2018年3月1日 木曜日 |
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未明から今日一日は台風並みの嵐になる予報が出ていたのに、関東では大した事なく終わった。
暴風やブリザードで大変だった地域もあったみたいだから、「大した事なかった」等とのほほんとしていては申し訳ないのだけれど。
何年か前の春の嵐で、庭のトネリコの大鉢はことごとく倒れた。
そればかりか、日除けとして葡萄棚に乗せてしっかり縛り付けてあった葦簀も、目隠しに使用していたラティスも、文字通り木っ端微塵に壊れていた。
今、葡萄棚は太い柱と四辺の枠組みしか残っていない。
どうすればそこまで滅茶苦茶に壊せるかと不思議になる位、それは物凄い破壊力だった。
あと何年ここで暮らすかと考えると、新たに作り直す気力が起きない。
それに同じ方法で作り直したところで、また大きな嵐が来れば壊れるんじゃないかと思うと虚しい。
弱いなあ、心が。
何度火山が噴火しても、地震で壊れても、全ては神の思し召しと受け入れてそこで清貧な暮らしを続けているインドネシアのどこかの島の人たちの様子をTVで見たが、ああいう境地になれない自分が情けない。
蟻だって蜂だって、壊されても壊されてもせっせと巣を作り直し、短い命を働き続けているじゃないか。
何を失っても、叩かれても、人生計画から転げ落ちても、何度でも立ち上がって、より多くに於いて励めた位、誰よりもエネルギッシュだったはずなのに、私は衰えた。
半年も続いた虫刺されの苦しみと対応で心身ともに衰えてしまっているのか、老いを受け入れきれない故に陥っている鬱なのか・・・それが一時的なものなのかどうかも解らない。
何とか踏ん張って、そういうものを乗り越え、少しでも自分が望む心の在り方を実現する為にも、死にかけの蚕は糸を吐き続けようとしているのだ。
しかし吐き出すものは絹糸どころか、未消化のゲロに近い。
そんなものを人目に晒してはいけない。
客観に耐えるウンコを出すのは本当に難しい。
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2016年のアンダ アンちゃんのウンコは?
Mar. 1 , 2017
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アンちゃんのウンコは、パパとママにとっては「見るに堪える」ウンコだよ。
いつもコロコロの良いウンコが出て、アンちゃんは優秀だねえ。
先日、「ちゅーる」食べ過ぎてちょっとウンチ緩くなっちゃったけどね。
おやつは1日1回にしようね。
強風に話を戻すが、水も地震も火も怖いが、風も充分に怖い。
家の建つ場所の地形によっては、渦巻いて吹き付ける風が思い掛けない程の破壊力を持つ事もあるのかな。
庭が滅茶苦茶になろうが、母屋が無事だっただけでも良かった。
今年の冬は大雪になる可能性が高いという気象予報を昨年のうちから聞いていたので、いざという時に積もった雪の重みで枝が折れないよう、そして鉢が倒れないよう、伸び過ぎていた枝は切り詰めておいた。
これで大雪でも強風でも大丈夫。
冬に落葉しないでいる常緑広葉樹のトネリコは、雪にも強風にも弱い。
剪定は思い切りが大事だと常々感じているくせに、折角大きく伸びてくれたのに可哀想な気もするし、勿体ないような気もして、私はなかなか大胆に切り詰められない。
今年は病み上がりのこうちゃんが張り切って、しかし無理せず毎日枝を切っておいてくれた。
一緒に作業するとつい口出ししてしまうだろうから、全てこうちゃんに任せてしまった。
それに、私ときたらあっち見上げてこっちの枝を拾って・・・などという頭の動かし方をしていると、ふらついてまた転ぶのが怖い。
私は料理と家の中の掃除に励んでいた。
10年後にはもう脚立に上っての剪定なんて、とても危なくてダメだね。
その頃には二人で小さなマンション暮らしがいいんだけどね。
飽きずに朝食のハーブ・ポテトは続いた。
3日目は半熟の目玉焼きを乗せた。
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ハーブポテト半熟玉子のせ
Mar. 1 , 2017
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温泉玉子でも良いのだけど、少し白身が水っぽいのが苦手なんだ。
だから小さいスキレットで目玉焼きをしたら、バリバリに焦げ付いてしまって、無理やり剥がしたらこんなになってしまった。
そして、これで暫く「朝ポテト」はお休み。
だって面倒臭いんだもの、朝から芋の皮剥きは。
今朝は、この冬やはり飽きずに食べ続けたオニオングラタン。
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オニオングラタンスープ
Mar. 1 , 2017
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寸胴に一杯、オニオンスープを作っておく。
バタールはスライスして焼いて、それをジップロックで保管しておく。
毎日買いに行ければ、その都度焼くのだけれど、そうもいかず。
フランスパンの買い置きは無いけど、玉葱と溶けるチーズはある。
そんな時、そうだ、甘くないラスクがあった・・・と思いついて使ってみたら、全く問題なく美味しかった。
そもそもこの料理、パンはスープを吸ってブヨブヨになってしまうのだから、焼いてあってカリカリのパンでもオッケーなんだ。
そう気づいたら、バタールの保管がし易くなった。
水分が無ければカビも出ないのだ。
スープに浸す前に、軽く温める程度に焼き直す。
それからチーズをどっさり乗せて焼くのだ。
焦げたチーズの匂い、最高だよね。
炭火で焼く焼き鳥や鰻の蒲焼きの匂い、秋刀魚や烏賊を炙る匂い、そしてチーズの焦げる匂い・・・これらに勝てる自制心などいまだ持たない。
実はこの冬、1か月以上もオニオングラタンスープを朝食にし続けている。
たまに少し休んで納豆ご飯にしたり、焼いて保管していたバタールも無くてハーブポテトも何回か作ってはみたけれど、基本的にはオニオングラタンスープだ。
凄い高カロリーだろうけど、寒い朝に熱々のオニオングラタンをフーフーしながら食べると身も心も温まるし、理屈抜きに美味しい。
しかし、毎年朝ごはんのブームが違うな、我が家。
毎朝、鍋焼きうどんを食べていた冬もあったし、チーズトーストが続いた年も、朝からおでんを食べ続けた冬もあった。
来年はどうなるかな。
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夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
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