《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ゴマ

心配掛けたの?

Sep. 11, 2010
2010年9月11日 土曜日

さて、昨日の続き・・・問題の2つ目。



昨日、ゴマが死んでしまうかと思った。



11歳半になっても誰よりも元気で、食欲も旺盛、好き嫌いせず何でも良く食べる。下痢などいまだかつてした事もない。

多少皮膚にアレルギーやストルバイト歴がある程度で、私達はゴマの健康状態に関しては殆ど心配をしていなかった。

賢くて強気で面倒見が良くて、可愛くて健康・・・それがゴマのアイデンティティだった。



それが昨日突然、こんなにも突然ゴマが死んでしまうのか?と愕然とするような出来事が起きたのだ。





そもそもゴマは最近、食べ過ぎている。

アンちゃん用のご飯まで食べ、自分のご飯も食べる。

そして毎日たくさんのウンコをしていた。



先日など、余りにも太くて長いウンコをしたので、しばし見とれてしまった位だ。

中型犬でもここまで太くて大きなウンコをするだろうか?という位、それはそれは立派なウンコだった。



スッキリ出し切った感じがしないで猫戦車をした挙句、床でウンコしてしまう事も最近2度程あり、どうも晩年の「みーちゃん化」して来たのではないか・・・という事も先日の日記で書いた。





多分、昨日もそんな状況だったのだろう。

どこからか「シャーッ」という威嚇の声が聞こえたので、見るとゴマが部屋の隅の床の上で息んでいて、それをアンちゃんが邪魔しているところだった。



アンちゃんは見晴らしの良い高い場所で「滝ゲロ」するのが好きな事は昨日の日記で書いた。誰からも邪魔されず、じっくり吐きたいのだろう。

そのくせアンちゃんは、他人(猫ですけど)のウンコの邪魔をするのは好きなのだ。

ジャムもゴマもアンちゃんにトイレの邪魔をされる事が多くて、ジャムなどアンちゃんとすれ違いざまにお尻の匂いを嗅がれただけでも泣いてしまう程デリケートである。

ゴマは最強のはずなのだが、巨大結腸気味でなかなか排便出来ないで居る時に、アンちゃんにちょっかい出されるのは嫌なのだろう。





邪魔が入った後は、場所を移して頑張ったけれど、なかなかウンコが出ない。

猫戦車もしてみたけれど出ない。自分のオシッコ専用の枕トイレで長時間気張ってみたものの、それでも出ない。

やがてフラフラになって私達のベッドに手足を投げ出し、寝そべってしまった。

見ると舌が出てしまっていて「ハァハァ」と口呼吸をしている。

それはまるでアインが心筋症の発作を起こした時のようで、そんな様子のゴマを見るのは出産時以来だったから心底驚き、且つ心配した。



「ゴマちゃん、ウンコ出ないの?」と、お腹をマッサージしてやろうと下腹付近に手を差し入れ、ちょっこし揉んでやると、私に向って「シャーッ」と威嚇した。

これは只事では無いぞ・・・と思った瞬間、ゴマのお尻から大きな大きな大きなウンコが、粘膜に包まれた状態で3個も出た。猫のウンコとはとは思えない位、大きくて大量だ。



寝たまま脱糞してしまうところなんかも、アインの発作時とそっくりだ。

ますます心配になって、背中を撫でたり呼吸の深さや速さを観察していると、やがてフラフラと立ち上がって歩き始めた。

しかし後足が萎えてしまっているようで、ヨタヨタと1歩ずつしか歩けない。

ベッドから飛び降りられないし、踏み台を上ってテーブルの上にも行けない。



アインの心臓発作後の血栓症の状態を思い出して、ますます心配になった。アインも血栓症になった時には後足が萎えて、前足でしか歩けなかった。

死が訪れたのは、それから間もなくの事だった。



時計を見ると4時少し前・・・今から病院に連れて行っても、一番混んだいる時間帯だ。

少しだけ様子を見ながら、呼吸が速いままだったら直ぐに連れて行き、落ち着いてくれるようだったら診療が終るギリギリの時間に連れて行こうと話し合う。





結果から言えば、先生に触診して戴いた限りでは腸内は空っぽで、「どうやら出尽くしたようですね」との事だった。骨盤の中にも溜まってはいないようだとも。

熱も無く、脱水もしていない。

しかし念のために補液と消炎剤の注射をして、また経過を観察する事になった。





帰宅後も、いつもだったら降ろしても降ろしても膝に乗ってしまって暑苦しくて仕方の無いゴマが、私の傍でぐったりと寝そべるだけで膝に乗って来ない。

テーブルに上がれない、ベッドに上がろうとしてはコケてしまう、歩くのには後足がヨレヨレだ・・・このままこんな風にして衰弱してしまうのだろうか?と、私達は物凄く心配した。





もう片時も目を離せない。

何が起きても悔いが少なくて済むよう、ずっと付き添って背中を撫で続けた。



深夜になり、まだヨタヨタはしていたものの何とかテーブルに上がり、自分で水を飲み、枕トイレで大量のオシッコをした。

カリカリも少し食べた。



その後も撫で続けていたのだが、いつの間にか私もこうちゃんもそのままの格好で眠ってしまったようだ。

ハッと目覚めると5時で薄暗い。朝なのか夕方なのか、寝ぼけた頭では咄嗟に解らなかった。





今日は次第に足取りもしっかりしてきて、まだウンチはしていないものの、オシッコも枕トイレと猫トイレの両方でしているし、ご飯もしっかりと食べた。

便秘が酷くて巨大結腸になるのだから、兎に角排便がスムースになるようにと、プロバイオティクス(うちの場合は、やっぱり「ベネバックパウダー」だ)をご飯にたっぷりと混ぜ込む。



便秘の兆候が見られたら、直ぐに病院に連れて行く事にする。

でも猫に浣腸や下剤は禁物。それで死んでしまう事も多いのだから。

先生がカワムラさんによくしてくれたように、大きく長く固くなり過ぎたウンコは触診して身体の外から揉み砕いたり、指で穿り出したりして貰うようにしたい。





食べ過ぎるから良くないんだよ・・・とゴマに言うが、そういう都合の悪い事は聞こえないフリをしている。

今はもう足のフラつきも治り、暑いのに私の膝に長時間乗り続け、私の足には汗疹が出来そうだ。






お願いだから、いきなり死んだりしないで。

トムに続いてゴマを失ったりしたら、私はもう・・・

ゴマには最低でもあと10年は生きて欲しい。







ゴマは私自身だ。

このサイトを始めたのも、全ては「始めにゴマありき」だったのだ。

ゴマが全ての始まり。ゴマと出会わなければ、野良猫を保護する人生はあり得なかっただろう。



そしてゴマが私を一番理解し、自分の立場も尤も良く理解し、私を心から求めている。

一見地味に見えるゴマだけど、他の誰よりも美しい。

物事を深く考えていて、俊敏で聡明で、そしてちょっと意地悪バアサン。



失いたくない。

どの子だってそう思うけれど、ゴマくらい私を成長させてくれた猫はいない。

甘ったれた事を言ってしまえば、ゴマの存在なしに、私は猫との生活が上手くやれるとは思えない。



私が死んだらゴマに食べられてしまいたいし、ゴマが死んだら私がゴマを食べてしまいたい。






ともあれ、元気に復活してくれたようで嬉しい。

後は毎回ウンコがスッキリ出て、固い残留便が溜まって行って巨大結腸を作らないように気をつけていないといけない。



頑張ろう、ゴマ。

そして便秘の私も。



出すって大切!




ゲロとウンコの話題で2日も稼いでしまった。

猛暑がぶり返して、冷房を入れていても2階は暑い。



1階の猫部屋は涼しくて、みんなそれぞれ好みの布団や毛布、ベッドの中で適当に温度調節をしているようだ。

冷房が寒ければ逃げ場がある。

でも暑過ぎては、人間と違って身体の小さい、そして汗をかけない犬猫は、飼い主が気付いた時には手遅れになっている程に熱中症は怖いのだという事をしつこく言いたい。



食欲が無くなるまで飼い主には気付いてやれない。

でも、身体の中ではもっと恐ろしい事がとっくに起きているのだという事を知っておいてやって欲しい。



冷房が嫌いなのは私とて同じだ。

でも猫の身体の為には、冷房は不可欠。人間の好みに合わせていては、猫を良い環境では飼えない。

それでも冷房を入れない飼い主さんがいるのも事実だ。

「うちは窓を開けていれば涼しいんです」と言うだろうけど、もの言わぬ犬猫の身体には、目に見えないところでちゃんとストレスが掛かって悪影響が進行している。



手遅れになってから泣いても遅い。

病院代よりも電気代の方が安いと思うし、病院に連れて行けば助かるものでもないのが犬猫の熱中症なのだ。

どうか今の日本で室内飼いするには、冷房は24時間使ってあげて戴きたいと心から願う。

しつこくてごめんなさい。
ゴマ

もうOKよ

Sep. 11, 2010

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