2015年3月31日 火曜日 |
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暑い位に暖かい。
しかも空気も乾燥していて、風が強い。
この風でスハギやヒノキの花粉もバッチリたくさん飛んでいるらしい。
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ペロ ママったら、桜、桜って・・・
Mar. 31, 2015
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ペロ 桜のサクラじゃないの?
Mar. 31, 2015
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おっ、上手い事言うじゃん、ペロ君も。
まあ、今の時期だけは許してよ。
一年待ち続けて、ほんの1週間くらいの花の命なんだから。
昼ご飯として作ったドライカレーを、急遽「庭で食べようか」という事になり、弁当箱に詰めてお茶と共に持ち出す。
公園の桜がそろそろ見頃で、花見客も2組ほど、お弁当持参で来ていた。
私達も質素なお花見を開始する。
但し、場所だけは特等席だ。
公園に乗り出す船のデッキのようなうちの庭の、際に置いたテーブルでお弁当を食べる。
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庭から公園を望む Mar. 31, 2015
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シートを広げて座っている花見客が見えるでしょう?
かつてはこのテーブルの所にも、桜の枝が張り出して来ていたんだけど、伐採されてしまった。
桜は殆ど腕をもぎ取られ、寂しい枝ぶりになってしまっている。
年毎にどんどん枝が少なくなり、哀しい。
風が強くて、桜の枝が揺れる。
まだ咲いたばかりなので、花弁は殆ど散らない。
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公園の桜 Mar. 31, 2015
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公園から我が家を望む Mar. 31, 2015
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この季節のまま、時が止まってしまえば良いのに。
春の野菜には何となくどれも苦みがあって、これからグングン伸びる為の栄養が詰まっているぞ~!という感じの強い香りがして、一年のうちでも最も美味しいような気がする。
こんな菜花が買えたので、調理するまでの間、水に入れておいた。
綺麗な黄色。
そして緑の濃い葉と茎。
本当は何の菜っ葉なんだろう?
所謂「菜の花」というものとは違いますよね?
そしてその菜花は、こうして食べられてしまうのでした。
菜花と山うど、ボイルしたヤリイカ(子持ちです)の酢味噌掛けです。
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菜花と山うど、ヤリイカの酢味噌掛け Mar. 31, 2015
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う~ん、美味しい。
思わずシャンパン(ハーフボトルで500円ナリ)を開けちゃいました。
この酢味噌掛けは、数日前からずっと頭の中でイメージしていた料理でした。
特に「料理」という程の物ではないのだけれど、確固たる味のイメージが出来上がり過ぎてしまっていたので、ドンピシャの味に仕上がって満足の1品となりました。
酢味噌は、妹が亡き母から引き継いで、馴染みの酒屋で買って送ってくれる白味噌と、酒、砂糖、純米酢で自分の好みに作ったものです。
以前、手抜きして市販の酢味噌というのを使ってみたら、甘過ぎたし、かすかにえぐみも感じた。
多分、人工的なうま味調味料を使っていたのではないだろうか。
本当は溶き辛子も加えた辛子酢味噌にするはずだったのだけれど、ほのかに苦味のある菜花や香りの爽やかな山うどには合わないと判断してやめた。
たとえば鯖や鯵の酢〆とか、マグロ赤身のブツとネギやワカメの、いわゆる「ぬた」には、辛子も加えた酢味噌和えにするのが好き。
ああ、春が来たなあ・・・と思う。
酢飯や酢味噌和えが食べたくなるのは、決まって春の訪れを感じる頃なのだ。
そして春は何かと悲しい想いを呼び覚ます。
おセンチにならないようにしているつもりでも、父と母の亡くなった春と、ミュウやマーゴ、カワムラさんの亡くなった秋の日は、柔らかい陽射しの中に何とも言えない哀しさが溢れている。
そんなに遠くない将来、愛するものとまた会えるだろう。
だけどその時、そこにこうちゃんは既に行っているのか、それとも後に残してしまうのか・・・
どのみち辛い別れはまだまだ経験しないといけないんだなあ・・・と思うと、思っただけで哀しいよ、まったく。
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