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2016年10月18日 火曜日


昨日と肌寒かったのに、今日は夏日だ。

昼近くに、凄く暑くなってしまった2階には冷房を入れた。

湿度も高いようで、換気扇を回しているだけでは済まなくなった。

やれやれ、いつまで暑い日があるんだろう。

アンダ
アンダ   アンちゃんは暑くないよ
Oct. 18,  2016

アンダ
アンダ   寒くしないでね
Oct. 18,  2016


解ってるよ~アンちゃん。

だからこそママは、不経済で非効率的、反エコだと自覚しつつ、10分おきに冷房にしたり送風に切り替えたりして、冷え過ぎないように注意しているんだよ。

みんなアンちゃんの為だよ・・・なぁんてね、いい加減、恩着せがましいよね。

ホントはママが、カビとダニが増えるのが嫌だからなのよ。



どうも慢性肺炎らしいのだけど、まだハッキリしない。

私はカビのせいかな?と思う。

さて、この後はどうなるかなあ(色んな意味で・・・)


夜、クリント・イーストウッド監督・主演の【グラン・トリノ】を観る。


これも何度目か解らない。

イーストウッド監督作品では一番好きだから、DVDも買ったし・・・。



だけど放映していると知れば、何度目だろうがやっぱり観てしまう。

それ位好きだし、いつも言う事・・・見る度にセリフや映像に新たな発見があって、ストーリーを楽しむだけが映画鑑賞の楽しみではないのだ。

今のところまだ1作目の【ダーティ・ハリー】の方が回数を多く観ているけど(なんたって古い作品だから)、やがては並んでしまうかも知れない。



しかし、こっち(グラン・トリノ)の方がしみじみと大人向きの作品だ。

作り手であり主演のイーストウッドも長い人生の中で多くの経験を積み重ねたし、老いの悲哀も自覚しているようだし、観客である私達も長く生きて色んな経験を積んで来た。

そしてイーストウッド映画を殆ど全て繰り返し繰り返し観て来た事で、作品全般に貫かれているイーストウッド特有の人生哲学や男の美学のようなものをしっかりと受け止めて消化して来た。

そんなものと相まって、何度目だろうと感動する。






【グラン・トリノ】とは、主役の老人が所有する米国フォード社製のヴィンテージ・カーの事だ。

「トリノ」という車名は、「イタリアのデトロイト」と称されるトリノ市に由来している。

映画のタイトルともなっているこの72年型の「グラン・トリノ」は、同車種の第三世代であり、自動車評論家からは「顧客に所有する喜びを与える、生真面目なスタイリングである」と評された大衆車だ。


しかも彼が所有するのは「グラン・トリノ・スポーツ」という、2ドア・スポーツルーフのモデルである。

その高性能サスペンションは「乗り心地を犠牲にせずに優れたコントロール性能を実現した」と評されるものであった。

それは長年フォード社で車を組み立てて来た彼(ウォルター・コワルスキー)の誇りでもあり、彼自身の生き方の美学の象徴でもあるのだ。



真面目に生き、頑固で皮肉屋だけど、強くて優しい、またクールなようでいてとぼけたユーモアもあり、しかし戦争で人を殺した過去の自分を許せずにいる、そういう老いた男が自分の人生をどう終わらせるか、その美学のお話だ。

どのシーンひとつ切り取っても、そこにはあらゆる作品で観て来た、イーストウッドが演じて来た男たちの生き方や性格が、見事に貫かれている。





イタリア系の床屋とのやりとりは、まさに悪態の応酬なのだけど、それはお互いの信頼関係があってこそのものであるのは勿論だ。

そして、世界中の色んな国からの移民が寄せ集まって世界一の大国を形成しているアメリカという国の多様性や、それぞれの特有な国民性の名残りをも垣間見せている。

多様な移民たちの作る社会だからこそ、そこで守らなければ平穏には暮らせないという最低限度の暗黙のルールというものがある。

それを頑固爺のウォルトが床屋のマーティンと一緒に、タオに教えるシーンがある。


イタリア系の床屋と、ポーランド系のウォルト、そしてアジアの少数民族モン族の少年タオのシーン。

これも実は、ウォルトの優しさなのだろう。

今は難民としか見なされず、何かと肩身の狭い思いをしている貧しい移民だとしても、ひたすら真面目にコツコツと働いて、人としての最低限度のマナーを守って暮らしていれば、アメリカという国はちゃんと自国民として認めてくれるんだ・・・と教えているようでもある。



ところで、この床屋の看板に「Martin's Barber Shop」とあるのを発見して、2人で顔を見合わせて笑ってしまった。

先日、ここでも話題にしたばかりの「Barber Shop」だ。

なるほど、やっぱり「Barber Shop」というんだな・・・でもイーストウッドの出ている映画でばっかり見ているなあ、この床屋の看板。







一番楽しいセリフは、ウォルトの家の地下作業室の壁にズラリと並んだ、おびただしい数の道具類を見て、驚いたタオが聞くシーン。

「これ、どうしたの?」

「泥棒には信じられないかも知れんが、全部金を出して買ったんだ」


少し前に、タオは悪い奴らに脅されてウォルトの家に車を盗みに入り、見つかって銃で追い払われたのだが、その罪の償いとして母親と姉に命じられて、ウォルトの家に手伝いに来ていたのだ。






この頑固ジジイは人嫌いで、心配してくれる若い神父にも、離れて暮らす息子たちにも、普通だと可愛くて仕方ない孫たちにもウンザリしており、誰にも心を開けず、誰も受け入れない。

保守的な古い時代の男なので、アジアから訳の分からない移民が近所に増えて、すっかり街が様変わりしてしまった事にも苦々しい気持ちでいたのだ。



しかしタオの聡明な姉のスーに、隣家で行われているお祝いの集まりに半ば強引に招待され、料理をご馳走にな。

すると、その料理がとても美味しいものだから、すっかりご機嫌になってしまう。

「米食い虫」と呼んで、あんなに忌み嫌っていたアジアからの移民たちなのに、「アンタたちは素晴らしい」などと言って食べている。

本来は気の良い、愉快な男だったのだろう。

朝鮮戦争での忌まわしい体験や、時代や価値観の移ろい、肉親との気持ちのすれ違い、そして妻を失った喪失感と自らの老いなどが、彼を渋くて固い殻に閉じ込めてしまっただけで・・・。






このウォルト見ていたら、うちの夫も遠からずこうなりそうだと心配になった。

こうちゃんだけじゃない、ひたすら仕事と家族への責任に生き、忙しくて地域社会との交わりからは縁遠く、子供たちからは理解され難い孤独な男たちは、日本にもたくさん存在しているはずだ。




どうか、私が先に死んだとしても、一人きりで閉じこもっていないで、信頼出来る友人との関わりに於いて、人生の楽しみを見出して欲しい。

お節介焼いて訪ねて来てくれる神父はいないけれど、妹が生き残っていてくれさえすれば、こうちゃんの良き友として身近で接してくれるだろう。



でも、私だってまだまだ死なない(つもりだ)

私が死んだ頃にこうちゃんと妹が生きていても、もはや相当なジジイとババアだ。

但し、妹はこうちゃんと10歳違うので、幾分は若い。

宜しく頼むね、妹よ。




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