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2016年11月16日 水曜日 |
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やや寒くなる。
ナムはもう、ヒーターの前に張り付いて寝ている。
暑くないのかなあ・・・
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ナム 暑くなんかないわよ
Nov. 16, 2016
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ナム あ~っ、停めないで
Nov. 16, 2016
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ナム なんだ、スイッチ入れ直したのか
Nov. 16, 2016
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そうよ、ナムちゃん。
時々スイッチを切って入れ直さないと、連続運転時間が来てしまって、知らない時にスイッチ切れちゃったりしたら大変でしょ?
ま、暖房していないと「大変」と言う程、寒くはないけどね。
あなた達ときたらうんと暖かいのが好きだから、結構気を使って管理してるのよ。
気も使うけど金も使ってる・・・なぁんてね、いや、こっちの話。
あなた達は何も心配せず、ぬくぬくしていらっしゃい。
野良時代には寒さに凍え、痛い目に遭って苦労したんだものね。
うちの子になった今や、もう死ぬまで王侯貴族のように振る舞っていいんだよ、パパとママに対しては。
私達はあなた達の下僕ですから。
でも私にも下僕が欲しいなあ・・・
今夜は民放のBSで、吹き替え版【ダーティ・ハリー2】をやっていた。
つい先日、字幕版で観たばかりだけど、勿論、今夜も観る。
それがマニアの悲しさ、もとい、喜びというものだ。
山田康雄の、イーストウッドの吹き替えはやっぱりサイコーだ。
口を殆ど開けず、歯を食いしばって吐き捨てるように言葉を発する感じが、表情とキャラクターとピッタリ。
演ずるイーストウッド本人より、声と喋りはハリー・キャラハンらしく感じさせる。
きっとキャラクターへの理解度と表現力は、山田康雄の方が上だったのだろう。
但し、当人は生前、クリント・イーストウッドの吹き替えは、自分では合わないと語っていたと聞く。
自分のイメージとしては、軽くてルパン3世のような調子の良いキャラが合っていたのだろうか。
でも、今夜も見ていて、ちっとも軽くない、渋く仕上げているよ・・・と感心した。
観ている客が、他のどんな声優(失礼、俳優ですね)の吹き替えよりも満足出来ているのだから、いや、むしろ山田康雄でなくちゃ・・・と思っているのだから、どうか草葉の陰で誇っていて欲しい。
山田康雄が逝って、もう20年以上経ってしまった。
享年62歳。
クリント・イーストウッドはその後も元気に映画に出演し、映画を作り続けている。
その後の作品は、山田康雄の吹き替えではもう観られない。
惜しい人を失くしたとは、この人のような場合にこそ相応しいと思う。
でもイーストウッドだって、もう86歳なのだ。
いつまで生きていてくれるだろう。
イーストウッドも長嶋さんも、いつかは逝ってしまうんだ。
寂しいなあ・・・そうしたら。
ま、心配しなくても、私達もおっつけ逝くのだ。
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