猫雑記20101016

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別index	2010年～｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

ジャム

何か変・・・

Oct. 16, 2010

2010年10月16日　土曜日

過剰グルーミングですっかりハゲてしまったジャムの為に、新しく防護服を買った。

そういうものを扱っている専門ショップを教えて下さった方がいて、袖付きのトップスとズボンタイプのボトムスを注文し、別のショップでカバーオールも買ってみた。

昨日、カバーオールタイプが先に届いたので着せてみた。

実はこれ、ダックスフント用らしい。

何しろサイズが猫用ではどれも小さくて、着せられない事は無いけれど、ずり上がってしまってお腹丸出し状態になってしまうのだ。

特に胴回りはちょっと細い人間のモデルの女の子くらいあるのだから、まったくジャムには困ってしまう。

ジャムのウエストサイズは56センチある。

立派なものだ。

いや、たまたまグルーミング過剰で服が着せられるのがジャムだけという事であって、ぶーちゃんもメラもフレアもジャム以上の胴回りサイズだろう。

亡きミュウもジャムより太かった。どうしてうちにはデブが多いのか。

ともあれ、割とスンナリ着せる事が出来て、余りにも可愛かったので写真をたくさん撮った。

２～３点に絞りきれない位どれもこれも可愛くて、今日の日記には10点も載せてしまう親バカぶり。

その後、ジャムは洋服を着たままぐっすり眠ってしまったので、これで暫くは舐め過ぎずに済むかな・・・と少しホッとしたのだが・・・

ダメだった。

そんなに緩みがある訳ではないのに、ふと気が付くと、いつの間にか腕を首回りから出している。

ズボンの部分からも足が抜けている。

ところどころ摘んで縫い縮めてみたものの、そうすると窮屈過ぎて、足を伸ばして椅子やテーブルに飛び乗る事が出来ない。

縫い縮めたりほどいたりして、何とか妥協出来るところで落ち着いた。

いや、落ち着いたと思っていたのは人間だけだったようだ。

昨日はトイレにも行かず、オシッコもウンコもしないまま寝てばかりいて、心配しつつ今日を迎えたのだが、やっと起きても、少し動いては変な声で鳴く。

駆けつけて見ると、また首回りの穴から両腕が出ていたりして、それが苦しかったのだろう。

苦しいよね、そりゃあ。

脱がせてやろうとすると、矢鱈と噛む。

かなり苛々しているようだ。

それはそうだろう、着せられたくも無い洋服なんか着せられて、我慢の限度を超えていたのだ。

噛まれながらやっと全て脱がせてやると、直ぐにそのまま膝に乗って来て丸くなって落ち着いた。

今度はゴロゴロ言って甘えている。

暫くすると突然トイレに走り、大量にオシッコをした。

システムトイレに仕込んでいるペットシーツが隅々まですっかり濡れてしまう位、大量にオシッコした。ありに大量で、ペットシーツの重たい事・・・。

ずっと我慢していたんだろうな、可哀相に。

これで私達の気持ちが変わった。

洋服は着せない事にしよう。

どのみち舌が届く場所は舐めてしまうので、既製服では事足りないのだし。かと言ってエジプトのミイラのように、全身くまなく覆ってしまう事など出来やしない。

たった１日でジャムも私達もギブアップ。

駄目な飼い主に、不寛容で神経質なジャム。

そしてオシッコの後には、床とベッドの上で大量のウンコもした。

これは完全に腹いせだろう。トイレ以外の場所でなんかしないのだから、ジャムは。

全てママが悪かったよ。

ごめんね、ジャム。

問題は解決していない。

ジャムにとっては、ゴマもそうだけど、無邪気で遠慮の無いアンちゃんが目障りなのだ。

でもみんなで少しずつ我慢するしかない。それが社会生活というものなのだから。

１匹飼いされたい子は多い。

人間の子供の場合だって、「一人っ子」は寂しいだろうけど嬉しい部分も多いのだ。

或いは「末っ子」で居たい子が多いのだろう。

何もかもが100点満点の事などあり得ない。

与えられた条件の中で、最大限快適さや満足度の高い生活を保つ努力をするしかない。

そんな理屈が猫に解る筈もないだろうけど、ゴマなんかはある程度理解してくれている。

そしてミュウがトップに君臨していた頃は、みんなちゃんと安心していられたのだ。

ミュウの存在があると無いとでは、全く違ってしまった。

違うのは私達・・・という事にならないよう、私達だってそれまで以上に努力しているつもりだけど、年月が経ち年老いて来て、そして面子も変わると、色々とジャムの心にも変化があるのだろうな。

今まで以上に、猫たちの心に触れる時間と手間を大切にしよう。

それ以外に出来る事なんか無いのだから、この子たちが生きているうちに、出来るだけ悔いが少なくて済むようにしよう。

・・・てな訳で、コスプレで終りそうなジャムの防護服作戦でした。

ダメ飼い主でごめんなさい。

ジャム

変なの着せられた

Oct. 16, 2010