2013年 CAT'S EYES & CAT'S HANDS 
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2013年6月25日 火曜日 (禁煙306日目)



私の通院。

頭が痛くて、予定していた時刻になかなか起きられなかった。

時間が無くても、化粧はしないけれど朝食は食べる。



「カズエちゃんは、持病はあっても身体の細胞が丈夫なんだろうね」

こうちゃんがいつも感心する。

「ちゃんと食べているからだろうね」



そうだ、どんなに忙しくても、どんなに悲しい時でも、ご飯はちゃんと食べるし、お腹が空く。

それはもう「ちゃんと」過ぎる位で、むしろ節制しなければならない。

それが今日、またしても証明・指摘・警告されてしまった。

ガラ

ガラちゃんてしつこいの?

(それ、昨日の話題でしょ?)

Jun. 25, 2013
ガラ
ガラ

ママだってしつこいでしょ?

(それはそうですけど・・・)

Jun. 25, 2013
ガラ

誰がそんな指摘をするかと言えば、当然、医師である。

今日の血液検査の結果では、持病に関する項目の数値は概ね安定していた。

しかしLDLコレステロールと中性脂肪が、ドーンと撥ねあがっていた。

それはもう、危険な位に。






まあいいや、それはこれから修正を掛けて行くんだ。

煙草だってやめられたんだもの、食事の節制くらい屁のカッパだ。

たかが朝食にバターを「食べる」事をやめれば良いのだ。






しかし、医師の褒める健康的な年寄りになろうとすると、人生の楽しみをどんどん手放す事になる。

そんな事で良いのか?

若くて健康に自信があった頃には、楽しみを捨ててまで長生きしたいとは思わないとうそぶいていた。

だけど扶養家族が増えて、今はまだ死ねないと思うと、リスクを冒せない。



猫を置いて突然死は出来ない。

父を失い、母を失って、私は何歳だろうがどんなに健康的に心掛け良く暮らしていようが、人は死ぬ時には突然だろうが死ぬんだと肝に銘じた。

だから肺の白い影を見せられて、そけが父と同じ病名をチラつかされて、煙草をやめた。



煙草は・・・しつこいようだけど・・・私の最高の友だった。

どんな時も一緒に乗り越えて来た、35年来の友だった。

その友を裏切ったのだ。



しかしまあ、その友も年々高級品になって来てしまい、倹約の余地を見出さなければならない私としては、付き合いきれない友になっていたのも事実だ。

共に裏切られたのは私の方か?

いや、禅問答の真似ごとはやめよう。










時間が前後するが、病院に着いてからの出来事をざっと書き留めておく。



驚くほど早起きの年老いた患者たち(さほどの年寄りでは無い私も含まれる)は、自主的に順序正しくロビーの椅子に座り、7時半に整理券が発行されるのを待つ。

まだ30分ほどあるので、私は持参していた本を読んで過ごす事にした。

重たくぶ厚い単行本を取り出した時に気づいた。



財布が無い!



お金は無くても良いのだが、病院の診察券も保険証も、それからカードで支払いする為のクレジットカードも、全て財布の中なのだ。

診察券だけ忘れたならば、有料だけど再発行もして貰える。

しかしお金もクレジットカードも、そして月に一度確認する為の保険証も、全て無いときたら、もうアウトだ。



しまった、昨日、買い物に行った時、バッグを替えたんだ。

それで財布をそのままにしてしまった。

だって疲れていたんだもん・・・では済まないが、まあそういう事実関係だ。





ああ、もう、何て事だ。

もう今日はダメかな?

いっそ帰ってしまおうかとも一瞬だけ考えたけど、受診しない限り鎮痛剤の追加処方もあり得ない。

アブナイ表現に聞こえるかも知れないけれど、薬を手に入れる為に真面目に病院通いしているようなものなのだ。






薬に頼らない方が良い?

勿論そうです。

私も長年そう思って耐えておりました。



でも、線維筋痛症になってみれば解る。

薬無しで本当に生活が出来るかどうか、私のように2年近く薬無しで我慢してから改めてそう言って欲しい。

痛みで眠れず、もうへとへとで、それでも仕事も猫家事も放り出せない日々がどういうものであるか、わずか1ヶ月でも良いから体験してから、そんな理想を言って欲しい。



痛みというのは、本当にその度合いが計り難く数値化出来ないものだし、他人には全く推し量り難いもので、私も他人の痛みは解らない。

解らないから、余計な事は言わないようにしている。

愛情を持っているという証に、黙って受け入れる以外無い。

私には解ってやれない、軽減してやれないのだから、全てを受け入れて、支えたい気持ちを表すしかないんだ。



でも、誰にも解って貰えずとも、私は私を褒めてやりたい。

よくぞあの期間に自殺せずにいたね・・・と。



しか師今は薬が合って、かなりコントロール出来ている。

あの痛みが無いだけで極楽だ。

何でも出来る。

ぐっすり眠れる。

食べただけ太る(これは良い事なのか?)。







ともあれ、私は今日、いつも通りの薬を手に入れないといけないのだ。

ここは、こうちゃんに財布を届けて貰えるようお願いするしかない。



先ずは落ちついて、整理券を受け取ってからの話だ。

それが今日これから受ける検査や診察など全ての順番を決めるのだから。



整理券は7番、ラッキーセブンだなんて言っている場合じゃなかった。

家に電話すると、こうちゃんは直ぐに出た。

そして財布を持って来てくれるようお願いした。



約15分後、

病院の外で待っていると、見慣れた車がやって来た。

助手席に私の財布が鎮座している。

ごめんね、有り難う・・・と丁寧に、申し訳ない気持ちを込めて言う。

「今後は前日に準備だな」とこうちゃんは、少しムスッとして言う。

解ってるよ、元々、忘れものなんかするタイプの人間では無いのだ。

昼になっても帰宅出来ない時の為に、昼の鎮痛剤も持ったし、他にもデジカメやら本やら色んなグッズを用意して来たというのに、財布だけが入っていなかったのだ。



ああ、でも、いつぞや免許の更新に二俣川の試験場までわざわざ行って、古い(現行の)免許証を忘れた事があったっけ。

あの時も、仕方ない、帰るか・・・とこうちゃんは言い、それだけで間抜けな妻を責めないのだけれど、ちょっとムスッとしていたっけ。

あれはどうして、そんな事が起きたのだろう。

もう思い出せない。

鎮痛剤が効いているせいもあるし、歳のせいか大量に吸っていた煙草のせいか、脳細胞が加速度的に死滅しているせいもある。





こうちゃんが診察券や保険証を届けてくれたお陰様で、8時の総合受付には8番目に済ませられ、そのまま血液検査に回る。

検査は3番目、あっと言う間に終わり、但し尿検査が困った。

オシッコが殆ど出ないのだ。

仕方なし、コンビニに行ってお茶を買い、それを飲んでから再度チャレンジ。

やっと25ccほど採れたので、それを提出する。

病院にて 病院内のコンビニでお茶を買う

Jun. 25, 2013

検査が済んでしまえば、9時ま診療まで時間がたっぷりある。

約40分間、どうして過ごそう。

持って行った本を読もう。

いや、その前に血圧と体重を計っておかなければならないのだ。






今日は、左手の血圧が脈圧が小さくて測定不可になってしまい、少し歩き回ってから3度目にやっと測定出来た。

最高血圧が74、最低が52.。

右は違う。

最高が106、最低が65.



いつも左右の血圧は違う。

もうこの3年間ほど、左手の脈は採れないのだ。

左の鎖骨下動脈閉塞があるとの事。

細い血管が出来て代りを務めているのらしいのだが、脈が採れる程には活躍していないらしい。

年月が経過すれば太く成長しないのかな。

いつまでも細いままなのか。

このままで良いのか?





ま、それもあってコレステロールやら中性脂肪やらに注意せよという事なのかも知れない。

たまたま鎖骨下動脈の閉塞だけ発見されているけれど、脳のどこかにもあったら・・・と思うと怖い。

鎮痛剤のせいだとばかり思っていたけれど、物忘れの酷さは脳梗塞ではないのだろうか。

まあ、考えても仕方ない。



じっと座りこんで本を読むのはやめて、病院内をウォーキングする事にした。

気休めかも知れないけど、少なくとも読書よりは健康的でしょう。





階段を歩いて上がり、再度2階に行く。

目の前にはレストランがある。

ショーウィンドウが目に入る。

病院内レストラン  Jun. 25, 2013
病院にて


お腹も空いていないくせに、食べ物が見ていたい。

私のお気に入りは、オムライスとハンバーグだ。

この食品サンプル、うちにも欲しい。
オムライスのサンプル

Jun. 25, 2013
病院にて
ハンバーグのサンプル

Jun. 25, 2013
病院にて




2階の廊下から、1階の吹き抜けのロビーが見える。

ガラガラに見えるけど、そうではない。

ベンチが並んでいる場所はももう患者でぎゅうぎゅうなのだが、ロビーが広くて、そこは見えていないだけだ。

病院にて 2階から見下ろす1階ロビー

Jun. 25, 2013


内科の受診が、食事内容の見直しを指摘される以外は特に何事もなく終わる。

次の予約と薬の処方が済んで、眼科へと回る。

まだ9時20分だ。





こちらの待合は、とてつもなく混んでいる。

外科や整形外科の待合も兼ねているせいだ。



患者は老人が多い。

いや、老人専門病院ではないかと思う位だ。

私など、とてつもなく若年なのだ。

若者ゼロ、子供ゼロ、多少若い人がいるとしたら、老人の介添えの人だが、付き添っている娘らしき人が既に私より年上つぽい。

介護や付き添いをさんざんした経験から、さぞや大変だろうと推察する。



車椅子の患者も目立つのがここの待合の特徴だ。

大抵は付き添いの人の座った脇に車椅子を着けている。

それが可能な位、新しい病院にはスペースの余裕がとられているのだ。

素晴らしいね、流石、川崎市。




ところが、このお婆さんの介添え人は、自分の脇に車椅子を置かずに3人書けのベンチの真ん中にピッタリと寄せて、自分はそのベンチの右端に座っていた。

だから誰も座れない。

それでも私は、狭くなっていた左端に何とか座った。

病院にて 非常識な車椅子の置き方

Jun. 25, 2013

付き添いの爺さんはなかなかお洒落で、文庫本を読んでいる。

時々、妻らしき婆さんに声を掛けている。

いや、妻では無いのかもしれない。

もしかしたら母親なのか?



いずれにせよ、付添い人が既に老人である。

老老介護の多さを目の当たりにする。

多分、これが標準になって来るのだ。







やっと座れる場所を見つけて、腰に着けて行った歩数計を見る。

1848歩か。

病院内の廊下だけでこれだけ歩くのは、何周もしたんだぞ。

歩数計   Jun. 25, 2013
病院にて


そして私のバッグ。

ここに財布が入っていなかったという訳だ。

バッグの中   Jun. 25, 2013
病院にて

長く待たされて苛々した時に匂いを嗅ごうと、手作りのサシェまで持参して行ったくせに、財布を忘れた間抜け。

暫くは忘れられない。

でもいつかは忘れてしまって、また同じようなミスをしないとは限らない。



因みにこのサシェは、先日作ったばかりの月桂樹の匂い袋だ。

葉を小さく千切って詰めてあるが、握ると清冽な良い香りがする。

何度と無く、顔の前でそっと握っては苛々を鎮めた。



う~ん、これは役に立つ。

仕事中にもデスクに置いといて、時々香りを嗅ぐと良いかも知れない。

持参した月桂樹の匂い袋

Jun. 25, 2013
病院にて

今日は内科の方が早く終わったお陰でトントン拍子に進み、昼にならないうちに眼科の検査や診察も終えた。



実は眼科の女医さんが私は大好き。

優しくて、笑顔が綺麗で、とても丁寧に説明してくれる。

何より、私の顔を見て話をしてくれる。

それがどれだけ患者に安心感を与えるか。



私のケースは珍しいのだと言う。

硝子体出血だけ単独で起こるという事は、あまり無いのだそうで、やはりSLEが起こしている現象だろうと言う。

それから網膜浮腫は改善して来ているようだ。

まだレーザー手術など行う必要は無いでしょう・・・との事で、このまま経過観察する事になる。

良かった。




シェーグレンによるドライアイは、2秒と目を開いていられない程なので、かなり悪いらしい。

角膜にも傷が一杯ある。

今回は目薬を出して貰う事にした。

これまでにも市販の点眼液を使ってはいたのだが、自分で適当に選んで買うよりも、眼科の医師が選んでくれるものの方が安心な気がするから。



つまり、それだけこの先生を信頼しているという事かな。

それでも手術や入院は嫌だけど。

だから全身症状のひとつとしての目の異常をこれ以上悪化させない為には、全身症状を起こしている持病を悪化させない事だ。

その為にどうすればよいかは解っている。

なかなか守れないだけで。









会計待ちが一番長かった。

では読書が出来るかと言えば、検査の為に瞳孔を開く薬を点しているので、まだ眩しくて文字が良く見えない。

仕方ない、また病院内を歩く事にした。



あちこちを細かくチェックする。

貼紙の大きな文字を読めるだけ読み、どこに何の部屋があるのか新たに発見もし、待合室の壁際にこんな鉢植えが飾られているのも見つけた。



誰かの寄付だろうか。

山野層なのかな、涼しげで、野趣があり、綺麗だった。

病院にて 待合室に飾られた鉢 2点

Jun. 25, 2013
病院にて


会計を終え、薬局で薬を受け取り、どちらでもたくさんお金を払い(と言ってもカード払いだが)、またこうちゃんに迎えに来て貰う為の電話をする。

来る道は解っているので、ピックアップして貰う場所は決めず、途中まで歩くと告げる。






病院を出て直ぐは、舗道もない、路側帯は狭く、しかもコンクリートのどぶ板の上を歩く事になる。

危険は無いはずだが、コンクリートのどぶ板というものがどうにも不安を掻き立てる。

何故だろう。



中学1年生の夏の出来事を思い出した。

物置にストックの塩を取りに行って欲しいと母に頼まれ、庭から物置に回った。

外は暗かったけれど、コンクリートの下水口の蓋が白くボーッと見えた・・・と思った瞬間、すっぽりと穴に落ちた。



当時は、新築して引っ越してまだ数ヶ月の頃で、何らかの追加工事が入っていた。

それでトラックが踏んで割れてしまったコンクリートの下水の蓋を、父が外しておいたらしい。

その蓋を外した下水口に、私が落ちたという訳だ。



向こう脛には打ち身、腿に葉切り傷、それがガールスカウトのキャンプの前夜で、とても荷物を背負って戸隠までは行けないだろうと言って、不参加の電話を母がしていた。

結果としては、それでもキャンプには行ったのだけど、怪我が痛いとか何とかよりも、あの、一瞬で落ちた感覚が忘れられない。




こじつけかも知れないが、それでどぶ板の上なんか歩くのは嫌なんだ。

信用出来ない。

その下には空間があるんだぞ、そこにコンクリートの板をかぶせてあるだけなんだぞ、割れて落ちないとは限らないんだぞ・・・と無意識に感じているのかも知れない。



だから、なるべくどぶ板の上を歩かずに、車道を歩く。

やがて、綺麗な舗道が出現する。

やっとホッとする。

綺麗な舗道

Jun. 25, 2013
病院にて
綺麗な建売住宅地

Jun. 25, 2013
病院にて

かつて日本の基幹産業の研究所だった跡地が、新興住宅地になった場所だ。む

どの家も南仏風のデザインで、狭いが綺麗な庭を持っている。

バラが素晴らしく美しく咲いている庭があったのだが、家の中から丸見えなので、写真を撮るのは憚られた。





舗道が濡れている。

どうやら雨が降ったらしい。

道理で蒸し蒸しすると思った。

このまま家まで歩いたら、汗だくになってしまいそうだ。

やっぱり迎えに来て貰って良かった。






3往復もさせてしまって、ごめんね、こうちゃん。

ありがとう。

お陰様で、今回も無事に通院は終わりました。

ちょっとだけ「無事」じゃかったけど。

今後は重々気をつけます。
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