猫雑記20111207

2011年　CAT'S EYES & CAT'S HANDS　

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アンダ

小さくて綺麗な横顔

Dec. 7, 2011

2011年12月7日　水曜日

新兵器投入

晴れた。

ケコちゃんが、エアーマッサージ機（>>こちら）を、足が浮腫んで浮腫んで仕方ないと言う私の為に、わざわざ日吉まで電車で持って来てくれた。

お母さんの為に買ったものの心臓のペースメーカーを入れているから使えないという事で、使われずにあったらしいのだ。

先日うちに来た時、私がトイレに行っている間にこうちゃんと話をして、私に使って欲しいと言ってくれたらしい。

今日は都内で用事があるからと、うちには寄らずに駅で手渡すだけにすると言う。

凄～く重たいのに、いや、凄く重たいからと言って、改札まで出迎えた私には持たせず、近くに停めていた車まで持って来てくれた。

ケコちゃんにも妹にもこうちゃんにも、いたわられてばかりの役立たずな私。

情けないなあ・・・９０も過ぎたお婆さんみたいだ。

ちょっと感傷的になるが直ぐにリセット

夜、ご飯を食べている時につけたＴＶに松田聖子が出ていた。

体型も顔も綺麗だな・・・と思いながら見ていると、しょっぱなに「瑠璃色の地球」を歌った。

それを聴いていたら涙がボロボロと出て来た。

良い歌だから？

勿論、凄く良い曲だとは思うけれど、そうじゃないんだ。

この曲を聴くと、マツモト先生の病院の待合室を思い出す。

朝と晩の２度ずつ。毎日ミュウを連れて行っていたほんの１週間ほどの光景が、まざまざと蘇る。

この曲のオルゴールにアレンジされたものが、繰り返し小さな音で待合室に流れていた。

その時は松田聖子の曲だなんて事も知らなかった。

この曲を聴いたら、あの時の気持ちになってしまって、どうにも悲しくて切なくて堪らなくなる。

殆ど先が無い事を告知された上で、通い続けたあの日々。

ミュウがあんなに突然、規模の持てない状況に陥ってしまうなんて、信じたくなかった。信じられなかった。

夢の中のような、雲の上を歩いているような、そういう気分がずっと続いて、火葬場に向かう車の中でも夢の中の風景のように感じていた。

あれからどれだけ時間が経ったのだろう。

思い出さないように、考えないようにしている、愛する我が子との別れの瞬間。

なのに、この曲が一瞬にして私達をあの時に立ち返らせてしまう。

こうちゃんも同じらしく、この曲を聴くと切ないよなあ・・・と言っていた。

良い曲なんだけどね、最高に。

♪朝陽が水平線から・・・なんて箇所を聴くと、夜明けの直前に逝ってしまったミュウへの、あの時の気持ちに余りにフィットし過ぎていて・・・

辛いよミュウちゃん。

もっともっと一緒に生きていられると思ってた。

あれが私の人生に於ける、悲しいお別れの始まりだったんだなあ。

だけど、どんなに悲しくても辛くても、生きて行かなければならない。

そうだとしたら、悲しんでいては大切な事をし損う。

それは大きな悔いとなって自分の人生をも損うから、楽しい事を考え、楽しみ、そして力を振り絞って努力する事が、私を救ってくれるんだと思う。

誰も私を救えない。

どんなに愛する人や猫であっても、それは不可能だ。

自分で自分を救うしかないんだ。

オーライ、解ってる。

ちゃんとやるよ、自分の事だもん。

とりあえず、今夜は料理を凄く頑張った。

スープなんか２種類も作った。

妹の引っ越しが近付いていて、勤めながらの引っ越しでは忙しくて暫くおちおち料理も出来ないだろうからと思って、お得意の買い溜め「ジップロック」に１食分ずつ詰めて送るのだ。

父と母の新しい仏壇に飾る燭台も送る。

仏壇を妹が買い、ローソク立てだけ姉が買う・・・というのも何とも情けない。

しかし妹はこんなにたくさんの猫は飼っていないし、こんな姉をいつだって許してくれるのさ。

アンダ

ども、アンちゃんだよ

Dec. 7, 2011