの三木のり平などなど、上手い渋い役者の勢揃いで、一瞬も飽きさせない。



所謂「悪人」というのは一人も出て来ないで、安心して観ていられる。

日本映画は、やっぱりこの頃までが面白かったなあ・・・まだ映画が大人のモノであった時代・・・という気がする。
ガラ

だってガラちゃんはね

Jul. 29, 2010
ガラ

まだまだ子供なの

Jul. 29, 2010
ガラ

あんよも見て〜

Jul. 29, 2010

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