猫雑記20101118

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別index	2010年～｢猫雑記｣index	2005～2009年｢猫雑記｣index		1999～2004年｢猫雑記｣index
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			Top page	サイトマップ

ゴマ

落ち着かないわね

Nov. 18, 2010

2010年11月18日　木曜日

遂にシロちゃんの捕獲成功。

バンザイ！

昨日の夜には少し良い手応えがあって、これは近日中に捕獲出来るかも知れないと思ってはいたのだが、本当に嘘のように上手く捕獲出来た。

シロちゃんは「騙された・・・」と思っているかも知れないけれど、それでも私の事を信頼してくれてているのは感じる。

みーちゃんの時と同じように、ふと魔が差して、今まで警戒しきっていた所にも入ってくれたのかも知れない。

それともトムがシロちゃんの背中を押してくれたのかも知れないと思った。

手遅れにならないうちに家猫になっちゃいなよ・・・とトムが言ってくれたんじゃないかと。

もう決して野良には戻さないよ、シロちゃん。

いいね。

５年以上も、野良猫として良く頑張ったね。

物凄く長く感じたよ、アンタを捕獲・去勢・リリースしてからのこの５年は。

捕まえて直ぐに動物病院に連れて行き、ノミ駆除と駆虫、そして怪我の治療をして戴く。

鎮静を掛けたり入院して手術が必要かと思っていたのだけれど、傷はそう酷くなく、化膿もしていないので、経過観察は必要だけど、まず大丈夫でしょう・・・との事。

去勢は５年前にしてあるので、そのまま帰宅。

ノミや条虫が落ちるまではケージ暮らしをして戴く。

どこの部屋に入れようかとても悩んだのだが、広いカワムラさん部屋にした。

みーちゃん部屋には娘や息子たちが居ると言っても、もう５年も会っていないからお互いに覚えていないだろうし、みーちゃん部屋では今からオスの成猫を入れるにはいかにも狭い。

なかなか掃除する気になれなかったトムの巨大ケージを、やっと綺麗にした。

トム・・・アンタが最期を過ごしたケージにシロちゃんを入れるよ。いいよね？

シロちゃんはたくさん鳴いて、それに合わせるようにリマとマーゴ、そして別室のガラが大合唱していた。

不思議だ。去年タマちゃんを入れた時には、タマちゃんが大声で鳴いても誰も応じなかったのに。

共鳴しているのはメスばかりだから、もしやシロちゃんはモテるのだろうか？それとも何か感じさせるものがあるのだろうか？

暫くはみんなで大騒ぎしていたけれど、やがてそれも鎮まり、シロちゃんだけが小さな声で鳴いている。

呼ぶと返事もする。だけどこの状況が理解出来ていないのだろう。

保護したばかりの時は、みんな一度は通る道だ。マーゴも大声で２晩鳴き続けたし、タマちゃんなんか今だに鳴き続けている。

幾ら鳴かれたって平気・・・でもないけど、そんな事で今更挫ける私達ではない。

課題はまだ残っているけれど、兎に角ひとつ先に進める事が出来た。

一応飼い主（？）である隣家には電話でシロちゃんを保護した旨を知らせておいた。急に姿が見えなくなっては、やはり心配だろうから。

怪我をしている事は知っていらしたので、その状況と治療の様子も伝える。

そして、我が家では絶対に外には出られないように室内飼いをしていますので・・・と、うちの子宣言をさせて戴く。

メラたち３きょうだいとシロちゃん夫婦の５匹を一気に捕獲した時も、「（猫嫌いのお隣の奥さんに）保健所に連れて行かれちゃったのかしら？」と心配して泣いていたそうだから、あの時も「うちに居ますよ」と伝えたのだ。

シロちゃんは今日から晴れてうちの子だ。

ホッとして涙が出た。

二人で赤ワインで乾杯して、また明日の為に鋭気を養おう。

まだ落ち着いていないのでシロちゃんの写真は無理に撮らないけれど、あれだけ鳴く子だもの、甘えん坊に決まってる。

外に出たがろうと鳴き続けようと、私達は全然悲観していない。

それどころか凄く幸せだ。

また頭数が増えてしまったけれど、それだって必ず何とか出来る。決して環境が悪くならないよう、今まで以上に努力するっきゃないんだ。

それがどれだけ幸せで楽しい苦労である事か・・・野良猫のお世話をしている人だったら、きっとこの気持ちを理解してくれると思う。

階下で何事かが起きているのが私達の様子で解るらしく、シロちゃんの姿も見えなければ声も聞こえない２階のジャムとゴマが落ち着かない。

ゴマは何度も枕トイレでオシッコし、それはまだ良いのだが、お尻を上げてするのでＰＣ本体に掛かったり、枕の下の防水シートまで濡らしてくれたり、ジャムは私にまとわりついては噛む噛む、蹴る蹴る。

いいよ、いいよ、何をしても。

みんなで毎日、少しずつ我慢して、少しずつこの幸せを噛み締めようね。

家族なんだもの。

ゴマ

ま、いいわ
またシッコするから

Nov. 18, 2010