ぶーちゃん
ママに抱っこされ
Oct. 21, 2005 |
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ぶーちゃん
胸に顔を埋め
Oct. 21, 2005 |
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ぶーちゃん
ママと見つめ合って
Oct. 21, 2005 |
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ぶーちゃん
下半身濡れてます
Oct. 21, 2005 |
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2005年10月21日 金曜日
体調、少し回復。朝は丁寧に紅茶を淹れて、バタートーストにグレープフルーツのジャムを乗せて食べる。豚の角煮と煮卵も食べ、ブリーのチーズも少し食べる。
具合が悪かろうと、よく食べるものだ。でも別に腹を壊している訳じゃないし・・・。
少し仕事を始めたら、こうちゃんがげっそりした顔で下(1階)から戻って来た。ぶーちゃんが下痢をして、お尻の毛にウンコがごってりと絡み付いているらしい。
「部屋中に猫戦車したので凄い状態だったけど、部屋は掃除出来るから良いとして・・・」
詳しく聞かずとも、ぶーちゃんのお尻がどんな状態かは過去度々の経験で解かる。こうなると、洗う以外にどうする事も出来ないのだ。私が抱いて風呂に入れる事にした。
ぶーちゃんはケージの中の小さな猫ベッドで小さくなっていた。「小さくなって」と言っても、普通のサイズのベッドは、縁が半分潰されていたが。
自分でも気持ちが悪くて仕方ないのだろう。すっかり意気消沈している。可哀想に。ベッドごと引きずり出して抱っこすると、既にぶるぶると震えている。これから自分の身に起きる事を予測しているのか。
よりによって、ぶーちゃんの部屋は風呂場から一番遠いのだ。しっかり抱いたままカワムラ部屋を突っ切って、風呂場に辿りつく。ぶーちゃんは殺されんばかりの勢いで鳴いている。
何でも邪魔するカワムラとペリーがわらわらと嬉しそうに付いて来て、あわよくば一緒に風呂場に入ろうとするが、当然入れてやらない。
シャワーの温度を42度にして、先ずは床のマットの上に座らせて、お尻の周辺からそっとお湯を掛け始める。ぶーちゃんは必死に鳴いている。ずっと話し掛けながら、尻尾の下を手で探ると、これは相当に凄い事になっている。
少しだけ柔らかいウンチが、キレが悪かった為にお尻にぶら下がっていたのだろう。それが気持ち悪くて、床でお尻をスリスリずりずりした挙げ句、長い細い毛に絡み付いてしまったのだ。それも大量に・・・。
ぶーちゃんのウンコなら汚いとは思わない。同様の事件が舅の存命中に起きたが、あの時の方がずっと臭かったし、家中が被害甚大でウンコも大量だった。
しかし、ぶーちゃんは可愛い私の赤ちゃんのようなものだ。ぶーちゃんのウンコなら、食べこそしないが抵抗なく素手で触れる。実際そうする以外に手は無いのだし。
シャワーの湯で少しずつふやかしながら、そっと毛から掻き取る。途中からは膝に乗せ、抱きしめながらシャワーを浴びた。
濡れた体が冷えないようにしつつ長時間掛けて湯を浴び続けているので、浴室はもうサウナのようだ。私はTシャツ1枚で、殆どずぶ濡れ状態。
やっと全て洗い落とせたので、お尻の周辺だけシャンプーしてやる。出来る事なら全身シャンプーしたいが、ストレスを最小限に留めたいので、局部だけにしておいた。それでもぶーちゃんは、もう犬のようにハアハアせわしない息遣いをしている。
浴室の外で待機して貰っていたこうちゃんに「上がるよ」と声を掛け、バスタオルで包んで水気を取って貰っている間に、私はざっとシャワーを浴びて着替えた。正味1時間も掛かってしまった。
爪切りしてから始めたのだが、それでも私の身体のあちこちに爪の跡がくっきり残っている。傷という程ではない。ミミズ腫れという程度かな。兎に角大きくて重たいので、ぶーちゃんを洗うのは決死の覚悟だ。
ぶーちゃんを抱いて、再び部屋に戻ろうとしたら、まだドアの前でカワムラとペリーが待機していた。ドアの隙間から、何とか風呂場に入ってやろうとする。「お前達はしつこいよ!」
さて、どうやって乾かそう。比較的音の静かなドライヤーを使おうとしたが、すっ飛んで腕の中から逃げてしまい、箪笥の上でペシャンコになってしまった。時間をかけてなだめつつ、やっと抱いて下ろす。お、重たい・・・。
この辺りで既に頭はクラクラ、背中と腕は筋肉痛。下手をすればギックリ腰も必至である。
私が床に座り込み、タオルをたくさん膝に乗せ、その上に乗せるようにしてぶーちゃんを抱く。タオルを時々替えながら、濡れた部分が空気に触れないようにして水分をこちらに移し取り、抱き乾かす戦法。
熱のある私の熱い手を当てながら、鳥が卵を温めるようにしていた。しつこいようだが、とても重い。背中がミシミシと痛み、足が痺れて来た。しかし私が少しでも動こうものなら、ぶーちゃんはしがみついて鳴く。
私の胸に顔を埋め、じっと不安に耐えている様子。可愛い・・・
「もう何もしないよ」と言っても、呼吸が速くて、息をする度に鼻の穴が膨らんでいる。まだ興奮が治まらないようだから、落ち着くまではずっと抱いていてやろう。10キロの石仏のようなぶーちゃんを。
あまりにも信頼しきって抱かれていたので、こうちゃんに「写真撮ってよ」と頼む。赤く写っているのは私のエプロンの胸元である。
ハアハアと言いながら、途中何度もため息をつくぶーちゃん。疲れて眠そうだ。ぶーちゃんも疲れただろうが、私も疲れたよ。でも久し振りで長時間抱き合えて嬉しいけど。(ぶーちゃん位対象が大きいと「抱き合う」という感覚になるのだ。「がっぷり四つに組む」とも言う)
大分水気が取れたので、ベッドに大量にタオルを敷いて、そこにぶーちゃんを移した。事件発覚から、ここまでで約3時間。寒くない日で良かった。ぶーちゃんはエイズキャリアだから、兎に角ストレスを与えたくない。
一応、下痢止めの薬を飲ませる。ぶーちゃんに錠剤を飲ませるのは簡単だ。デカいドロンタールだって、あっと言う間に2錠も飲めてしまうのだ。但し、スポイトは見ただけで逃げ出す。
疲れきって2階に戻ると、留守電が点灯していた。あ、しまった!!
今日、ピータンの里親さんである「N・梅之助」さんと、マツモト先生のところで待ち合わせしていたのだ。時間はきっかり約束せず、昼頃に到着するように来て下さい、到着したらお電話下さいと言っておいたのだ。
留守にしていると思わせてしまっただろうか・・・慌てて病院に電話をし、幸いまだ診療待ちだったので、急いで駆けつける。
ちょうど診療が終わって、先生が説明をしているところだった。里親募集中からずっと気になっていた、健気で可愛いピータン。やっと会えたね。
ピータンはとてもおとなしくて、私に抱っこされてもじっとお利口にしていられる。車の中でちょっとだけ小さな声で鳴いたけれど、こんなに良い子は見た事がない。
飼い主としては「もう少し我が儘になって欲しい」と言っていたのが、とても印象的だった。扱い易い事より、ピータンがのびのびと好き放題してくれて、うんと贅沢言って欲しいのだと思う。愛していたら、そう思うのだ。(でも、うちのバカタレどもには、もう少し通院時におとなしくして欲しいのも本音だが・・・)
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ピータン
Oct. 21, 2005 |
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ピータン
Oct. 21, 2005
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ピータン
Oct. 21, 2005 |
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実は訃報が相次いでいる。この1週間で7匹・・・プロレスのゴングの代わりに、私の後頭部を「カ〜ン!」と叩かれたような感じが、毎日続いている。その都度、ふう〜っと後ろの闇に引き込まれそうになる。
どの子も本当に大切に想われていたのを知っている。掛ける言葉が無い。 |
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