《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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のぞみちゃん

のんたんです!

Jun. 24, 2008
のんたん

2008年6月24日 火曜日

朝、逸る気持ちを抑えながら、「イモこうちゃん」の様子を見る。

果たして・・・



(彼女?)は私が準備してやったマタタビの枝ではなく、飼育箱の上の方の角っこのアクリルの柱に糸を張って取り付いていた。

但し、マタタビの枝にも蜘蛛の糸のようなものが垂れ下がっていたので、一応そこでも準備をしたけれど、気に入らなかったのね。

ゴメンネ、余計な労力を使わせちゃって。



足場は吐き出した糸で固めてくっ付いており、頭部にも1本糸を掛け、首を前傾させて祈るようなポーズで、昨日までの大きさの半分位に縮こまって、一切の動きを止めていた。

イモちゃん・・・そこで蛹になる事に決めたのね・・・



ツルツルした場所なので落下したら・・・と心配で仕方ないのだが、もし落下してもダメージが少なくて済むように、へばり付いている直ぐ下に、柔らかい目の細かいネットをハンモックのように工夫して張ってやった。

取り付ける途中、ちょっとだけお尻にネットが触れてしまったら、「イモこうちゃん」は身体をピクッとさせた。

良かった、生きていた。ゴメンゴメン、触っちゃって。



あの身体は蛇腹を折り畳むように小さくなってしまい、連れて来た時の大きさに戻ってしまった。こんなに小さくて良いのだろうか。

何もかもが初めての経験なので、ハラハラドキドキしっ放しだ。





思えば、20年前に初めて猫と暮らし始めた時も、毎日がハラハラドキドキの連続だった。今だってカワムラさんやモアの容態次第ではハラハラドキドキの日々だけれど、それとは全然違う。

通常の生活の様子が、果たしてこれで良いものなのか、いちいち心配だった。

食べる量は間に合っているのだろうか、ミュウはテーブルに乗らないのにアインはどうして乗るんだろう?とか、刺身を与えても大丈夫なんだろうか?ウンチの固さはこれで正常なのかしら?

何かある度、動物病院に走ったものだ。



今のようにインターネットも普及していない時代。若干の飼育教本のようなものはあったけれど、圧倒的に情報量が少ない時代。

アメショーブームやペットブームが訪れるのは、もう少し後の事だ。

毎日が初めての事ばかりで、毎日が試行錯誤、折りしも離婚したばかりで独り暮らし・・・しかしその翌年には、早くも「人間こうちゃん」と出会う事になるのだが、それはまた別の話・・・



相談する相手もいなかったけれど、それでも猫が全て教えてくれた。

こちらがちゃんとキャッチする感受性と姿勢を持ってさえいれば、そして真剣に向き合っていれば、何となく解ってくるものだし、身体で覚えて行くものだった。



それは今でも変わらない。

今信じている事が全て正しい訳では無いのだろうと思うから、今だって毎日が試行錯誤と努力の連続で、これで良しという事が無い。

日々進化・成長し続けていくしかないのだ。








今日は咳が出ているジャムの通院を兼ね、大吾(大五郎)の保護主さんが新たに保護した仔猫の里親募集用の写真を撮りに、病院へ行った。

陽射しが強く、暑い。あまり湿気が無いのが助かる。



ジャムの咳は、以前には水を飲んだ直後に咳き込む事が多くて、誤嚥で肺炎になったら大変・・・と思っていたのだが、最近、安静時にも咳が出るようになり、アンちゃんと私とジャムで、交代で咳をしている始末だ。

ミュウやアインの事もあり、肺炎や心筋症や肺水腫などを発見するのが遅れたら・・・と思うと、心を鬼にしてジャムをキャリーに入れた。

お、重たい・・・ぶーちゃん、メラ、ミュウの次に重たいな、ジャム。



診察台で体重を量ったところ、7.7キロ。

心音にはおかしな感じは無いので、無理に検査をしなくても良いでしょう・・・と言われ、ちょっと安心したような、不安が残るような。

でも肺のレントゲン撮影自体が、仰向けでバンザイさせられて結構苦しいものなのだと知っているから、飼い主の安心の為にだけ、必要以上の検査をする事は避けたい。

食欲もあるし熱も無いし、咳だけであればアレルギーという事もあり得るし、暫くは経過観察するしかないでしょうね・・・という事で今日のところは納得。



納得しないのはジャムだけだ。

「パパに騙されていきなりキャリーに入れられてさ・・・ママったら鳴いてもキャリーから出してくれないで・・・太ってるとか言ってみんな笑っているし・・・失礼しちゃうよ、許せない」

そんな風に怒っているのか、脇に手を入れて抱き上げた先生の手を、抱かれたまま振り返って噛んでいた。

「デブでも身体が柔らかいんだよ、アタシ」

はいはい、知ってますよ。昔、生まれて初めてのワクチン注射の時、振り向いて注射器に噛み付いていましたね、アンタは。







仔猫は2匹で、シートに包まれて道端に捨てられていたのだと言う。その時、体重たったの200グラム。

1匹は手当ての甲斐なく亡くなってしまったらしい。生き残った「のぞみ」ちゃん(愛称:のんたん)は耳の大きな美人の卵・・・健康そのもので、目やにひとつ出ていない。現在、1キロを超えたところだ。

なかなかじっとしてくれないので、撮影は梃子摺ってしまった。


今日はワクチンをしたので早く帰宅させたかったから、あまり満足のいく写真ではないのだけれど、これで募集をスタートさせよう。

1週間ほどしたら、再度撮影し直したい。今更ですが・・・元気な程、仔猫の撮影は難しい。



どうか可愛いのんたんを宜しくお願い致します。(>>No.1855





余談だが、「のんたん」を押さえてくれている助手のカワシマさんの手・・・アトピーと噛み傷で痛々しい。アロエジェルを教えてあげたい。






「イモこうちゃん」は、丑三つ時になってもまだ蛹にならず、小さく縮こまって祈りのポーズのままだ。糸を出して場所を決めてから、蛹になるまでの目安は24時間・・・

夜が明けて明るくなったら、またドキドキしながら見る事にしよう。



とりあえず今日のところは、ベランダの飼育箱をチェックする度に聞こえてくるウグイスの声をお聞かせしたい。

ウグイスの声 Jun. 24, 2008


こんな風に、窓を開けると途端にウグイスの鳴き声が聞こえてくる。それは夏になっても続き、ここが山の中である事を思い出させてくれる。

音声だけお聞かせしたかったので、画質は良くなくてスミマセン。

のんたん

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>>No.1855

Jun. 24, 2008
のんたん
のんたん

ただいま1キロ!

Jun. 24, 2008
のんたん

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