マルコ
腕相撲?
Oct. 25, 2005 |
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2005年10月25日 火曜日
早朝、明るくなってもまだ陽が差す前に・・・と思い、庭の落ち葉と葡萄の落ちた実を掃除する。
葡萄は収穫しないので、熟れてどんどん落ち、やがて庭中がワイン蔵のような匂いになる。今年は昨年よりは気持ちに余裕があるので、綺麗にする事にした。
人工芝の上の枯れ葉は掃き難い。小さな箒で、少しずつ掃き集めてはゴミ袋に入れる。葡萄の実はコロコロと転がるので楽だ。今日は燃えるゴミの回収日だったので、ついでに玄関周辺の雑草もざっと抜いてしまい、全部ゴミに出す。
すっきりしたけど、たちまち背中と腰が痛い。慣れない事をするからだ。でも、これからは出来るだけ頻繁にやろうと思う。
この家が私達夫婦二人だけになった時は、まだ家全体に愛着を持てる心境ではなかった。1階部分に猫が増え、一部屋ずつ片付けを進めて来た。大変な作業だったけれど(まだ納戸は手付かずだが)、猫は増えて手間が掛かるものの、家がどんどんシンプルになっていくのと同時に、少しずつ自分たちの家という実感が持てて来た。
家も猫も、手間を掛けてこそ、本当に自分のものと感じるのだろう。
それでも2年前に突然ミュウを失い、その直後からのジーコやアインの介護の月日には、庭やベランダまでにはとても神経が行き届かなかった。気持ちの問題もあったし、実際に仕事と猫家事とサイトの維持だけでも時間が足りず、生活に支障ない部分は放置しておかざるを得なかった。
今年の春の終わり頃からやっと、荒れ果てたベランダを再生し、カマキリが卵を産みつけて死んで行く場所に選んでくれるまでに緑豊かになった。
カマキリもバカじゃないだろうから、ここの草花や樹木の存在は、住人の一時的な気紛れではなさそうだと踏んでくれたのだと思いたい。そしてカマキリの信頼に応えるべく、維持しておきたいと思う。面倒だけど楽しいし。
1階の南側の庭は、別の意味もあってコンクリートで固めてしまい、人工芝を敷いてある。葡萄の木だけは残して全ての樹木を無くした。
日除けの葡萄棚を補修し、新たに拡張もした。つまり庭にも少しずつ手を入れては来た訳だが、それは業者にお願いしてした事ばかりで、金で済ませた事だ。
どうやら自分の手でしなかった事には愛着が沸かないらしい。今朝、庭を掃き清めた事、たったそれだけの事で、自分の庭なんだな・・・と感じた。何事につけ、人任せでは自分の事と思えない小心者なのだと再認識する。「アタリメエだ、バカ」とミヨコが笑うだろう。
うちの庭もベランダも、余所の家からも裏の公園に散歩に来る人たちの視界にも入り難いから、世間体の為に綺麗にするのではない。例え見られたところで、どう思われても構わないのだが。
自分の手を掛けておく事が、自分に大切な儀式のような気がしてきている。手の行き届かないものは持つべきでない、自ら手を掛けられない事は自分のものではない・・・即ち、どこまでが自分の守備範囲なのかを日々確認する事が、私には必要なのだと思う。
そういう理屈っぽい庭掃除になりました。バカだね、全く。一度でもやってみたら、直ぐに解かる事だったのに。それでも、改めてこんなところに自分の人生訓とすべき普遍的な真実が隠れていた事を発見して、実りある庭掃除でした。
昨日、チャイを監視付きでカワムラ部屋に開放してみた。いきなり広い部屋で、戸惑って不安げに私から離れようとしない。
先ずは誰にでも優しいリマを呼んでみた。どこにいるのか姿が見えないが、呼ぶと甘えた声で返事をする。どうおらソファに掛けた毛布の下に居るらしい。
毛布をめくり、チャイを抱いてリマの傍らに置く。リマは何の躊躇いも見せず、直ぐにチャイの目や鼻を舐めてやっていた。流石はリマだ。
イオとルスの反応は全く同じだった。お尻の匂いを嗅いでから、鼻先をチョンチョンと突き合わせてご挨拶して、あとは興味なさそうに離れて行った。気紛れだけど面倒見の良い三毛2匹。だけどこの2匹同士は、それほど仲良しではないのだが。
カワムラもリマと同様に、チャイの身体や頭を舐めてやってくれた。
こういう時、カワムラの「猫ヂカラ」を感じる。一度も誰にも威嚇をした事が無い猫は、我が家ではジーコとカワムラだけなのだ。誰が後から入って来ても、とても自然に柔らかく受け入れて、無関心でもなく、よく来たね、僕と仲良くしようね・・・と言っているように見える。
ガラとペリーは意外にも無関心だった。しかしテトは・・・本当に弱虫なんだと解かる。チャイはおとなしくしているのだが、テトはそんなチャイに威嚇しまくりだ。チャイは耳を伏せて後ずさりしてしまった。
モアには余計な刺激を与えたくないので、昨日は対面させず。チャイが疲れてはいけないので、30分ほどでみーちゃん部屋のチャイスペースに戻した。チャイ、喜んで自分のテリトリーに駆け戻り、お水をたくさん飲んでいた。緊張したんだね。
そして今日は、試しに2階にも連れて来てみた。問題は多いものの、頭数が一番少なくなってしまったのは2階だし、チャイは友好的な猫だから、ジャムとも仲良く出来るかも知れないという淡い期待をしていた。
しかし甘かった。ジャムはテトの比ではなくチャイを怖がった。3倍近くもあるような巨体で怯え、ゴマにまで威嚇する。それだった時間の経過で何とかなる可能性が高いのだが、チャイがまたしてもかなり緊張して疲れている様子だったので、今回も30分で引き上げた。
マルコはケージ越しに対面させたが、全く動じる様子なし。ジャムだけが苦手なのだろう。チャイは本当に小さくて痩せており、マルコの半分しかない。顔の大きさなど1/3程度だ。マルコの顔がデカいのもあるが。
そしてゴマは流石だった。反応としては、イオやルスと似ている。お尻の匂いを嗅ぎ、鼻をツンツンして、後は特に関心なし。それはチャイが殆ど私の後ろに隠れて、おとなしくしていたせいもあると思う。本領発揮して私を独占するように甘え始めたたら、嫉妬深いゴマはまたオシッコジャージャーかも知れない。
オシッコは洗えば済むけれど、ゴマの複雑極まりない性格を考えると、こちらの想いも複雑だった。
ま、焦らずに対処して行こう。チャイがまだ要治療である事も含めて、所属チームの再編成は時期尚早かも知れない。モアの二の舞いをさせてはいけない。
結局、具合の悪いモアやチャイは、一番手間隙と愛情を掛けざるを得ないし、実際心配だ。健康で性格的にも明るく問題の少ない子は、割を食う。そして命懸けで、最期は私達を独占する・・・そういう繰り返しなのかも知れない。
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ジャム
朝陽の中
Oct. 25, 2005 |
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しかしマルコは・・・弱虫でない事は確かだ。ジャムを恐れているのではなくて、あれはゲームか演技か条件反射だけだろうと確信する。それでも問題は解決していないところが困るのだが。
みんな少しずつ我慢して同居するしかない。それは人間社会も猫社会も大差ないようだ。
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マルコ
丸々マルコ
Oct. 25, 2005 |
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