2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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メラ

あら、どうも・・・

May. 18, 2011
メラ
2011年5月18日 水曜日

昨日の雨が嘘のように良く晴れた。

そして空気が乾き、 風もなく、爽やかな一日となった。



こんなにも良い季節は、ほんの束の間だ。

間もなく梅雨に入り、冷たい湿気に悩まされる事だろう。真夏のように湿度も温度も高ければまだマシなのだ。エアコンで温度も湿度も下げれば済むのだから。

だけど湿度だけ高くて気温がそう高くない梅雨時は、一番厄介だ。



今のうちに、この素晴らしく快適な季節を満喫しよう。



なに、どこへ出掛ける必要もない。

庭に出れば良いのだ。



人気のない公園に隣接し、直ぐ脇には木々しかない山の斜面という我が家は交通至便とし言い難いけれど、自然環境にだけは恵まれている。

一日中野鳥たちはやかましい程大声でさえずり、植えたばかりの庭の草花は次々と蕾を咲かせ、木々の緑は若くて美しい。

この新緑を今のうちに堪能しておかなくては、あっという間に緑が濃くなってしまう。

若葉の美しさは、何ものにも代え難い価値がある。



なんだ、葉っぱも人間も一緒なんだな。

若い方が瑞々しくて美しいなんて。

当たり前か、それが「若い」という意味か。



でも、散り際の葉っぱだって捨てたもんじゃないぞ。

虫食いだらけでも、色んな色が混じり合い、若葉の頃には無い複雑な美しさがある。

人間も、かくありたい。




夜、ルスのお迎えに行く。

食べられるようになって退院出来るかどうかではなくて、退院させて様子を見てみましょうという事だ。



案の定、まだ食べられないとの事だった。

静脈点滴を外して貰い、カラーを着けられたまま診察室に連れて来られる。



再度スクリーニングして戴いていたようで、数値で見る限りはどこにも問題は無かった。

帰宅して食べるようであれば月末頃に、食べないようであれば明日にも連れて来て下さいと言われる。

それでも兎に角、ルスの心を落ち着かせ、少しでも安心させる為には家に連れ帰りたい。



彼女が本来居るべき場所でならば、多少の痛みや、ついこの間まではあった奥歯が無い事への違和感、縫い合わされている糸への不快感などがあったとしても、自発的に食べてくれる可能性は高いはず。



これは賭けだ。

でも、私達とルスの間にある信頼と愛に賭けよう。

先生もそれを承知してくれているから、退院させてみましょうと言ってくれているのだから。





カラーは着けたままの方が良いのでしょうか?と尋ねると、口の中をいじってしまい縫ったところが裂けてしまうようだと、その時は再手術になりますから・・・と言われる。

そんな事だけは避けたい。

次回、月末に状態を診て戴くまでの間、カラー装着のままで我慢して貰おう。





ルスはキャリーに入れられる事には少し抵抗したものの、入ってしまうとおとなしくなった。

そして帰る道中、家が近づいてくると大声で鳴き始めた。

何か感じるのだろうか。家の近くまで来ると、見えなくてもそれが解るのだろうか。



そう言えば、カワムラさんもそうだったっけ。

みんな何かを感じて、家が近づいて来ている事が解るんだ。

それが磁気なのか匂いなのか、私達には計り知れない何かを感じる能力が猫にはあるのだろう。






家では、暫くはケージで過ごさせるしかないだろう。どれだけ食べたかをチェックする為にも、そして傷が治るまでの間、安静を保つ為にも、室内に解放してしまってはそれが出来なくなる。

ここが多頭飼いの弱みだ。

巨大なシロちゃんケージが空いているので、そこにお入り戴く。



トイレとご飯、ハイポ水をセットして、ベッドはシロちゃんのベッドのまま。

シロちゃんを室内に解放した後、みんなが出入り自由になったこのケージのシロちゃんベッドは、マーゴですらお気に入り、ルスも気に入って寝ていたベッドだ。



ルスが大声で鳴くと、リマとナムが直ぐに駆け寄った。

リマはケージのフェンスの隙間から手を入れてルスに触れようとする。

流石、仲の良い姉妹だ。

泣かせる。




シロちゃんもやって来て、ケージの扉の前に張り付いている。

カワムラさんが降りて来ていてルスを心配しているのか、それとも「そこは俺の場所だったんだよ〜」と主張しているのか、兎に角、ずっとその場を離れずにルスを見守っている(ように見える)

泣かせるじゃないか。





でもそんな事にほだされて解放してしまう訳にもいかないし、リマやシロちゃんを同じケージに入れてやる事も出来ない。

何たってリマもシロちゃんも、とてつもない「舐め猫」なんだから。

折角安静を保とうとしているルスの顔面や口元まで、きっとカラーなんかものともせず、舐めまくってしまうに違いないのだ。

ダメダメ。

この2匹にはカワムラさん魂が入っているから、兎に角「舐める」のだ。

舐めて舐めて、「もういいよ〜」「しつこい!」と言われてもお構いなしで舐めてやる超猛烈舐め魔なのだ。





シロちゃんと共に暫くケージの前に付き添っていると、ルスは直ぐにトイレに入り、大きなオシッコ玉を作った。

限界まで我慢していたんだろう。

入院中には慣れないペットシーツの上で仕方なくお漏らししていたけれど、本来ルスも他の猫たちも、トイレでしかしないのだから。






さて、その後の様子は、また明日に続ける事にして、私達は留守にしていた間に溜まった仕事や雑事を片づけてしまおう。





兎に角、ルスは家に戻った。

そして安心し掛けている。

今夜はそれだけでも充分だ。






後は、カワムラさんの魂が可愛い孫娘ルスを守ってくれると思う。



カワムラさん、有り難う。

こんな風に貴方のDNAがリマやシロちゃんにまで受け継がれているなんて・・・
メラ

いらっしゃいませ

May. 18, 2011
メラ

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