猫雑記20051125

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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メラ

ぐったり

Nov. 25, 2005

2005年11月25日　金曜日

朝一番で、メラ・ビル・プティのお迎えとゴマの通院。

今日は誰も前に居なかったので、一番に診て戴けた。

メラたちは手術の他に7種のワクチンを接種し、爪も切って貰っていた。

１ヵ月後、果たしてワクチンの2度目に連れて行けるだろうか？

今回はケージから移したので3匹を5時間で済んだが、部屋に開放したが最後、何年後にキャリーに入れられるか解からない。

ま、その時に考えよう。

今は見る影もなくぐったりしている3匹に、早く元気な「怪獣」ぶりを取り戻して欲しい。

まだ完全に麻酔から醒め切っていないので、ご飯は今夜からにして下さいと言われて連れ帰る。

元気になるまでは、ケージで休ませた方が状態の観察も出来て良さそうなので、一旦綺麗に消毒したケージに再びお入り戴く。

メラだけ別で、ビルとプティは同じ3段ケージ。取っ組み合いが再開出来るようであれば、男の子たちは先に開放する。

たった一晩、一人に戻って伸び伸びと寛いでいたみーちゃんは、「またガキどもが戻って来たの？」と言いたげなウンザリした様子で、それまでは窓辺で日向ぼっこしていたのに、コタツにお隠れあそばしてしまった。

ごめんね、みーちゃん。今のところはチビ達たちもおとなしいし、あと少しの辛抱だからね。

チビ達と言ったが、少しもチビではなくなっている。保護して2ヶ月と少し・・・ビルとプティは真ん丸に太り、体重は4キロ近いのだ。一番小さいメラですら、3.1キロ。

1匹ずつキャリーで運んだが、結構重くて驚いた。ゴマと変わらないのだから。これからもどんどん大きくなるだろう。元気でいてくれさえすれば、爪なんか切れなくても、2度と家の中で捕まえられなくても良いさ。

そして晴れてこの3匹をうちの子とし、里親募集は終了する。

2ヶ月という募集期間が長いか短いかは、その人それぞれ、その状況と事情で違うだろう。1年以上募集を続けて、結果的に良いご縁と出会えるケースだって勿論あるのを見て来ている。それはそれで素晴らしいし、そういう事のお手伝いも続けたいと思う。

里親募集の理由も様々ある。これ以上は家に置けないから、うちより少しでも良い条件のところで可愛がって欲しいから、次の子の保護の可能性も考えると少しでも余裕を残していたいから・・・

私達夫婦も当然そう考えていた。

でも私達は毎日二人で考え、二人で話し合い、もうこの子たちは手放さない事にしたのだ。

ペンディングの状態にそう長く耐えられないというせっかちな性分もあるが、それ以前に、是非この子たちを我が子として面倒見たいのだと思う。雷雨の中での親子5匹の捕獲・・・あの時の熱い気持ちを思い出す。

昨夜、少し横になろう・・・と言って、珍しく二人揃ってベッドに横たわった時、こうちゃんがしみじみと言った。。
「ビルたちは、今までで一番手が掛かったなあ・・・」

人馴れせずに威嚇すると言っても、ケージに押し込めてご飯だけ与え放ったらかしにしていた訳ではない。かなり時間と努力を費やして来た。

少しでも怖がらせないようにゆっくり静かに振る舞い（背中を向けるとパンチされるが）、
玩具で遊ばせ（全て破壊し尽くされたが）、
目と目で語り合い（たまに威嚇されるが）、
いつも名前を呼び（自分の名前はしっかり解かっているようで、パチクリして答えてくれる）、
食餌が終わるとウンコするまで付き添い（3匹ともウンコをトイレから放り出すので）、
2ヶ月以上経っても、まだ人が怖いらしい不憫な3匹。

「これだけ苦労した子は、その分格別に可愛いと思うようになるだろうね」
「・・・もう充分可愛いよ」
「やっぱりうちの子だね」

どのみち、とっくにキャパシティは超えてしまったのだ。

更に「何か」を諦めて、無駄な時間や義理を捨て、新たに猫たちへの奴隷として取り組む覚悟を決めるしかない。

喜んで奴隷になるさ。

今夜は少し寝ないと死にそうだ。

もう連続で48時間以上起きている。やっと色んな事が片付いて来たので、仕事だけに集中出来ると思ったが、この辺で寝ないと死にます。

珍しく夜更かししても食欲がわかない。

ビル

ぐうぐう

Nov. 25, 2005