猫雑記20110604

2011年《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ルス

季節は変わって
行くわね

Jun. 4, 2011

2011年6月4日　土曜日

梅雨の晴れ間で暑くなる。

夏が来たみたいだ。

暑いけれど、少しでも藪蚊に刺されないように長袖の上着を来て庭に出る。

案の定、暑い。

上着の下はキャミソール１枚である。

人様の前では上着を脱げない。

露出狂のオバサンは醜いと思うから。

兎に角、外で露出しているのは手首から先と顔だけだ。

そして蚊取り線香を焚いて、庭の事をやる。

なのに蚊に刺される。

今日はオデコを３か所も刺された。

帽子だって目深にかぶっていたのに。

人よりは少しだけ広いオデコらしく、子供の頃のあだ名はいつもオデコに関係するものだった。

その広いオデコを蚊も狙うのか。

大きなネットの袋をすっぽりと頭から被って、庭いじりをしたい位だ。

う～ん、本気で何か対策を考えてみようかな。

鳥除けネットを買ってあるから、適当な大きさにカットして頭全体を覆い、あまり密着させないようにふんわりと首のところで絞ったら、ヒモで結わえれば良いのだ。

テルテル坊主のように。

我ながら良いアイデアじゃん？

但し、人様には見せられないな。

面白過ぎる、或いは異様過ぎる格好だもの。

そんなに簡単に人に笑って戴いたり、驚かせたりしては勿体ない。

だけど普通は、顔を刺すよりも手を刺すだろうに。

蚊の奴、私のチャームポイントを知っての仕業か。

痒くて痒くて忌々しいが、蚊も馬鹿じゃないらしい。

ま、そんなこんなで、蚊取り線香の季節になってしまった。

外で焚くには１個ではとても用をなさないから、一度に３か所くらい焚く事になる。

蚊取り線香のストックを、ガツンと大量に用意しなくちゃ。

クロちゃん、鳴き続けている。

それはもう、まるで殺されそうな声で・・・。

最初、たまちゃんが鳴いているのかと思ったら、クロちゃんだった。

またたまちゃんに濡れ衣を着せるところだった。いや、既に着せていたのだけれど。酷い鳴き方をしていると思って覗くと、ぶーちゃんにおんぶしているような体勢で寝ていた。

あんな恰好をしながら、あんなに悲痛な鳴き方をするものだろうか？と思ったら、ケージの中のクロちゃんが鳴いているのだった。

ごめんね、たまちゃん。

たまちゃんは鳴いてもあんな悲痛な鳴き方じゃなかったね。

とぼけた鳴き方を繰り返しても、声が枯れるほどの叫び方はしないものね。

今ではもう仲良しのカイルも、ぶーちゃんも居るしね。

クロちゃんは、フロントラインプラスを落とした背中がハゲてしまった。

野良時代の傷痕のハゲに加えると、ハゲが５か所にもなる。

今後、毛が生えて来るのだろうか？

おまけにシラミの卵を除去するのに、パリカンを掛けて貰ったので、大層みすぼらしい状態になってしまった。

顔だけは大きいクロちゃん。

胴体はハゲだらけ。

疲れているせいか・・・いや、いつだってそうだけど・・・する事為す事、本当にこれで良いのかと不安になる。

信念があるという事と、何も疑問や不安が無いという事とはまた別の問題。

それは矛盾せずに同居するものだ。

兎に角、信ずるところを貫くしかない。

あのままクロちゃんを野良には置いておけなかったじゃないか。

あんな大怪我をしていて。

傷が治ったからと言って、また何が起きるか解らないのにリリースなんか出来ない。

どんなに悲痛な鳴き声をあげようと、私達は根負けしないぞ。

いつか解ってくれると思う。

ここが安全で安心して暮らせる自分の家なのだと。

カイルなんか、コプラのように飛びかかって威嚇していたじゃないか。

それが今では、頭や背中だけだったら撫でさせるしブラッシングもさせる、トイレ掃除していればお尻にスリスリ、しゃがんだ足の間をくぐり抜け、今度はお尻に頭突きして甘え、「はい、もう終わったよ」とトイレ掃除完了を告げると、たまちゃんの所に戻って行く。

賢いカイル。可愛いカイル。

大人猫で保護して、あんなに警戒心が強くて人馴れなんかしないだろうと覚悟していたのに、ここまで甘えてくれれば文句無し。

抱けなくても、キャリーに入れられなくても、いつも言うようにちゃんと食べてウンコし、健康でいてくれて、他の猫たちと上手くやってくれればそれだけで良い。

いつかクロちゃんにも、「当時はあんなに怒ってばかり居たのにねえ・・・」と言える日が来るかも知れない。

きっと来る。

しかし、あれだけ鳴き続けられては他の先住猫たちにもストレスだろう。

だけど辛抱して欲しい。

今は揃いも揃って良く太って毛ヅヤも良いけれど、保護当時はみんな危機的な状態だった猫たちばかりなのだ。

今の安全で清潔、快適な環境だけでも良しとして貰わなくちゃ。

みんな・・・ぶーちゃんを始めレンもたまちゃんもカイルも、それからジニーもシャインも、まだ環境に慣れないどころか自分の身に何が起きているのか理解しきれていないだろうクロちゃんを、どうか温かい目で見守っていてやってね。

みんなも通った道だったよね。

あの頃の不安を思い出して・・・猫だって思い出す事はあるよね？・・・我慢して欲しい。

そう自分に言い聞かせるのが目的のような、そういう日記なのだと思う。

弱い自分を叱咤する為の。

ルス

アタシも
変化したわよ

Jun. 4, 2011