メラ
ママ、グラマーになりたいの?
Oct. 22, 2012 |
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2012年10月22日 月曜日 |
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良く晴れて爽やか。
だけど毎日、日に4回も洗濯するのは疲れるなあ。
人間だろうが猫だろうが、子沢山で増えるのはご飯代だけじゃない、洗濯の回数よ。
朝、キッチンに居ると、聞いた事の無い野鳥の鳴き声がしきりに聞こえる。
キッチンの出窓と屋根の庇の間の狭い隙間に、何らかの鳥が巣を掛けたのだろうか、盛んにエサを運ぶ気配やらエサをねだっているような鳴き声が室内に聞こえてくるのだ。
それはもう、窓を閉めて室内にいる猫たちがビックリする程の大声で、ピチュピュグチュグチュグツグクツグツ・・・という感じで。
ツバメだろうか。
いや、ツバメの子育ては春だよね?
何があるのか、目視出来るかどうか外に出てみたものの、地形のせいで、そこはガレージから数えると3階部分の出窓となるのだ。
あまりにも高い場所で、しかも出窓の上だから全く見えない。
ならば室内から・・・と窓を開け覗いて見ても、ちょっと位顔を出した程度では、出窓の上というのは見えない場所だった。
ろくろ首にでもならないと見えない。
そう言えば、私は中学生の時、「ろくろっ首」というあだ名だった。
男子同級生がそう言っていたのだ。
それまではずっとオデコをからかわれるあだ名ばかりだったのが、中学生になると同級生の面子が変わり、そいつらは私の首を特徴として捉える事に決めたらしい。
当然、首が長いという意味なのだろうが、自分で鏡を見ても別段首が長いとは思えなかった。
短くはない。それは確かだ。
でも長くもない。
モディリアーニの描く女性の絵のような、あんな長い首ではない。
だけど、その後何年もしてから、同級生のお母さんが「あの人、どうしているかしらね、ホラ、あの首の長い子」と言っていたと聞いた。
だから、人によっては私の首は長く見えるらしい。
しかし、あいつらにとってはどこでも良かったはずだ。
おそらく身体的な特徴を無理矢理見つけて、それを誇張して騒ぐだけなのだ、奴ら「猿」連中は。
身体的特徴からあだ名をつけるのが良いか悪いか、いまどきの教育現場がどんな按配であるのか知らないが、当時はそんな事でいちいち傷ついたりしてはいられなかった。
何たって、同級生の女子には「ガマ」というあだ名をつけられている子すらいたのだ。
「ガマ」ですよ、「ガマ」。
だけどあまりにイメージがピッタリだったせいか、「ガマ」は女子生徒からも「ガマ」と呼ばれていた。
「ねえ、ガマ」「なによ」って感じで本人も応えていたけれど、本心ではどんな気持ちだったのだろう。
そんな事でいちいち反論していたら余計に苛められたり騒がれるだけだという事を、「ガマ」は知っていたのかも知れないな。
「ガマ」には兄さんが何人もいたみたいだから。
精神的に鍛えられて、私なんかよりも人格的に大人だったのだ、きっと。
ああいう女性こそが、良いお母さんになったんだろうな。
「ガマ」から比べたら、「ろくろっ首」程度で済んでいればマシな方だろう。
まだ男子が猿を脱皮出来ていなくて、心身ともに野蛮な年頃の話だ。
その後、私は男女別学の高校に進むのだが、私が知らない間に男子はもう「ガマ」だとか「ろくろっ首」だなんて言って面白がる猿ではなくなり、女子に上辺だけでもデリカシーを持てる「人間」に変化していた。
何時の間に「猿」の毛皮を脱ぎ捨てたのだろう。
あれこそが「第二次性徴」だったのだろうか。
男女間にとって大事な年頃の3年間を別学で過ごしてしまったツケを、私はその後、長く支払う事になるのだが、それはまた別のお話。
高校に入ってから随分して、私は自分のあだ名の頭に「ヒラメ」という言葉が付け加えられた。
「ヒラメの***」という具合に。
薄っぺらい身体をしているという意味だろうが、またしても身体的特徴をからかわれていた訳だ。
実は私、高校生になってから、跳び箱が得意である事を知った。
と言うよりむしろ、同級生たちが跳び箱を苦手になっていたのだ。
確か高校3年にもなってから、跳び箱をさせられた時の事だ。
跳び箱なんてするのは、一体何年ぶりだっただろう。
ある日の体育の授業の事だった。
跳び箱の段数を上げ、踏切板を離して行くと、飛べるのは私ともう一人、バスケット部のスポーツ万能で負けず嫌いの女の子の二人だけになってしまった。
面白がった先生が、二人に対決をさせた。
私は体育の授業なんかこの世から無くなってしまえば良いと思っていたし、誰から見てもいかにもそう願っていそうな、存在感の薄い女の子だった。
対決相手はレスリングでもきっと成功したであろうような身体つきで、タックルなんかされたら私は死んでいたかも知れない位に思える、気合いの入った女の子だった。
きっと先生は楽しんでいたのだと思う。
時々体育の授業をサボる私をこらしめる気持ちも手伝って。
でも私は負けていなかった。
ロイター板をうんと離しても、簡単に飛べた。
そうは見えなかったかも知れないけれど、私の足腰は今からは信じられない程強かったし、そもそも走るだけでなくハイジャンプやロングジャンプも含め、陸上競技全般が得意な位だったんだ。
高校では陸上競技が授業に無いから、その先生が知らないだけで。
最後の対決では、先生が「これで飛べるかい?」と言って、ロイター板をとんでもなく離したら、私は自分でも思いがけずヒラッと飛べたんだけど、彼女は手を着いた途端に跳び箱が崩れそうになって、そこで中止になった。
筋肉量の多い、「ジュニアヘビー級」タイプの身体つきの彼女は、私の1.5倍くらいの体重があったし、勢いがついているからもっと荷重が掛って、手を着いた位置が手前過ぎると、跳び箱は先が浮いてしまうのだ。
つまり、ポイントは、踏み切り板からどれだけ飛べるかというところに掛かっていたのだろうと思う。
滞空時間が短くて手を着くのが早過ぎると、跳び箱の手前に手を着いてしまう事になる。
そこに彼女のような重量級が、着いた手でまた飛ぼうとするから、荷重が余計に掛かってああいう事になるのだ。
踏み切り板を遠くにする程、跳び箱にはちょっぴり手を着くだけで飛ばないといけないのだ。
それはきっと、「跳馬」に近い感覚かも知れないな。捻り技は無いけれど。
しかし跳び箱が崩れそうになり、危険だからとそこでストップとなってしまった。
結果はうやむやにされてしまったけれど、私の勝ちだ。
先生は私が勝つ事を望んでいなかったのは明白だった。
それでは先生の描く勧善超悪のシナリオに反するからだ。
私は長いスカートを穿いたり、薄っぺらいカバンを持ったり、煙草を吸ったりするような不良なんかでは全く無かったけれど、先生に好かれるタイプでも無かった。
それどころか、殆どの教師に嫌われていたような気がする。
努力して、意欲的に物事に立ち向かう者が勝つ・・・体育の女の先生はそういう結末を望んでいたはずだ。
だけど私が勝ってしまった。
サラリ、フワリとね。
あれは、私の高校時代の唯一の武勇伝かな。
後はもう、殆ど晒し者と言える位、徹底的にやられましたよ、体育の女教師には。
そう言えばあの女教師の体型は、対決相手のバスケット部の生徒とおんなじだったよ。
プロゴルファーの岡本綾子のような、ああいう感じね。
ところで跳び箱対決は、クラスを仕切っていたグループからは大変褒められた。
「よくやった」と言うのだ、あのガッツとボリュームを向こうに回して。
しかも、ヒラリと飛ぶ様子はとりわけ横から見るとヒラメのように見えたらしく、その日から「ヒラメの***」と呼ばれるようになったのだ。
正面から見ると普通なのに、胸の薄い体型は、横から見たら、別に跳び箱を飛ばなくたってヒラメっぽく見える。
よくぞその時まで言われないでいたものだ。
中学生の時、男子が気づかなくて良かった。
50を過ぎ再びあの頃の体重になってみたら、自分でも、なるほど薄っぺらでヒラメだなと思う。
この体型は、気をつけないと歳よりもずっと老けて見える。
背中を丸め、お腹を突き出して見たら、まるで90過ぎのお婆さんだ。
わざわざそんな姿勢をとった訳じゃない。
あばら骨にヒビが入って、毎日コルセット着けていた時、一番楽な姿勢で鏡の前に立つと、とんでもなく年老いたお婆さんが映るのだ。
「こうちゃん、大変、大変、お婆さんになっちゃった」
「そんなポーズしているせいだよ」
その鏡は、自分の近未来を映し出す鏡なのかも知れない。
長生き出来たとしたら、私はきっとこういうお婆さんになるんだ。
そう思ったら、太らなくちゃ、もっと胸を厚くして、ふくよかなお婆さんにならなくちゃ・・・と思った。
今から筋肉質にはなれないだろうけど、脂肪はつけられる。
脚立から落ちても、もっと脂肪のクッションがあればダメージが少ないだろうし。
もう上らないけど、脚立には。
確かにメラは、うちで一番大きい。
太っているというだけじゃない、長さも骨格もナンバー・ワンだ。
大きい弟たちも太刀打ち出来ないし、年老いて若干小さくなったぶーちゃんよりも体重はあるだろう。
メラ、9キロ超に違いない。
8キロだった頃のジャムよりも遥かに大きいんだから。
そもそも猫じゃないよね、メラは。
トラかオスライオンだよ。 |
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禁煙60日目。
今日は糠床の塩加減やら、キュウリの漬かり具合やら、新しいロットの米の水加減やら、ミネストローネに入れた玄米の柔らかさ加減やら、ちょっとした「加減」を見るのに気ぜわしくて、煙草を忘れていた。
ホッと一息ついて煙草を吸いたいと思い実際に吸う幸せと、煙草を求めずにいられる幸せと、どっちが良いだろう。
嫌煙家にとっては当然後者だろうけれど、ホッと一息で一服・・・こんな至福は無いと今でも思う。
死ぬまで思うだろう。 |
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(千夏ちゃんと一緒にご縁を戴きました)
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