ナム
ママ、
何食べて来たの?
Aug. 6, 2011 |
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2011年8月6日 土曜日
猛暑が戻って来た。
そんな暑い中、昼に外で待ち合わせる用件あり、余りの日差しの強さにクラクラした。
私は日傘をさしていたけれど、日傘も帽子も持たず無防備なこうちゃんは、後で熱中症ギリギリ。
ヤバい、ヤバい。
炎天下で仕事をしている皆さんには、心から敬服します。
どうかお身体に気をつけて・・・
待ち合わせをしていたのは、大阪の後山さんとその里親さんご夫婦だ。
仔猫のお届けの後、ランチをご一緒する事にしていた。
後山さんは、毎年ご自分のエサ場に捨てられる仔猫を保護している。
大人猫たちの避妊はもう何年も前から徹底的にし続けているのだけれど、それでも心無い無責任な人たちに次々と捨てに来られるらしい。
ある日突然仔猫、或いは若い猫が1匹心細そうに姿を見せる・・・といったケースが多い。
今年も一体何匹目だろう。
そもそも後山さんとのお付き合いは、2003年の「マロンちゃん」(>>こちら参照)の保護・里親募集から始まった。
それから毎年どんどん保護しては自分のうちの子にして、今や15匹くらいの(私には正確に解らない)多頭生活をしている。
知り合いに貰われた仔猫たちもいるにはいるけど、一度家に入れると手放せなくなる性質なのだと思う。
それは保護時に状態が悪く、とても手が掛かったせいもある。
充分に手もお金も掛けて健康状態が良くなった頃には、もう手放せない。そういうパターンが続いて、押しも押されもしない「超多頭飼い連盟」に名前を連ねている。
だけど我が家同様、飼い主の年齢的な不安もあり、健康な仔猫は出来るだけ里子に出して欲しい。
そうでないと、また絶対に保護せざるを得ない局面がやって来るに違いないのだ。
「不吉な予言」をする訳ではないけれど、そういう星まわりの下に生まれた人なのだと思う。
見て見ぬふり出来ない性格も大いに影響しているだろう。
兎に角、良く拾う割には余り里子に出していない。
しかし今回は、素晴らしい里親さんに恵まれた。
交渉の途中からは、脱走防止に関して私もやりとりに加わらせて戴いたのだが、ここまで出来る里親はそうそう居ないかも知れないと感じていた。
全て自作の脱走防止なのだが、それはもう玄人はだしの出来栄えで、完璧!と申し上げたい。
これをご覧戴きたい。
まだ製作途中であり、この後、フレームのピッチを更に狭く作り直して下さったのだが、何と、アルミの材料で作られている。
ネジ止めされているので、猫が登っても枠が外れたりする心配は無いし、これが固定されている事によってもう片側のアルミサッシは開けられない構造になっている。
材料と工具さえ揃えていて「やる気」さえあれば、きっと誰にでも作れるのだとは思うけれど、それにしても行動に移す早さ、出来栄えの美しさには、何度も舌を巻いた。
我が家でもお願いしたかった位だ。
ともあれ、里親さんにお届けとなったのは、この「かりんちゃん」だ。
余りの可愛らしさに私だって里親になりたいと思った位だけれど、どの口がそんな寝言を言えるだろう。
このウルトラ多頭生活に加え、後山さん同様、自分のエサ場でも保護を必要とする野良猫がいつなんどき現れるか解らないのだ。
昨年の暮れから、既に3匹の大人猫を家に入れている。
それこそ里親募集しても貰い手は無いだろう、人慣れしていない気合いの入った野良猫だ。
うちの子とするっきゃないじゃん。
かりんちゃんのような甘えん坊で健康な仔猫は、良いご縁のところにお嫁入りさせる方が幸せに決まっているのだ。
その「良いご縁」が、ハイスピードでやって来た。
先住猫2匹も、保護猫を里子に迎えたケースらしいし、通常一番ネックになりそうな「脱走防止」に関しても、しっかりと研究して試行錯誤して下さった。
ここのところを妥協してしまって里親さんも保護主も気が抜けないでいるよりは、しっかり脱走防止してありさえすれば、多少の油断をしても安心していられるのだ。
何度も繰り返し言っているけれど、人間は失敗をする生き物だ。
だけど一度の失敗で、大事な家族である猫を危険に曝す事が多い。
家に戻れなくなって迷子猫のまま飢え死にするケースもあるだろうし、最悪の場合には、家を飛び出した途端、飼い主の目の前で車に轢かれて死んでしまう事だって珍しくないのだ。
でも、「うちの子に限って・・・」と思っている人はまだまだ多い。
脱走防止にお金を掛ける事なんかとても出来ないと思っている人も多いだろう。
そんなにお金を掛けずとも、色々工夫して安上がりでしっかりした物だって作れるというのに・・・。
ま、いいや。
今回「かりんちゃん」の里親さんは、そんな横着でケチ臭いケースではないのだから。
脱走防止の必要性に対する理解もあれば、ご自分で工夫してオリジナルの脱走防止策を作るだけの前向きなエネルギーをお持ちのご家族なのだから。
兎に角、横浜までのお届けとあり、是非お会いしましょう・・・という事になったのだが、今ちょっとばかり私の仕事がタイトなのと、私の体調も万全ではなくて車に15分も乗っていると痛みが激しくなるものだから、近くまでお越し下さる事になった。
後山さんとは知り合って丸8年にもなるというのに、そして電話やメールでは頻繁にやり取りしている仲なのに、これが初対面だった。
後山さんは控えめで育ちの良い、品性の良い人で、私のようながさつなオンナとは違う・・・と感じた。
保護する度に丁寧にケアし、お金も手間暇も惜しむ人ではないので、この人から猫を譲り受ける里親さんは幸せだと思う。
後山さんのお宅では次の保護猫が控えているので、募集が始まった時にはどうぞ宜しくお願いします。
そして里親さんは、才気煥発で楽しく美しい奥様、控えめだけど趣味人で凝り性なご主人・・・素敵なご夫婦で、またまた驚いた。
いや、驚いたりしては失礼だな。
でも、初対面の私達に気を使わせない「大人」の態度や気配りが出来る奥様でもあり、明るくてスピード感のある奥様と、言葉少なでも本質を見る力があり、何につけ本物志向で行動力のあるご主人の組み合わせは「最強」かも知れない。
里親さんが渋い色のGT-Rで現れた時には、ひっくり返りそうになった。
ああ、こういう車は、こういう大人の年齢の男性が乗ってこそ活きるんだよな・・・と思った。
車の話もしたいし、工作や他の趣味の話もしたかったけれど、たった1時間の逢瀬だった。
里親さんのお宅ではかりんちゃん達が家で待っているし、後山さんは大阪まで帰らなければならない。
朝、うんと早く家を出て来てくれているのだ、私と早めのランチを一緒にするが為に。
もっと時間があれば・・・と名残惜しかったけれど、いつかまたの機会にきっと・・・。
それにしてもジリジリと暑くて、ホント、久し振りの暑さにはほとほと参りましたよ。
明日は別件のお届けがまたしても大阪からあり、そちらもお届け後にお会いする予定あり。
その件については、また明日・・・。
今日はうちの猫たちのチェックを怠らないようにしつつ、涼しい部屋に閉じ籠って、残りの仕事をやっつけてしまおう。
明日、また心おきなく予定をこなせるように。
有り難う、まだ仕事があって幸せだよ。
有り難う猫たち、君たちのお陰でモチベーションが枯渇しないよ。
有り難う、友達、こんな私でも付き合ってくれて。
有り難う、猫飼いさんたち、励ましと勇気と厚意を。
有り難う、植物を育てる日差しと、雨露しのがせていれている家と、枯渇しないでくれている水。
有り難う、強い胃腸と歯の人間に産んでくれた母と父の遺伝子と、こうちゃんの全てに。 |
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ナム
なんだ、
冷やし中華か
Aug. 6, 2011 |
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