《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記
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ジャム

ジャムは幼稚?

May. 4, 2010
2010年5月4日 火曜日

今日も綺麗に晴れて、昼過ぎには暑い位の陽気となる。

おにぎりや卵焼きの素朴なお弁当を作って、どこかへピクニックに行きたい気もするが、家でやる事も山積している。勿論、仕事も含めて・・・。



それに、どこへ行けば良いのかも解らない。私が今移動可能な半径5キロ以内に、ピクニック出来るような場所があるのかな?

目の前には公園があり、陽射しを防げるあずまやもあるのだけれど、いかにも近過ぎて気分が出ない。

ちょっとドライブしたところに、小川か滝の流れる静かな木陰でも無いものだろうか。ありっこ無いよなあ・・・山奥じゃあるまいし。



仕方ないので、自宅のダイニングでお弁当を食べる。

アンちゃんとジャムに邪魔されながら、ゴマがお裾分けをじーっとお行儀良く待っている、そのいじましくも熱い視線に耐えながら。





勿論、ゴマには何もあげない。アンちゃんにもあげない。

ゴマは私たちよりずっと高価なフードを食べているのだ。しかも誰よりもたっぷりと、アンちゃん専用のご飯も含めて。

そして誰よりもたくさんウンコして、それでもお裾分けが欲しいというのだから、困ったものだ。



アンちゃんは、どこの家に居た時に貰っていたのか、お菓子を欲しがる。キャットフードはろくに食べたがらないくせに、お菓子をべ始めると素っ飛んでくる。

勿論あげない。自分のご飯をちゃんと食べなさい。



ジャムはただ参加・・・いや邪魔する専門だ。

私たちが食べる事に専念しているのが嫌で堪らないらしく、私たちと食べ物の間に陣取って邪魔をする。

思うに、自分だけが常に注目されていたい、関心の的でいたいのだ。







ジャムの気持ちは良く解る。

私も幼児期、妹が出来たばかりの頃、そんな風だったのではないかと思う。

いつまでも自分だけが家族の注目の的で、我が儘が許される「おひい様」で居たいのに、ある日を境に突然「お姉ちゃんなんくだから我慢しなさい」と言われるようになる。

そんな理不尽があって良いものだろうかと、幼い心は寂しさとも怒りともつかない気分に陥る。



でも、それが大切な体験なのだと今では解る。

きょうだいと共に育つ中で経験する不条理や小さな軋轢こそ、社会性を身につける最初の試練なのだ。ここで揉まれておくと、他人の中に放り込まれる前段階で少しは免疫が出来るだろう。



仔猫だってそうかも知れない。

きょうだいと少しでも長く一緒に育った方が、噛み癖がなくなるだけじゃなしに、他の猫との適当な距離感や思いやりのようなものも育まれるような気がする。

きょうだいで保護された中から1匹しか里子に迎えられない事情があるのならば、少しでも小さいうちに引き取りたいと思う気持ちは抑えて、出来るだけ長く保護主宅できょうだいと共に過ごさせて、社会性を学んでから迎えた方が良いと思う。

先住猫がいるなら尚の事、或いはいつか多頭飼育になるやも知れないのだから・・・。





ジャムだって保護された時には姉妹がいたのだけれど、大人の先住猫たちに可愛がられて末っ子気質が芽生えた頃、私がジャムだけを貰ってしまった。

そしてうちに来てからも、またもや大人猫たちにコロコロと可愛がられて育ったものだから、すっかりいつまでも幼児気質で我が儘なお嬢様で居たい猫になってしまった。

私たちもジャムを甘やかし過ぎた。だって本当に可愛かったんだもん。






しかし私もその昔、ジャムに負けず劣らず我が儘で幼児性が強かったのだ。

3歳を目前にして妹が出来たのだけれど、幼稚園に入る頃になってもまだ経験や修行が全然足りなかったらしい。

自分の幼児性は棚に上げて、サル同然の同世代の幼児たちと付き合う事は苦痛で仕方なかった。

乱暴でデリカシーの無い子供達・・・私だってきっと同様だったのだろうけれど、大人の中で育った私には子供との付き合い方が解らず、間もなく不登校・・・もとい、不登園となった。

翌年の1年は、どういうきっかけでそうなったのかは覚えていないけれど、ちゃんと毎日通えたのに。



きっと親や祖母はそんな私を心配してか、もっと精神的に鍛えられるようにと、その後ガールスカウトなんかに入れたのだろう。

それはそれで結果的には良かったし、自己形成の中でとても重要な経験となるのだが、そこでも最初の頃は集団生活になかなか馴染めず、何かとまあ苦労したのも事実だ。



人よりも諦めが悪くて考えが甘かったから、ある時期、人よりも苦労するように神様からプログラミングされたのかも知れない。

きっと人よりもたくさん苦労したり経験したりしないと、普通の人達にとっては当たり前に出来る事が、私には出来ないのだろう。

謙遜なんかじゃなくて、素直にそう思う。





但し一旦諦めというか覚悟が出来れば、積極的に課題や役割に取り組むし、努力もするし、(これだけは自慢出来る事だが)人一倍集中力を発揮して、そこそこ頑張れるのだ、私は。

馬鹿なんだか利口なんだか解らないな、今となっては。





妹よ、優秀なお姉ちゃんだとずっと思っていたのに、全然そうじゃない事がすっかり解って来ただろうね。

年老いてお互い一人になってしまったら、一緒に暮らそうね。喧嘩しながらでもいいから。
ジャム

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