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2016年7月23日 土曜日 |
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ジニー永眠。
うっすら覚悟はしていたけど、それはやっぱり突然で、あっさりした旅立ちだった。
朝も昼もいつも通りテーブルの上でご飯を食べ、指を突き出せば鼻をくっつけてクンクンしてくれた。
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ジニー 大好きなクンクン
Jul. 23, 2016
※この「クンクン」は最近のものではありません、少し前の写真です。
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保護した時が何歳だったかは解らないけれど、少なくとも仔猫ではなかった。
うちに来てから間もなく10年が経とうとしていた。
保護した時は、飢餓状態で骨と皮だっただけでなく、脱水が酷くて水分が10パーセントも無い危険な状態だと先生に言われた。
カンピロがたくさんいたのに、全く下痢する事も出来ない程、体内の水分が失われていた。
一旦は太って元気になったものの、あの長期間の飢餓状態はさぞかし身体に大きなダメージを与えていただろうと推測出来る。
写真で見るよりもっとずっとガリガリで、顔も実物はもっと細長く、フェレットでさえもっと丸顔じゃないかと言う位だったし、全体がヒョロヒョロと長いヘビのような猫だった。
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ジニー 保護(うちの子になった)当日
Jul. 23, 2016
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ジニー うちの子になって2週間
だいぶ元気になりました
Jul. 23, 2016
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ジニー うちの子になって1か月
ふっくらして可愛いジニー
Jul. 23, 2016
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ジニー うちの子になって1年
別猫のように太ってしまいました
Jul. 23, 2016
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たくさん食べて身体はコロコロに太り、どんどん丸顔になって、最高に可愛くなっていったね。
仔猫のように快活で、ウンコ・ハイの時の鳴き方はそれはそれは大きくて、しかも高い声だった。
保護して元気になって以降、目やにひとつ出した事が無く、下痢もせず、健康に問題を感じさせる事は全くない、手の掛からない健康優良児だった。
昨年末あたりからから少しずつ痩せて来て、食べてもなかなかプックリした横広顔のジニたんには戻らなかった。
元気が無いという事は無く、オシッコの回数が増えるでもなく、これはもう高齢ゆえの衰えなのかも知れないと覚悟した。
すっかりお婆ちゃんぽくなって、もう長くないだろう事は予想していたんだけど、それでも余りに突然だった。
いつものように、炬燵の敷物の上で眠ったまま逝ってしまった。
ゴマの死からわずか1か月、可愛いジニたんまでが逝ってしまった。
ジニーは紛れもなく我が家の天使だった。
新しい子が入っても、ジニーのお陰でみんな直ぐに先住猫たちと馴染んで仲良くなった。
どういうメンツで猫団子が出来ても、必ず核になっているのはジニーだった。
ジニーはぶーちゃん部屋の無邪気で可愛いアイドルで、みんながジニーを愛していた。
いや、その前にジニーがみんなを愛していたんだよね。
家庭内野良ばかりのぶーちゃん部屋の猫たちだったけど、奇跡のように血の繋がりも無い全員が仲良しで、いつもべったりだった。
抱く事の出来たぶーちゃんが死んでしまってからというもの、誰にも殆ど触れなかったけど、猫同士が仲良しで元気なら抱っこなんか出来なくてもいいや・・・と思って諦めた。
警戒心の解けない家庭内野良の子たちがとても楽しそうに見えたのは、ジニーの明るく屈託のないキャラクターが際立っていたせいだろう。
そしてジニーが膠のように、みんなをくっつけてくれていたんだ。
ジニーはオスともメスとも仲良く出来て、大きなぶーちゃんやタマちゃんとも、少し空気を読まないチャボや特に警戒心の強いタムやシャインともとっても仲良くしてくれていた。
とりわけレンとのラブラブぶりは、見ていて本当に微笑ましかった。
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ジニー いつもレンと仲良し
Jul. 23, 2016
※うちの子になって1年後くらいの写真です
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ジニー レンを舐めてやる
Jul. 23, 2016
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ジニー レンが大好き
Jul. 23, 2016
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ジニー レンからも愛されて
Jul. 23, 2016
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ジニー 二人はラブラブよ
Jul. 23, 2016
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レンはタムというきょうだいを失い、愛するジニたんを失い、さぞ寂しいだろう。
レンも小さく痩せてしまって、長くはないと思える。
これからは次々と悲しい事が続くと思うと、本当に怖い。
有り難う、ジニたん。
あの時、よくぞ鳴いて存在を知らせてくれたね。
あと半日保護が遅れていたら、助からなかっただろう。
あの晩からは冷たい雨が降って、衰弱していたジニーには朝が迎えられたとは思えない。
ジニたんを助ける事が出来て、そして一緒に暮らす事が出来て、私たちは大きな幸せを貰ったよ。
有り難う、おやすみ。
レンもシャィンもタマちゃんもパパもママも、みんな間もなくそっちに行くから、それまでぶーちゃんにくっついて暖かくしていなさい。
こんなに辛い思いをするなら、もう生き物とは暮らさない・・・といつも思う。
でも、全ては神様の思し召しのままに。
ジニーを愛して下さった皆様、有り難うございました。
苦しむ事なく、良い子のジニたんは旅立ちました。
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