2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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ナム

ママ、本なんか・・・

Aug. 11, 2011
ナム
2011年8月11日 木曜日


昨日にも増して暑い。

館林では38度を超えていたようだ。

そんな温度は百葉箱の温度であって、アスファルトの上ではゆうに40度を超えていただろう。



各地で熱中症で倒れたり死んだりしている。

寝ている間も熱中症になるというのだから恐ろしい。

寝ている時だってエアコンをつけた方が良いのに、寒がりなのか電気代が勿体ないのか節電意識が高いのか、それとも眠ってしまえば暑さを感じないと考えているのか、寝る時にはエアコンを切る人が多い。

ここまで暑い夏には、冷房が嫌いな老人だってエアコンを入れて寝た方が良い。

母が生きていたら、きっとしつこくそう言っただろう。



昨夜も今朝も暑かった。辛うじて30度を下回っただけだ。

だから夕方の水撒きが楽しみだった。



庭にも玄関先にもたっぷりと水を撒いた。

反日陰の植木鉢には、変なキノコが生えてしまった。

水のやり過ぎで過湿なのかな。

でも、朝晩の水遣りだけでは乾き過ぎて、チリチリに枯れてしまった植物もある。

本当に難しい・・・真夏の水遣り。




館林と言えば、従姉妹のケイコちゃんを思い出す。

館林のケイコちゃんは健康優良児で、知能指数も高くて学校の先生も驚くような天才だった。

しかも性格も良くて、明るくてのびのびしていて「子供の代表」みたいな女の子だった。



ケイコちゃんはピアノが上手で、同じようにピアノを習っていて結構上手に弾けているつもりだった私など、ケイコちゃんの演奏を聴いてしまうと、もう劣等感を抱かざるを得なかった位、それはもう凡人とはタッチが違って見事だった。



耳から聞こえた音楽は、全てケイコちゃんの指から再現された。

私が子供の当時はポピュラー音楽の楽譜なんか売っておらず、クラシックの楽譜しか存在していなかった。

だけどケイコちゃんはクラシックは勿論、流行りの軽音楽も見事に演奏した。

誰に教わるでもなく、自然と指が動いて頭の中でアレンジされた演奏を奏でる。

私には楽譜通りに弾く事しか出来なかったから、ケイコちゃんはどうしてそんな芸当が出来るのか不思議だった。

子供のくせに・・・。



私はケイコちゃんの演奏をテープに録って、そこから楽譜を起こした。

私は「調音」は得意で、耳が良くて採譜も得意だったから、譜面さえ作れれば私にも洒落た伴奏つきの流行のポップスが弾けた。

いつも地味な練習曲や矢鱈と難しいバッハなんかばかり弾かされていたので、そういう曲が弾ける事がどれだけ嬉しかっただろう。

だけど何だか人の業績(大袈裟かな?)を盗んでいるような気がして、ちょっと心が曇った。

私には創造性や本当に演奏家を目指す程の才能は無い・・・その事を決定的に感じるエピソードだった。






歳下だけど、私の憧れの存在だったケイコちゃん。

私達姉妹は「ケコちゃん」と呼んで、ケコちゃんの住む館林に行くのを楽しみにしていた。

ケコちゃんは一人っ子で、やはり子供時代は神童だった学者肌の父親と、子供好きで遊ばせ上手、おおらかで明るい母親を持ち、小さい頃から英才教育を受け、だけど少しも厭味なところがなくて本当にいい子だった。

無邪気で、まさしく「子供の見本」のような女の子に思えた。

「ケコちゃん、大人になったら何になりたいの?」と聞くと、間髪をいれず「ダイオン(ライオン)!」と答えたのを思い出す。

るほど、ケコちゃんはライオンの子のようだった。



ケコちゃんと比べたら、私なんか屈折した厭な子供だったと思う。

「オマエハ子供らしい無邪気なとろがないから可愛くない」とまで言われた事を忘れられない。

そういう子供でも許し、受け止め、優しくさえしてくれた大人達に、今では感謝している。



そして今、年甲斐も無く無邪気で可愛いカズエちゃんになってしまって、自分でも驚いている。

こうちゃんのお陰だな。






あのケコちゃんが、今度のお盆には、一日私の実家に詰めてくれて、新盆で忙しくなるであろう妹を手伝ってくれるらしい。

相変わらず何の役にも立たずアテにならない姉の代わりに、従姉妹や友達が新盆の家を手伝ってくれる。

申し訳ないやら有り難いやら情けないやら。






ケコちゃんは今、どんな大人になっているんだろう。

妹と同い年だから、51にもなっている訳だが、私はもう何十年も会っていないから、子供の頃のライオンの子供のようにコロコロと可愛いケコちゃんしか目に浮かばない。

最後に会ったのは、お祖父ちゃんの葬式の時だっただろうか。

だとしたら、37年も会っていない事になる。



天才だったケコちゃんは、結婚して天才を産んだだろうか?

いつか会えたら、一杯話をしたい。




「ファーブル昆虫記」の第一巻の上が、やっと届いた。

まったくもう、一体何日掛かったのだろう。

注文してから発送のメールが届くまでに1週間掛かり、それが届くまでに3日掛かった。

伝票番号で調べると、「発送しました」と言って来た日の翌日にしか受け付けていない。

早い時刻に知らせてきたのに、どうなっているんだ。

こちらは毎日毎日、首を長くして今か今かと待っていたというのに。





兎に角、これで既刊の15冊が全て揃った。

これから第一巻の上を読み始めるのだ。

わくわく。
ナム

読む暇があるなら

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ナム
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アタシを構いなさい

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ナム

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