2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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ジャム

身体は巨大でも

Jun. 11, 2011
ジャム
2011年6月11日 土曜日

昨夜からの雨が、今朝はかなり強く降る。

ああ、またこんな土砂降りでは、ダメになる草や花が増えるだろう。

あんまりだ。






午後、雨が上がったので庭に出て見ると、インゲンの実がまた育っていた。

昨日収穫してから後はずっと雨降りだったのに、それでも成長するものなんだろうか。

凄いぞ、インゲン。底ヂカラあるじゃん。





またしても20本ほど収穫出来た。

もう嬉しくて嬉しくて、殆ど小躍りしそうになりながら、でも、しゃがんでいるので踊れはしないけれど、喜びに打ち震えながら慎重にハサミを使う。



たった1個のタネから、こんなにもたくさんの実が生るんだ。

タネは全部で22個蒔いてあるから、一体何本のインゲンが採れるだろう。但し、小さな実が大分落ちているし、ハサミをさっと使っているつもりでも、「パチン」という衝撃で落ちてしまう小さな実もある。

可哀想だけど、そんな程度で落ちてしまうようでは生きて行けっこない。

しっかりせよと言いたい。






これからパンジーやビオラが出て来る初冬までの間は、弱っちい花苗なんか植えるのは止めて、大きな野菜栽培用のプランターを日当たりが一番良い一角にズラリと並べ、私達はお百姓の仲間入りをしようかと話す。

でも難しいものは作れない。

トマトや茄子なんかは、かつてベランダ栽培であっと言う間にダメにしてしまった苦い経験を持つ。



いっそ「インゲン専門農家」になろうか。

インゲン好きだし、美味しいし、それもいいね・・・と、こうちゃんも言う。

「イチゴ農家」なんてのもあるんだし、「インゲン農家」があってもおかしくないよね。



但し、売るほどには作れない。

それを収入源として食べて行くなんてとんでもない。

そもそも我が家で食べる分すら足りないだろう。

プランター栽培だもん。






よし、晴れたらプランターと土と種を買い足して、また種蒔きをしよう。

農業って素晴らしい。

長い月日を掛けて育てた収穫物は愛しくて美味しくて、そして貴重だ。

お日様がますます有り難く感じられる。




夜、料理をしながらいつもの雑巾掛けをする。



明日は妹に料理を何品か送る予定だ。最近すっかり体力が落ちて、1日に1品くらいしか作れないでいたけれど、ただ病気である自分にも優しい夫にも甘えていただけかも知れない。

やれば出来る。

やっぱりそうなんだ。



しかし、テキパキと次々に家事をこなさないと発送に間に合わない。



順序よく材料を投入して後は鍋に任せたら、その間にする事は雑巾掛けに限る。

仕事を初めてしまうと集中し過ぎて、鍋の事などすっかり忘れて折角の煮込み料理を焦がしてしまった事が何度となくある。

それが雑巾掛けだと、何度も何度も雑巾を濯ぐので、常に鍋の存在が間近にある。

吹きこぼしてしまう事もなくなった。





跪いて床を拭いていると、手元でアンちゃんがチョロチョロし始める。

さっきまで寝ていたくせに、雑巾掛けを始めた途端に姿を現すって、どういう事だ。



小さくて動きが速くて、まさにネズミのようだ。

狭いところで身を縮めるようにし、苦労して床を拭いている私の周りを素早く駆け回る。



「はいはい、邪魔、邪魔」と言っても、ウォーミングアップが終わった障害物競争はますます調子が出て来るらしい。

私が動かしている手元を巧みにジャンプして走り抜けたり、這いずって雑巾を掛ける私の背中に飛び乗って、私を馬代わりにしてそのまま移動したりもする。

これで泳ぎも達者ならトライアスロンで活躍出来るよ、アンちゃん。





アンちゃんは軽いからまだ良いものの、かつてミュウが私が背中を丸めて少し屈むと、必ず即座にテーブルの上から背中に飛び乗った事を思い出す。

あの大きくて重たいミュウだったら乗せたまま移動なんか出来なかっただろうと考えて、ちょっと可笑しくなる。

笑ってミュウを思い出せる事が嬉しい。



可愛かったね、ミュウ。

重たかったよ、ミュウ。







そのミュウ並みに重たくて柔らかいジャムが、床にベッタリと寝そべっている。

さっきまで椅子で寝ていたくせに、私が床を雑巾で拭き始めた途端に床に寝そべるって、どういう事だ。



「邪魔、邪魔、退いて、退いて」と言っても、自分が巨大な障害物であるという自覚は無いらしく、ジャムの身体の直ぐ際まで拭いても退いてはくれない。

ちょいとだけジャムの足を持ち上げて、その下を拭こうとすると、いかにも文句ったらしい口調で、だけど猫の言葉で「なによ〜!」とか「やめてよ〜!」と言う。

せめて拭き終えた場所で寝そべって欲しい。



超巨大ナメクジのように、床にへばりついて私の邪魔をするジャム。

可愛いんだけど、言う事を聞かない事ではアンちゃんと良い勝負だ。






ゴマは掃除の邪魔なんかしない。

私が何をしているのか、そして自分はどうあるべきなのかを知っているのだ。

私が寝ようとするタイミングで枕トイレでシッコするのだって、ちゃんと考えてしているのだという事を私も知っている。



トイレ枕のカバーをはみ出してシッコを飛ばしたり流したりしてくれる時だって、そろそろシーツや毛布を洗った方が良いかな?と思っていた矢先なのだ。

だけど疲れているし眠いし、また明日にしようか・・・と、「直ぐやる」気持ちが挫けそうになっていると、それをゴマ様が決断させてくれる。



お有り難うごぜえます、ゴマ様。

でも、毎日は洗わなくても良いような気がする時もごぜえますんで、そこんところだけは宜しくご配慮お願い致しますだ。へえ。






仕切られていないダイニングと寝室兼仕事部屋の拭き掃除が終わると、次はドアで仕切られた階段の踊り場へと移動する。

途端にジャムがうるさく鳴き喚き始める。

それは「アタシもそっちに行く〜!」「戻って来て〜!」と聞こえる。

でもドアを開けたってそこからこっちに出て来る勇気なんかジャムには無いし、戻って来いと言っても、5分もしないで戻るのは、毎日の手順を見ていれば知っているはずなのだ。



それでもジャムは、ドアの向こうに私の気配があるのに自分と一緒でない事を凄く不安がる。

そんなにも求めてくれているジャムが可愛いし愛おしいけど、雑巾掛けをしている最中は「あ〜うるさい、うるさい、直ぐそっちに戻るでしょうよ」と乱暴に言い放つ。



実際、余りにもうるさいので、「そんなに聞きわけが無いと、たまちゃんのお嫁さんにしちゃうよ」とか「オマエはシロちゃんと結婚するか?」と言ってやる。

かつては「カワムラさんのお嫁さんになるか?」と言うのが恒例だった。

これからは「クロちゃんのお嫁さん」というのも加わるだろう。

いずれも、それぞれの理由でうるさく懲り無く鳴き続けるオスだ。

そしてジャムが一番嫌う・・・いや、怖がるタイプなのだ。





深窓の箱入り娘、ジャム。

余りにも引きこもりが過ぎて、そんなにもゾウアザラシのように太ってしまったのかな。

近頃ではパパに「デブリー」なんて呼ばれて。



ジャムはオスなんか要らないんだよね。

ただただ欲しいのは、パパとママが揃った状態で、自分がその真ん中にどっかりと居る事だけなんだよね。



デブリー、ラブリー。
ジャム

顔は小さいんだよ

Jun. 11, 2011
ジャム
ジャム

ラブリーなら
良いけど

Jun. 11, 2011
ジャム
ジャム

デブリーじゃヤダ

Jun. 11, 2011
ジャム

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