《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ペロ

いくよ〜、ペロペロ

Mar. 21, 2010
ペロ
2010年3月21日 日曜日

昨夜はあれからもどんどん風が強くなり、まるで台風のような風雨となった。

そして明け方前には、物凄い雷。

あんな凄い雷は、「雷の本場」群馬育ちの私でも聞いた事が無い。兎に角、長〜く轟き続ける雷鳴。

そんなに近くは無かったと思うけれど、空が崩れて落ちてくるかのように不気味に長く鳴り続けていた。



朝になって風で散らばった落ち葉を掃いている時、近所の奥さんに凄い雷でしたね・・・と言ったら、全然気付かなかったと言う。

うちが夜明け前に起床するような生活をしているから気付いただけなのか、小刻みにしか眠れずにいるからちょっとした事でも目が醒めてしまうのか・・・いや、皮肉ではなくて、あれだけの轟音で眠っていられる眠りの深さがつくづく羨ましい。

ジャムなんか飛び起きて、いくら「大丈夫だよ」と言っても暫く怖がって落ち着かない様子だった。




タムもきっと雷が怖かっただろう。

寝る前は中段のベッドに居たのに、朝見るとケージの最下段に下りてトイレの陰に隠れていた。もう顔が上がらず、やっと動けた・・・という感じだ。



補液した分以上にオシッコが出ている気がする。帰宅してから朝までに7回もオシッコをした。一度は中段のベッドで、一度はご飯とお水を置いた最上段の床で・・・。

でも、ほぼトイレで出来ている。偉いね、タム。



トイレの縁が高いと入るのがしんどいだろうと思って、仔猫を保護した時にと用意してあった浅めのトイレに替えた。



引きずり出してハイポを飲ませようとしたら、とても嫌がって興奮し、オシッコを漏らしてしまった。

ごめんね、でも食べられなくなったら急激に歯の状態が悪くなってしまったので、少しでも炎症を抑えてやれたかったのだ。

アインも一晩で犬歯が全て溶けて無くなってしまったけど、それ位に毒素が溜まると口の中にも影響があるものらしい。タムの歯は、僅か数日で茶色く変色してしまった。





今日も補液が必要だけど、昨日の補液から24時間経った方が良いので、午後の診療開始を待って病院に連れて行く。

既に私より先に4人待ち・・・そしてまだ続々とやって来る。待合室は一杯なのに、1匹のビーグル犬を家族3人もで連れて来ている人がいる。

異様に派手な60代くらいのオバサンとその母親と思しきオバアサン、そして派手なオバサンの息子だろうか、30代くらいの男はニホンジン離れした太り方をしており、しかも「何だそりゃ?」と訊きたくなる程大きなバックパックを背負っていて、通路がすっかり塞がれてしまう。

連れているビーグルも物凄く太っていた。




もはや、補液してもしても身体が保水出来ず、脱水も貧血も酷い。低体温でもある。診察台の上でも顔を上げる事が出来ず、手足も伸びたままだった。

体重はもう3キロしかない。こんな状態の子から血を抜く事なんかしたくない。そして血液の数値が解ったところで、どのみち機能を失った腎臓に関しては治療法が無いのだ。

後はもうトムと同様にカワムラさん方式で、少しでも楽に過ごせるよう工夫してやりたい。



幸い、トムは少しずつ食べている。機嫌も良さそうだし、近づけば鳴いて甘える。撫でてやると頭の力が強くてグイグイと押される。

タムは・・・そんな力も気力も無いようで痛々しい。



帰宅して間もなく、目の前のトイレには入れず、敷物の上で寝たままオシッコをしていた。シーツを替え、湯たんぽを入れてやる。

何をしてもじっとしたままのタム。

つい数日前までは、高い場所にあるシエスタでシャインやジニーと仲良く寄り添って寝ていたのに、今は一人でケージの中で可哀相だ。

でもケージから出してしまうと、窓際の寒くて狭い隙間に入り込んだりして簡単には捕まえられないだろうし、もはや絶対安静の状態なので、ケージの方が良いと判断した。



レンとタムはきょうだいだという事だったけれど、明らかにタムよりもレンは歳が若い。

保護主は野良時代を殆ど知らないのだし、たまに天然の釣り堀で釣った魚を与えていたという釣り客から話を聞いただけだと言うから、きょうだいだというのは違うのではないかと思う。

もしかしたらレンはタムの産んだ息子なのかも知れないね・・・と、こうちゃんと話した。






当分また猫達からかたときも目の離せない状態が続く。

トムとモアとマーゴには付きっ切りで食べさせ、オシッコしたら少し開放して遊ばせてやる。

タムは、可哀相だけど毎日補液と注射に通うしかないだろう。家では保温と安静に勤め、出来るだけ話し掛けて私達の気持ちを伝えたい。

タムの事をどれだけ大切に想っているか、どれだけ愛しているか、タムに伝えたい。それが私達の自己満足であったとしても、ちゃんと伝えてやらなければ・・・。



でも眠らないと私達も保たないので、交代で仮眠を取りつつ、ちゃんと食べて他の子たちが不安にならないよう目配りし手を掛け、親(のつもり)の責任を果たそう。

いつだって「今が正念場」なんだな・・・と思う。

これが命と心のある生き物と暮らすという事なんだ。





ペロの無邪気さが有り難い。

悪戯ばかりして叱られてもケロッとしている明るさや、「自分が一番!」といった感じの我が物顔がみんなの緊張感を和らげてくれているような気がする。

みんな、うちに来たのは必然だったんだな・・・と改めて思う。猫たちに感謝する。
ペロ

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