ゴマ

こうちゃん独占

Apr.26,2001

橋本派の反対を押し切って、田中眞紀子さんを外務大臣に就けた小泉新総理。これまでの慣習のように派閥からの推薦を取り付けず、全て一人で1本釣りしたという。石原慎太郎都知事の倅(ノブテルとか言ったな・・・)も閣僚入りだ。組閣人事にそれほど改革的な事を望む必要はないと思うから、野党の党首達がけなしているのを聞いていてもばかばかしいだけだ。ここは意志的にやり方を通しただけでもベストではないか。意志の強い人だとあらためて感じる。これほどヒーロー視されて登場する総理大臣は、初めてじゃないだろうか。今後多少叩かれても、頑張って欲しい。少なくとも私は、勇気を貰った。別に自民党贔屓でも政治好きという訳でもないが。

昨日、みきこんちのトムちんのアクビ写真をアップした。トムは足に若干奇形があり、先日の去勢手術の時に肉球に飛び出していた爪のような角質を取り去る手術もしたのだが、とても元気で自分が可愛い事を良く知っているかのような、誰にでも可愛がられ何をしても許されると思っているかのような末っ子である。実際とても可愛いのだ。遊びに行っても、初対面の時から膝の上で眠ってしまうほどの人なつっこさ。シルバーの毛皮をまとい、氷の国の王子様のようだ。純血のアメショーよりも、むしろ綺麗な程だ。

純血にこだわる人がいるが(うちにも純血種がいるのだが)、何の意味があるのだろう?と不思議に思う。純血種は弱い。人間の場合も、ミックスされると優性遺伝が進むと言う。混血を繰り返して来た人種の方が、美しさに於いても身体能力に於いても優れているような気さえする。猫の場合、混じり合うと何とも想像を超えた美しい被毛が誕生する。しかも抵抗力も強い。「雑種」などという言葉があるが、私は使いたくないと思う。

SOSの15匹といい、みきこんちの5匹といい、いずれも素晴らしく美しい。もちろん、飼い主の愛情をたっぷり受けて育つうちにも顔つきも変わってくると思う。人間同様、性格は顔に出るのだ。そう言えば、寂しげな美男子だったアカは、のんびりしたおとぼけデカ猫に変身してしまった。飼い主の家庭を象徴する猫に変るのだ。

yuzunaさんが旅先の九州で見かけた捨て猫を保護してあげたいという気持ちに、大勢の人が協力をしあう動きが起きた。フィズ・ザビの里親で《Catpeople Net Magazine》のメンバーにもなってくれているおニャアニャンが、自分のところからは遠いのに「私に出来る事であれば・・・」と申し出てくれたりもして、どうなる事かと思っていたのだが、幸いにも宮崎の人がボランティアを申し出てくれているようだ。よかったね、yuzunaさん。これから里親探しの活動も大変だろうけど、みんな応援・協力するからね。

その事だけでなく、先日来抱えている別件のトラブルでも各方面とのやりとりが多くあり、昨夜は寝るのがとても遅くなってしまった。もうそろそろ限界に近づいている。休まなければ駄目だ。我が家のデカ猫は、とうにブウブウとイビキをかいて寝ている。ゴマだけが、しっかりと覚醒してこうちゃんの膝を独占している。まだ若いゴマは遊び足りないらしい。遊び相手が必要だ。早く大崎さんの育てているサビ猫が欲しくなった。小さいだろうね、ゴマの仔猫のように。デカ猫たちはみな優しいから、きっといいように攻撃(遊び)させてくれるだろうし。

デカ猫と言えば何と言っても高知に行ったバビルなのだが、その血縁スジにあたる、横浜山手のお坊ちゃまになったポッポ太郎も相当である。このタレント猫ポッポ太郎はどこへ行っても可愛がられるユニークなキャラクターなのだが、新しいママ・明美さんの息子リュウ君が、ポッポ太郎の歌を作ってくれた。「とっとこハム太郎」というアニメの替え歌だそうだが、私だけが独り占めしては勿体ないほど楽しい素晴らしい作品なので、是非ご覧下さい。良かったね、ポッポ!

『ポッポ太郎の歌』を見る
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