猫雑記20110831

2011年《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ゴマ

ここゴマの巣、決定
（トメちゃのパクリ）

Aug. 31, 2011

2011年8月31日　水曜日

涼しいような湿度が高くて不快なような・・・。

大型台風接近だそうな。

雨が降り出す前に排水溝や屋根を点検しておきましょう・・・とテレビで言っていたので、我が家のウィーク・ポイントである雨樋の点検をしておきたかったのだが・・・

低気圧接近で足の浮腫みと全身の痛みが酷い上、ご相談が集中してその対応に一日中追われてしまい、とても雨樋の点検や清掃なんかする時間も心の余裕も無かった。

ま、いっか。

家が壊れる訳じゃないし。

昨日の日記を読んで妹がメールして来た。

普段は腕時計なんかしないけど、たまに一緒にお出掛けする時に私がすると、

「いい時計してるんな～」ってダイちゃんがお決まりで言う。

こんな高い物二度と買ってもらえないよ。

それでいいんだよ。

身内同然のオトコに金を使わせて、とてもじゃないけど得した気にはなれないよね。

それに、腕時計なんかにそんな高い金はたくのは、私に言わせりゃバカだ。

金が有り余っていれば別だろうけど。

あんとき、ダイちゃんはなんでそんなもんプレゼントしてくれたんだ？

結納代わりかな。

それとも婚約指輪の代わりだったのかにゃ？

あの時、無理にでも結婚しときゃ良かったのに・・・とお姉ちゃんはいつまでもしつこいね。

色々あるよね、誰の人生にも。

お姉ちゃんにも色々あったよ。

但し、お姉ちゃんにはあんな高いモン買ってくれた人は一人もいなかったけどね。

それよりも、母が死んだ時には真っ先に妹の元に駆けつけてくれたり、少しでも妹の手間が省けるようにと、来客用にペットボトルのお茶やお茶菓子を一杯買って来てくれたり、忙しい仕事の合間にもチョコチョコ通って、妹が家の片付けをして出た大型のゴミを焼却場まで運んでくれたり・・・そういう妹への気遣いが素晴らしい、有り難いとお姉ちゃんは思うよ。

ダイちゃん、有り難うね。

あの日、母が寝かされている部屋でダイちゃんに２０年ぶりで会った。

こうちゃんもダイちゃんとは２０年前に一度会っていたので、「お久しぶりです」という事になったらしい。

「５０になりました」と、無口なダイちゃんは照れ臭そうに言ったという。

こうちゃんはこうちゃんで「こっちも還暦ですよ」と言ったそうな。

私はそのやりとりを聞いていないけど、私ったらその時どこに居たんだろう。

親戚の人たちと別室で話していた時だろうか。

ずっと雲の上を歩いているような、熱に浮かされたような、自分が誰に何を言っていたかも良く覚えていない。

妹よ、今やお姉ちゃんはアンタより痩せていると思うから、あの時計は楽勝ではめられるよ。

え？しつこい？

だって、しつこさだけがお姉ちゃんの取り柄じゃん。

お姉ちゃんにくれたら、毎日喜んではめて仕事しちゃうけどな（嘘です）。

夕方、また地震があった。

結構大きな音と共にドンと下から突き上げられるような衝撃と、その後の長い揺れがあり、後で震度を見たら大した事は無かった割には怖かった。

棚の上の物が落ちるでもなく、食器棚の食器が壊れるでもなく、それでいてあんなに衝撃があって怖かったのだもの、３月１１日の大地震では、どれだけジャムたちは恐ろしかっただろう。

何度も繰り返してしつこいようだが、あの日、テレビは棚から落ちて高価な掃除機を壊し、食器棚の中身は半分は飛び出し、或いは滑り落ちて割れていた。

大切にしていた置き物は、それが乗っていた棚が大きく動いたが為に裏側に落ちて割れてしまった。

納戸の京壁は、その一面全てがズホッと言うかストンと言うか、その場に居合わせていなかったから相応しい擬音が見力ないけれど、壁一面丸ごと落ちていた。

本棚からは本が全て落ち、重たい本棚も重たい食器棚も重たい黒檀のドイツ製のキャビネット移動していた。

移動してしまったそれらの家具を、元の位置に戻すのにどれだけ苦労した事か。

物凄い力で無理矢理移動した家具のお陰で、床には傷が出来てしまった。

大量に陶器やガラスのゴミを出して、すっかり忘れてしまいたかったけれど、その後、食器を出す度に、こんな所にも破片が残っていた・・・という事が幾度もあった。

家は綺麗に片付いたけれど、あの地震の事は東北の被災者の皆さんでなくても、私も決して忘れられないだろう。

地震と津波の被害だけでも充分過ぎる位に悲惨だったというのに、そこに東電の事故だ。

これが無ければ、もっと早くに復興し、余計な莫大な費用が掛からないに違いない。

復興が済んでからも、危険な状態にある原発を少しでもマシな状態に維持する為に、この先ずっと長い年月を要するのだろう。

もう使えもしない破壊された原発を、今以上に危険な状態にしない為だけで、一体どれだけの国家予算が、私達の税金が使われるのだろう。

今後も一体どれだけ、私達に負担させようというのだろう。

人間の手に負えないような危険なものを作っておいて、案の定、手に負えていないじゃないか。

腹立たしくて仕方ない。

これからどうなって行くんだろう、ニッポンのエネルギー問題は。

どこに向かって行きたいのかは、私達一人一人が自分の問題として意見を持つ事が必要だ。

だけどそこで大事なのは数の論理ではない。

間違っている事は、すべきでない事は、たとえ少数意見であっても取り入れて廃止すべきなんだ。

昨日ご相談があり、今日から里親募集をスタートした「トラちゃん」（募集記事は >>こちらをご覧ください）です。

どうか皆さん、応援してあげて下さい。このままでは、猫も保護主も行き場を失いそうなのです。