2013年9月5日 木曜日 (禁煙378日目)
昨夜半から遠くで地鳴りのように、不吉に不気味に鳴り続けていた雷が、明け方にはいきなり近くでドカーンと落ちた。
雨も、ずっと断続的には降っていたけれどそんなに強くなかったものが、「よし、行くよ?」ってな感じで3秒くらいの予告をしてから、爆発するかのような土砂降りが始まった。
予告と言うのは、いかにも予告だった。
今までの雨粒とは明らかに違って来た感じの、大きな雨粒が屋根に当たって大きな音を「バラッ」、「バラッ」とまばらに数秒間落としてから、ドラムの連打のような本番が始まったのだ。
外に居た人、生き物は慌てただろう。
当然、ジャムは雷と大きな雨音に怯えてベッドから転げるようにして降り、狭い所で固まっていた。
大丈夫だよ、パパもママもちゃんと居るよ、ジャム、ジャム、こっちにおいで・・・な~んて、どう呼び掛けたって聞こえてやしない。
ジャム
だって怖かったんだもん
Sep. 5, 2013 |
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結局は大変な豪雨となり、午前8時頃の通勤ラッシュ時に、電車や徒歩の人達は悲惨だった。
あの雨の中を歩くなんて、それは冒険に等しい。
♪行け、行け、カワグチヒロシ、ドンと行け~♪
そんな歌を口ずさみながら、気合いを入れて仕事に向う戦士たち。
いや、こんな時にそんな歌を思い出すのは不謹慎か。
横浜ではまた今回の豪雨で崖崩れがあったようだし、うちの裏の公園の崖も危険な状態のままだ。
危険な状態のままと言うより、どんどん危険度を増しているように見える。
真上の家の人は平気なのかな?
下に来て見たら驚くと思うけど。
公園課の人にも、町会のお偉いさんにも伝えたけど、ちゃんと危険ゾーンのお宅には伝えたのかな?
ジャム
照れ隠しにペロペロ
Sep. 5, 2013 |
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ジャム
デカいなあ、ジャムの手
Sep. 5, 2013 |
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ジャム
ベロもデカいよ
Sep. 5, 2013 |
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ジャム
そして長いし
Sep. 5, 2013 |
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ジャム
ザーリザリだよ
Sep. 5, 2013 |
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もしこれで真上のお宅に危険な出来事が起きたりしたら、そのお宅は、貰い火で全焼して以来の災害だ。
その家事を知っている人も、あまり居なくなった。
だって、こうちゃんが大学生の時の家事だもの。
まだ公園も無くて、そこはススキの原だったという。
何度か書いたよ、この件は。
そしてこの件は、意外な方向に発展して行きそうなので、また別の日に続きを書きます。
正義の為にだけ頑張るぞ、うん。
家の中を撮るシリーズ。
これらは、メキシコ製のブリキのマグネットです。
どうやら私、マグネットが好きなんですね。
写真だとちょっと不気味な手。
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メキシコのマグネット5種類
不気味な手
Sep. 5, 2013 |
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猫だってこんな色よ |
そしてハート色々 |
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薄いブリキで出来ていて、ちっとも精緻に出来ていなくて、チープな感じが良い。
このデザインや色彩って、日本人ではちょっと考えないかも・・・。
不気味な手や、ハートから出ている炎だかイソギンチャクのようなグニュグニュ・・・ちょっと「ヒルデガルト・フォン・ビンゲン」の幻視の絵のようではありませんか。
たとえば、こんな絵・・・見た事ある方もおられるでしょう。
私は、妹が送ってくれた「ビンゲンのヒルデガルトの世界」(種村季弘著 青土社発行)を時間を掛けて読んでいるところなので、とても馴染みがあるイメージなのです。
ま、ヒルデガルトという人についての入門書ですね。
因みに「ヒルデガルト・フォン・ビンゲン」とは、中世ドイツの修道女にして預言者。
・・・というだけのカテゴリーでは括れない、凄い人なのです。
ビンゲンで自分が院長となる女子修道院を作り、修道院で修道女たちが歌う讃美歌を自ら作曲した。
医学・薬草学に強く、ドイツ薬草学の祖とも称される。
また神学者、説教者である他、宗教劇の作家、伝記作家、言語学者、詩人であり、また古代ローマ時代以降最初(ギリシア時代に数名が知られる)の女性作曲家とされ、近年グレゴリオ聖歌と並んで頻繁に演奏されCD化もされている。
中世ヨーロッパ最大の賢女とも、12世紀のダ・ヴィンチとも言われる万能の人であったのだ。
しかしヒルデガルトは生来身体が弱く・・・と言うより、幼い頃からずっと重い病気を患っていて、幾度となく死の淵を彷徨ったという。
そんなハンディがありながら、多岐にわたる分野で優れた才能を発揮し、広く名声を得ていたのだ。
ヒルデガルトにあやかろうと押し掛けて来た修道女が増え過ぎて、独立して修道院を作るまでになったという事だ。
齢50を過ぎてから自らの修道院を作り、十字軍遠征の果てのあらゆる暴力にまみれたあの時代に、例外的に自らの修道院を世俗の僧院管理人に軍事的保護を求める事なしに、無傷のまま守り通した。
それだけを見ても、並大抵の才覚では不可能だっただろう。
更には、病弱でありながら、あの時代には珍しい長寿で、80過ぎまで生きた。
妹が何らかのメッセージを込めて私にこの本を託したのかどうか解らないけれど、丁寧に読んでいる。
夕方になると目が霞んで小さな文字が見えないので、丁寧に読まざるを得ないんだけど、本は超速読派だった私としては、もどかしくて情けなくて・・・。
本をバラしてスキャンして、PCか電子ブックリーダーでもって、大きな文字で読みたいわ。
種村氏は、昔、翻訳の作品しか知らなかった。
私は卒論を書く為に幾つかの関連票論を読む必要があって、その中にグスタフ・ルネ・ホッケの「文学におけるマニエリスム」というものがあったのだが、それが種村氏の翻訳だった。
当時、世の中を知らない私は、ああいうものを読んだり、書いたりして生きて行けたら良いのに・・・と願った。
修道院に入りたいとすら思ったのだ、この欲の塊りのような私が。
けれど、そうは行かなかった。
会社勤めして、結婚して、離婚して、また結婚して離婚して、またまた結婚して猫を一杯保護して我が子として、その間もずーっと働いて働いて・・・こんな人生になるようになっていたんだな。
ヒルデガルト程の才能は無いけれど、ピアノもソロバンも語学もやった。
社会に出ると経理も営業もやった、マーケティングも編集もやった、PCで地図も間取り図も嫌というほど書いた。
仕事で必要とあれば、得手不得手に関わらず何でもした。
う~ん、何でもというのは正しくないな。
女性らしい事が求められる仕事は殆ど何もして来ていない。
化粧すらしないで済まされるような、そういう仕事しかして来ていない。
だから今でも、どうしても化粧が出来ない。
顔に何か塗ると、顔が苦しいような気がするのだ。
別に厚塗りしている訳では無いのに、顔が苦しくてファンデーションが濡れない。
もう口紅もつけない。
だからおしぼりで顔が拭ける。
だけどおしぼりが出て来るような店には殆ど行かない。
馬鹿言ってんじゃないよ・・・と叱られるかも知れないけれど、今の生活はもう、私だけの修道院で生活しているようなものかも知れないのだ。
こうちゃんはこうちゃんで、誰の承認も権威付けも必要なく、生来の正しい坊さんだし。
それで良いのだ。
何も途中に介在する必要は無い、神や仏とは、直接関わるものなのだから。
あ~、ご心配無く、どなたにも布教なんかしませんからね。
弟子も信者もおりません。
サイト運営と猫の保護活動は、どこかの誰かが悔し紛れに醜い悪口を言うような宗教なんかじゃ一切ありません。
バカバカしいとは思うけど、そう揶揄されるのは悪くない。
妬まれてナンボ、揶揄され中傷されてこそ存在証明もあったというもんです。
それすら私自身は自分の外に求めていないし必要としていないのだけれど、雑音は雑音として存在していれば良いのです。
私は夫と猫たちと共に、少しずつ隠遁生活に向って参ります。 |
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