猫雑記20090616

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ぶーちゃん

ねえ、
シャイたん？

Jun. 16, 2009

2009年6月16日　火曜日

どの部屋にも、家を破壊する猫がいる。

みーちゃん部屋ではトリコロール隊が、せっせと柱を削っている。痩せてしまった柱には何度も板を打ち付けたけれど、その板も削ってくれている。

いずれまた補修しなければいけない。

襖はとっくに枠を残して破られてしまったので、これも板を打ち付けてある。

サッシの内側の雪見障子は、みーちゃん部屋がまだカワムラさん部屋だった頃に、カワムラさんとルスとリマの３匹がせっせと障子紙を破いた後で、桟まで全て破壊してくれた。

これも枠だけが残り、角材を打ち付けて脱走防止の格子戸に作り変えた。転んでもタダでは起きない。

一番広いカワムラさん部屋では、キャットタワーを着実に破壊しつつある。

既に爪研ぎ部分の麻縄はボロボロだ。爪切り出来ないイオが最大の功労者だろう。麻の繊維が散らかって、それをペロが運ぶ、食べようとする・・・サイアクだ。

部品交換出来ないので、いずれは有料の粗大ゴミで捨てるしかないのが辛い。

こんなに脆いのでは、もう２度とキャットタワーなんか買わないぞ・・・とも思うが、やっぱりコンパクトに設計された遊び場のひとつとしては重宝しているのだ。

ぶーちゃん部屋では既に桐の箪笥を破壊し尽くして、有料の粗大ゴミに出した。抽斗を開けずとも中身が見える状態にまで彫ってくれた。

桐のような柔らかい材質の木は、格好の爪研ぎになってしまう。

隠れ場所兼冬の暖かい寝場所としての炬燵は、上に掛けている毛布を何ヶ月かに一度は捨てるハメになる。だって爪でボロボロにしてしまうんだもの。

この部屋の住人たち（猫ですけど）も、殆どが爪が切れない。そして猫は爪を研ぐ生き物なのだから致し方ないではないか。

それでも比較的、壁紙は無事だったぶーちゃん部屋・・・しかし最近はそうも言っていられなくなって来た。住人が増えた事もあるが、シャインが大活躍しているからだ。

先ずは爪を研いでボロボロにした後、めくれた壁紙の縁を口でくわえて剥す、剥す。

こちらもそろそろ補修の時期が来たか。爪研ぎし難い壁紙を貼るか、それとも爪研ぎし易いように板を貼るか・・・多分、後者を選ぶ事になるんだろうな。

だって猫が快適に暮らせなければ、家だけ無傷でも意味が無いのだから。

元々、猫は２階の居住スペースにしか居なかった。ミュウとアイン、ジーコの３匹と共にこの家に引っ越してきたのだ。

ミュウは壁でも柱でも家具でも爪を研がなかった。そもそも爪研ぎを殆どしなかった。ちゃんと爪切りもしてやれたし、爪を研ぐ代わりに自分の歯で鞘を噛んで抜いていた。

アインはドアの枠で、ジーコは木製のキッチンセットの抽斗をガリガリしたけれど、爪研ぎの意味ではなかった。「開けて、開けて」と「ちょうだい、ちょうだい」の意味だった。

次に入れたゴマは、私の正座椅子と段通のカーペットで爪研ぎをした。勿論、どちらもボロボロ。

ジャムはミュウ同様、あまり爪研ぎをしない。

マルコは自分のマットで時々爪研ぎをしたけれど、やはり基本的にはあまり爪を研がなかった。

アンちゃんは、箱と見れば乗って爪を研がずにはいられないらしい。どんなに小さかろうと（自分も小さいので支障ないのだろうが）全ての箱、ＰＣのモニターの上でもバリバリやっている。

私のＰＣのモニターはいまだＣＲＴなので、薄型の液晶ディスプレイと違って爪研ぎも出来るし、乗って寝られるのだ。

爪研ぎは楽しいのかも知れない。

無理矢理それをやめさせようとせず、喜んで爪が研げる環境を作ってやらなければ・・・と思う。

だからボロボロになったら使い捨てられる、爪研ぎし易い材質の小型カーペットを配置するとか、洗濯板のような形状の板（洗濯板そのものでも良いのかも知れない）を置いたり壁に取り付けてやるとか、そういう工夫をして、それを定期的に取り替えるのが最良だろうという結論に達した。

またホームセンター通いが始まるかな。

ぶーちゃん

何してるの？

Jun. 16, 2009