2018年3月31日 土曜日 |
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窓の外は眩しい春の陽射しに加え、散り始めたとは言えまだまだ満開の桜の花のお陰で目がくらみそう。
ウグイスが盛んに鳴き、春爛漫を寿いでいるようだ。
しかしまだ若く、ちょっと鳴き方が下手だ。
「ホーホケコケキョコ」なんて言ってる。
違うでしょ「ホーホケキョ」でしょ、もっと練習しなきゃダメだよ・・・などと突っ込みを入れながら聴いている。
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2016年のアンダ なんだっていいじゃん
Mar. 31 , 2017
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そうはいかないよ、アンちゃん。
ママはそういうのが微妙に気になるんだ。
セリフは下手だけど(セリフなのか、ウグイスの「ホーホケキョ」は?)、音は外れていないからまだマシだけどね。
音と言えば、歌い手が微妙に音を外すのは練習中のウグイスとは比べ物にならないくらい気になる。
頭の中だか胸のあたりだかモヤモヤして、次第に気分が悪くなる。
安室奈美恵の音程の悪さなど言うに及ばず、近頃の岩崎宏美や由紀さおりまでもが高音域でフラットしているのを聴いた時には、老化なのかも知れないけれど、正直がっかりした。
それからBSの自転車での旅番組でも、口笛の曲が流れて、高音が上がり切らないでフラットするのも気持ち悪くて堪らない。
そう言うと大袈裟に聞こえるだろうと解っているけど、フラットしている音を聞くと本当に気持ちが悪くなるのだから困る。
どうも耳の機能と眩暈のような気持ち悪さは、とても密接に関係しているようだ。
それから私に絶対音感があるのも、気持ち悪くなる一因かも知れない。。
その音感は生まれつきなのか隔世遺伝なのか、それと小中学校を通じた年月、ピアノの先生が音大受験を目指させてみっちり「聴音」の訓練をしてくれた事も、後天的に役立ったのかも知れない。
だけど私は音大受験もしなければ、親元を離れてからはピアノの「ピ」の字も無い暮らしをしてしまった。
今ではリウマチの指は思うようには動かない。
今じゃもう、楽器はカスタネットくらいしか叩けないんじゃないか。
それにしても、ピアノのレッスンだけ思い出しても、自力で生きるようになってからと比べ、親に全ての環境を与えられていた娘時代がいかに恵まれていたか思い知る。
父と母には到底追いつけない。
たくさんの恵みを与えてくれたのに、やらせて貰った様々な事を何ひとつ成就させる事が出来なかったと思うと、情けないような申し訳ないような気持ちになる。
でも野良猫に関してだけは、不肖の娘(私の事です)の方が断然詳しいし、親の知らない別世界に足を踏み入れて、途中で放棄せずに頑張っているよ・・・と伝えたい。
あまり関心は持って貰えないかも知れないし、褒めてもくれないだろうけど、兎に角、私が出来る事で真面目に頑張っているし、同じ価値観を持つ人と共に幸せに生きて来られたよ・・・と報告したい。
あの世で父と母に会えたら、真っ先にね。
憤まんの持って行き場のないような問題や不条理は一杯あるし、人智の及ばない不幸な出来事に満ちている世界だとしても、今年も桜が咲いてウグイスや様々な野鳥が綺麗な声で鳴く、ただそれだけで、この世は何て素敵なんだろう。
これでジャムもゴマも(何しろ頭数が多いので、私の愛情の度合いによるものではなく、読む場合の煩しさを避ける為に後の名前は省略します)生きていてくれたなら、どんなにか・・・
いやいや、そういう風に考えてはいけない。
何がどうあれ、春になったというだけで、そして今日は土曜日というだけでハッピーじゃないか。
不幸や足りないものを数えてはいけないのだ。
幸せと、持ち得ているものを数えて、感謝し満たされて生きなきゃ勿体ない。
ここのところ、土曜の夕方には【刑事モース ~オックスフォード事件簿~】を観ている。
今日はその8話目を観た。
ずっと引きずる謎や問題はあるとしても、1時間半枠でちゃんと1話完結してくれる。
1話を半分にして、後編を翌週に回していた【刑事フォイル】とは違う。
こうでなくちゃ。
最初、モース役の俳優ショーン・エヴァンスの顔に馴染めなかったのだけど、それでも観続けていると、次第に役柄そのものに対して愛着がわいてきた。
精神的にとても清潔なところが好ましく思える。
しかし、そんなにもモースを圧倒的に孤独に、惨めな気持ちにさせないであげてよ脚本家さん・・・と毎回思う。
今日のエピソードでは、アパートの向かいの部屋に住むモニカと良い仲になって、ちょぴり幸せのネタが加わったけれど、このままハッピーな物語は続かないらしい。
毎週の放映が楽しみになって来たと思ったら、もう放映予定はあと1回だけで終わってしまい、次のシリーズがいつになるのかすら解らないのだ。
【刑事フォイル】だって、続きはいつ放映してくれるんだろう。
イギリス本国ではもう全て完結しているのに、日本での放映は19話までで、続きの放映がいつになるのかも解らない。
しかも疑ってみれば、本当に放送するとは限らないのだ。
【シカゴ・メッド】だろうが【グッド・ワイフ】だろうが、続きはどうなっているのだ。
【グッド・ワイフ】なんてもう、何年ブランクがあると思ってるんだ。
やる気があるのか?
【クイーン・メアリ】みたいな、言っちゃ悪いが登場人物は色情狂ばかりで下品な、私的には「くっだらない」ドラマなんか次々新シーズンを放映しなくて良い。
早く【フォイル】と【モース】の続きの放送予定を組んで欲しい。
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夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
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