猫雑記20091124

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

月別インデックス	｢猫雑記｣インデックス	HOME	サイトマップ	1999年～2004年｢猫雑記｣
猫たちの写真だけ見れば充分という場合は・・・「foto de 猫雑記」			サイト内検索

ジャム

誰？

Nov. 24, 2009

2009年11月24日　火曜日

ルスがカワムラさんの不在で寂しそうにしているのと同様に、ジャムはミュウとマルコの不在によって、とても不安定になった。

もはや、かたときも私達の姿が見えない事は我慢がならないようだ。

寝る時は必ず私達の間に飛んで来て入り込み、私の腕枕で眠るか、パパの顔を枕にして眠るか・・・

その特別に柔らかい手触りは、まさにミュウのそれだ。

「ミュウちゃん、入ってるの？」と訊くと、頭を仰け反らせてじーっと私を見ている。

その瞳はミュウなのかジャムなのか・・・勿論、ジャムはジャム・・・そんな事で勘違いはしない。だけど、体型も重さも手触りも態度も、すっかりミュウそっくりになって来たジャム。

息子のジーコよりも、血の繋がりの無いメスのジャムの方がミュウに似ているなんて。

特別に甘やかして育ててしまったのは確かだけど、明らかにミュウというパパと、マルコという弟の死を、私達と同じ位に悲しんでいるように思える。

ミュウとマルコが大好きだったんだよね、ジャムは。

今も時々、虚空を見つめている。

ジャムには見えて私達には見えないものたち・・・そのものたちが私達を見ている。おっと、これはロルカのパクリだったな。

思いがけない訃報が届いた。

７月末にメールでやりとりしたばかりだったのに、９月の初めに突然逝ってしまった事を、ご主人からのハガキで知った。

彼女は私と同じ病だった。

頑張って透析治療と仕事を続けていたのを知っている。お互いに新型インフルエンザに感染しないように気をつけようね・・・と言っていたばかりだった。

ここでは、彼女への想いはこれ以上書けそうもない。

私より３つ若い、妹と同じ歳の彼女の訃報に触れ、動揺したし、かなり気持ちが塞いだ今夜だったけれど、明日の事は誰もが解らないのだ。

私だって、みんなだって・・・。

だけど、せめて安らかであらん事を祈りたい。３匹の愛猫とお嬢さんを残して逝った彼女の心が、安らかであらん事を。

ジャム

そこに居るの？

Nov. 24, 2009