ジャム

窓辺の横顔

Jul. 26, 2003
昨夜は・・・いや、今日の昼過ぎまでは、今頃こんなに元気にしていられるとは思ってもみなかった。今日の歯科治療では、親知らずを抜いた跡の歯茎を切って顎の骨を削る手術をする予定だったから。そんな程度の治療は、そもそも予約時間が30分しかとられていない事からも判るように、大した施術ではないのだろう。実際、歯医者に通う度、隣の席で何やら凄い治療をして大量に血が出ている様子など垣間見るし、インプラントをした事のある人などに言わせたら、私などへこたれの極地である。そうさ、私は首から上の痛みにはへこたれなのさ。

兎に角、夜はもう痛みと精神的な疲れで(大袈裟)更新など出来ないと思い、早朝からせっせと里親募集の更新に励む。午前中でかなりの事が出来た。ここまで集中出来るのが、自分でも信じ難い。若い頃はもっと散漫にしか出来なかった。たまに集中すれば、それでちゃんと何とかなっていたし。しかし大した能力もなければ残り時間も少なくなってきた今・・・今、努力しないでどーする!?

歯科治療は3時半の予約だったが、珍しく今日は患者が少なくて、いつものように待たされず直ぐに呼ばれて椅子に座った。石原先生も直ぐにやって来た。先ず私から口火を切る。「センセイ・・・実は昨日から浮腫みが酷くて(これは事実、寝る頃には3リットル分位は確実に足に溜まっていたのだ)、朝から眩暈もするんですが(これは多少の脚色が混じっている)、それでも大丈夫でしょうか?」すると石原先生は私の目を真っ直ぐ見て最高の笑顔でにっこりしながら「やめましょう!」とこれ以上は考えられない位に優しい口調で言うではないか。センセイ、有り難う!!やっぱり石原センセイは素敵だ。私は石原先生が大好きだ!へへへ。

こうちゃんは、4週連続で麻酔をかけた上で歯根に付いた歯石をスケーリングする治療を、既に先週終えていた。今日の点検で、また暫くは放免される予定だった。しかし私の来週の予約をとる際、「歯根のスケーリングをした跡に抗生剤を詰めていく治療法があるのですが、ご希望があればさせて戴きます。」と技工士さんが言うので、すかさず私が「やって下さい。」と答える。技工士さんは笑っている。本人の意向が大切だと思っているのだろう。普通はそうだ。それが判るから、追い討ちをかけるように「何でもして下さい。必要とあれば歯茎でも何でも切って戴いて結構です。」と言っておいた。こうちゃんは脇で「人の事だと大胆なんだから・・・。」と笑っている。

兎に角、手術を先延ばしに出来た喜びで、ルンルンな気分で車を置いていた駅ビルの東急百貨店に行き、1階の食料品売り場でしこたま食料を買い込んでしまった。先ずはベーコン。たかがベーコンなのだが、北海道のどこそこの製品で「どっちの料理ショー」で厳選素材として紹介されたものらしい。そんな謳い文句はどうでも宜しい。試食してみて驚いた。スモークがかなり効いていて、肉が生に近い柔らかさだ。ベーコン好きの私としては、これを買わずにいられようか。かなり薄切りのものが15枚程度で700円なのだが(ハッキリ言って安くない)、これを4パックも買ってしまった。冷蔵では3日位しかもたないと言うが、冷凍しておけば良い。冷凍庫に余地があれば、10パックだって20パックだって買いたかったところだ。何でもたくさん買うのが好き。

次に見たのはステーキ肉だった。これも試食させている。ステーキなんか食べずとも生きて行ける。貧乏を自覚して節約モードに入っている最近の私は、日本人なのだからステーキなど食うのは非国民であると言っていたのだが、食べてみたら美味しい。これも買う?と訊くと、こうちゃんが「いいね。」と言うのでお買い上げ。

試食はさせていなかったが、大変美味しそうな三枚肉のチャーシューも買う。白髪葱と自家製の中華ドレッシングで和えたら美味しそうだ。自家製の・・・というのは、ドレッシングみたいに簡単に美味しく作れるものまで買う程には、私もまだ手抜きしていないという事と、節約気分はちゃんと生きているのだ。偉いな、ワシ。

鮮魚コーナーへ移動すると、辺りには良い匂いがしている。これは鰻の蒲焼きの匂いだ。魚売り場で売っている蒲焼きなど美味しいはずがない・・・と思っていた私だったが(もちろん何度もお世話になっているからこそ、経験的に思っていた訳だが)、試食してみたところ皮が厚くなくて柔らかい。安い養殖モノのバカでかい鰻は、嫌らしく皮が厚く臭い脂がいっぱいだ。とてもじゃないが、餓死の危険にさらされでもしない限り食べたくない。

言っておくが、群馬育ちの身としては美味しい海の魚になどあまり縁がなかった子供の頃、鰻は海の無い群馬でも食べられる数少ない美味しいものだったし、実際異常なまでに好物だったし、今だって美味しい鰻は好きだ。しかし軽井沢のスーパーで売っている蒲焼きをさんざんお土産として貰ったが、臭くて皮と脂肪が厚くて硬い。ゴムのようだ。かと言って、うな重の出前ばかり取る身分でもない。無人島に3つ食べ物を持って行けるとしたら、うな重と寿司と焼き肉と天ざるにしたい。あ、これでは4つか。

兎に角、その鰻の蒲焼きを2パック、少食の人の8食分買った。私たちの場合には4食分である。本当は冷凍庫に余地があれば、10パックでも買いたいところであったが、流石にこうちゃんが「夏場は鰻のシーズンだから、また買えるよ。」と止める。そうか。でもいっぱい買うのが好きなんだよ。たくさんストックがあると気分良いじゃん!

ジーコの為に、無糖のエバミルクの缶を買う。「幾つ買う?」と訊くと「4個」とこうちゃん。「え〜?!それっぽっち?」と訊き返すと「また来週、買えるじゃない。」と言う。しぶしぶ4個だけ買う。いっぱいストックがあると気分が豊かなのにい。

お弁当を作らなくても良い休日の朝には、パンも食べる。だからパンも色々と買う。こんなに買ったら、明日の朝だけでは食べきれないと思いつつも、冷蔵しておいて焼き直せるタイプのものは数日置けるからまあ良しとしよう。3個や4個なんか買えないよ、レジに並ぶのが面倒で。

キャベツと胡瓜も買い、柚子胡椒とラッキョウの塩漬けも買い、そろそろ駐車料金が「買い物2千円以上で無料」の2時間に近づいて来たので、これで引き上げることにした。レジで精算したら、独立しているパン屋での1400円を除いて、何と1万5千円も支払わされてしまった。まあ当然の結果なのだが。しかし今週はお弁当を毎日真面目に作って行ったので、幾分節約出来たような気もしているので、まあ良しとしよう。買い物は楽しいし。

それに、これは優に1週間分の食料として活躍するのだ。根菜類は冷蔵庫にたっぷりストックされているし、冷凍庫には鯖もキビナゴもホタテもある。多分これで最低でも1週間は買い出ししなくて済むのだ。外食もしないし、私ってば経済的な嫁だ事(誰も誉めてくれないから、自画自賛しておかねば)。

晩ご飯の時、キャベツ1玉をザク切りにして、買ったばかりの特上ベーコンと炒めてみた。ベーコンがかなり濃厚な味なので、味付けは胡椒とほんの僅かな塩だけ。これが最高に美味しかった。キャベツ1玉なんて、美味しいと食べてしまえるものだと知る。キャベツ大好き。

このベーコンは、またいつでも買えるものではないので、明日また追加で買って来ようかと目論んでいる。冷凍するために少量ずつ分けてパックしていたら、カワムラとリマがテーブルの上に乗って来て「くれ、くれ!」「食べたい!」と煩くて仕方なかった。もちろんあげない。あんた達にはナチュバラがあるでしょ。所以ナチュバラ、ハウンドドッグ。

マルコ

相変わらず奥目

Jul.26,2003

足が浮腫んで、良く言えば天平美術の天女のようだ。こうちゃんに「浮腫みマッサージ」をして貰って、今夜は12時には寝たい。明日はゆっくり休みたいなあ・・・。

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