2014年5月22日 木曜日 (禁煙634日目)
昨日の雨が上がり、朝からカラリと晴れた。
・・・と思ったら、いきなりゴロゴロと雷鳴が。
雷はどんどん近付いて来て、本格的な雷雨となった。
ジャムは雷雨に怯えて、変な声で鳴いてベッドから床に下り、床に平べったくなっている。
幾ら「大丈夫、大丈夫」とか「ママがここに居るよ」と言ってなだめても聞いていない。
大きな身体を縮め、床と一体化しようとしている。
床のフローリングの色が保護色となっているから、忍者になって「木の葉隠れの術」を試みているのかも知れない。
何たってパパは子供の頃、忍者だったそうだから(あくまでも本人の弁です)。
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ジャム だって雷嫌いなんだもん
May. 22, 2014
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ジャム え~っ、臆病じゃないよ
May. 22, 2014
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ジャム 用心深いだけだよ
May. 22, 2014
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フローリングの上でジャムやゴマがペシャンコになっていたら、実際、床と見分けがつかなくて踏むか蹴飛ばすかしてしまいそうで怖い。
この暗い部屋に、サビ猫が2匹だけで良かった。
フレアとイオ、マーゴまで居て全員床に落ちていたら、まさにサビ猫木の葉隠れ。
部屋は暗いわ、目が霞むわともなると、シロちゃんやタマちゃん、ルス、シャインみたいな明るい色の猫でないと、気をつけていないと見えないよ。
何故そんなに部屋が暗いのかと言えば、建て増しした際に窓をつぶしてしまったせいで、ダイニングキッチンには、北側の出窓以外に窓が無いのです。
だから昼間でも電気をつけない事には何か出来ないんだけど、歩き回る程度だったら、小さい窓からの薄明かりだけで済むはずなんだ。
節電もしないといけないしね。
だから暗い床にサビ猫が寝ているのは困るんだ。
そろそろベッドの上だと暑いのかな。
ひんやりした床の上が気持ち良いのね、きっと。
こんな事なら、床の色をもっと明るくしておけば良かったのかも知れない。
それにしても、怖いもの無しの怪獣だったのに、ジャムはいつからこんなに臆病になってしまったんだろうと。
やはり2度の腫瘍切除手術と3年前の「3.11」、そういう体験がジャムを恐がりにしてしまったんだろうな。
無理もないよね、可哀相だったね・・・とまた甘やかしてしまう私たちなのです。
何度かBSで観た番組なんだけど、また最近観る機会があって、今夜の深夜にもまた再放送してくれていた。
NHKハイビジョンスペシャル「小さな狂言師 誕生~野村萬斎・親子三代の初舞台」
2004年に放送したドキュメンタリーだったらしい。
その再放送を初めて見たのが、確か一昨年頃だったかな。
狂言師・野村萬斎の長男・裕基君(当時3歳)が、狂言『靭(うつぼ)猿』の子猿役を務めることになり、萬斎の父・万作とともに親子三代で初舞台を踏むまでのドキュメンタリーだ。
伝統の舞台に向けてお祖父ちゃんに根気強く稽古をつけて貰う裕基君、そして厳しく指導する父親。
その対比が、それぞれの真理が垣間見えて興味深い。
番組の後半には、『靭(うつぼ)猿』の舞台を全編じっくり見せてくれる。
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お祖父ちゃんと孫との稽古の様子
まだ右と左が解らなくて、月を仰ぐ手を間違えてばかりいる。 |
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休みの日には優しい父親を演じる、若き日の野村萬斎。
公園でセミ捕りをしているところ。
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本陣の舞台で、祖父と父親と、立派に共演する裕基君。
子猿の無邪気な仕草が可愛い。 |
今はもう、中学生になっているだろう裕基君。
3歳の時にしか出来ないであろう子猿の役が、兎に角愛らしい。
失敗してお父さんに叱られ、泣きながらも次はちゃんとゆりますと、丁寧な言葉で言っていた。
いい子なんだなあ、可愛いなあ・・・と思う。
祖父も父親もかつて悩んだように、やはり伝統芸能を受け継ぐ立場に疑問を持ったり、悩んだり、反発したりもするのだろうか。
是非この素晴らしい伝統を引き継いで欲しいなあ・・・と観ているだけの無責任な他人の私は、軽く言う訳だ。
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