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レン

もっと僕を撮りなよ

Oct. 8, 2011
レン
2011年10月8日 土曜日


庭の葦簾屋根をば見てくれ給へ

先日マー君とこうちゃんが頑張って作ってくれた、葦簾の屋根の写真がやっと撮れた。

風雪に曝されてボロになってしまわないうちに、ちゃんと撮影しておきたかったからね。



マー君、改めて有り難う。

やっぱり筋肉痛が出たって聞いて、ホント申し訳ないです。

もう少し秋が深まって蚊が居なくなったら、庭でみんなでランチパーティしようね。





葦簾の屋根を見上げては、毎日賞賛の溜息をついているのよ、私達。

ぐふ、ぐふふ・・・


モアの不思議に旺盛な食欲とマーゴのお姫様食い、そしてゴマの食欲復活にも関わらず強制給餌して貰いたがる癖に喜ぶ日々

モアはこの春、いよいよ死を覚悟した。

何度も「もはやこれまでか」と泣きながら覚悟したにもかかわらず、奇跡の復活を遂げてくれたモア。

だけど今後は今までとは違い、惨たらしい死体のようになって動かないボロボロのモアを、どうしたら安らかにしてやれるか・・・そう真剣に考えてしまう程に哀れだった。

息をしているのかどうかも見分けがつかなかった。





それまでに、口の中は歯茎と言わず上顎と言わず、喉の奥、舌、頬の内側・・・全てが赤くただれて痛みが酷く、更には何年もの間下の犬歯がグラグラになって浮き、口の外に飛び出したままだった。

当然、それも痛いようだ。

最初のうちは病院に連れて行った時に、先生にだったら口を一瞬開けさせていたのだが、それも出来なくなっていた。



何度も脂肪腫がバクハツし、一度は手術で塞がったものが、今回は縫い合わせても皮膚が薄くなり過ぎていて弾けてしまい、穴が開いたまま塞がらない状態でケアを続けていた。



腎機能・肝機能共にかなり悪く、痩せ細り、毛は薄くなり、しかもベタベタの状態で、拭いてやる程度では綺麗にならなかった。



ヨダレが常に出ていて、それが口を触る前足にこびりつき、少なくなった毛が拭いても拭いても直ぐにガビガビになってしまう。



見ているのも辛いような状態で、しかも、もういよいよ何をしても食べられなくなっていた。



もう6年も頑張ったんだ、私達のエゴで苦しませ続けるよりは、このまま自然に任せ、モアを楽にしてやろう、病院に連れて行く事もこれで終わりにしようと、二人泣きながら決意した。





それから間もなくの事だ。

ずっとグラグラしたまま抜け落ちないでいた犬歯が、いつの間にか抜けた。

母の死の直後だったと思う。



根が腐っていた長くて大きな犬歯が抜けたせいかどうか、それとも長年の間、2カ月に一度続けていたステロイドの注射の影響がすっかり身体から抜けたせいなのか、それは解らないのだけれど、モアに自発的な食欲が戻った。

そしてガツガツと一気に食べるようになった。



依然、身体の状態は良くないので、それでも決して太る事は無くて、ガリガリで見るも無残な状態に変わりは無いのだけれど、今、モアはご飯を食べる事が楽しみでたまらない・・・という感じだ。

そして「ごは〜ん、ごは〜ん」と催促鳴きばかりしている。



身体の状態を考えると、この先そう長くは生きられないとは思いつつも、今ようやく昔のような食欲と食べっぷりが戻り、モアにとってはこの上無く楽しい状態ではないかと思える。

神様がくれた、モアへのプレゼントだと思っている。

有り難う、神様。

そしてマーゴ。

ありとあらゆる症状を出して、病院通いと検査、投薬漬けになっていたマーゴだった。

更には何度も長い食欲廃絶状態を繰り返し、ステロイド性の高血糖でインスリンを打ち続けた事もあったのだが、ドライフードを錠剤を呑み込ませるようにして強制給餌を根気強く半年以上続けた後、やっと近頃自発的に食べるようになったのだ。



しかし一度に食べるのは10粒程度で、それも付きっきりで撫でていないと食べない。

1粒食べては「見てる?」と顔を上げる。

「見てるよ」と言ってお尻ポンポンをする。



水だけはみんなと同じ器から飲むのに、フードは自分だけの皿からでないと食べない。

そして自分だけ見てくれていないとイヤと言わんばかりに、他の子を可愛がっていると文句を言う。

誰よりも先に私達の足元に駆け寄り、撫でろと催促し、撫でているとお腹を見せて「おなかも撫でて」と言う。



甘やかし過ぎたんだろうか。



でも仕方ないよな・・・本当に状態が悪くて、開腹手術までしたのに、腫瘍が大きくなり過ぎて、転移も甚だしいという事でそのまま閉じた位、それこそ死を覚悟したマーゴなんだもの。

奥さん先生にも、「生きている事だけでも奇跡だと思いますよ」と言われてしまった位のマーゴだもの。

そりゃあ甘やかすよ、誰だって。



いまだにお腹の中の腫瘍と血糖値に関しては不安が続くし、いつまた何の拍子に食べなくなるか怖い気もするけれど、これまたマーゴの春を満喫しようと思う。

春が永遠に続きますように。

いつかは誰にでも訪れる冬だけど、少しでも春が長く続きますように。



それにしてもマーゴがこんなにもお姫様気質で我がままだったとは・・・嬉しい誤算だったね。

それからゴマ。

突然の食欲廃絶と共にみるみる衰弱してしまい、どれだけ心配しただろう。



考え得るだけの手は打った。

そしてゴマの受け入れ可能な形での強制給餌が続き、少しでも腎臓や肝臓、そして胃に負担の少ない量と回数での給餌を続けた。

ホタテをチンした時に出る汁から始めて、少しずつスープの内容を濃くして行き、柔らかいウエットフードにハイポをドバドバ入れたものを与え、そのうちにはドライフードを1粒ずつ食べられるようになって行った。



5日も出なかったウンチが3日おきに出るようになり、1日おきになり、やがて3日に2度は出るまでに、即ちそれだけ食べられるようになったのだが、いまだに1粒ずつ、手の平に乗せて食べさせないと食べない。

同じフードを皿に盛って目の前に出してやっても、こんなもん見たくもない・・・という感じで顔を背け、また皿を近付けるとどんどん逃げる。


朝晩ウエットフード・ハイポ入りを食べ、間にはドライフード手の平乗せを2時間おきに少量ずつ食べる。

しかし丑三つ時には、どうした訳かドカ食いと言える量を食べるのだ。

昨夜も午前3時に、約30粒を平らげた。



勿論、ウンチが出た後は良く食べる。

それでも一度にこんな量を食べるのは、丑三つ時に限定されている。

今まで、うちの子たちは仔猫の時を除くと人間と同じ生活パターンで暮らし、朝に起きて夜には寝るという猫だった。

私がベッド入ればやって来て添い寝し、起きれば先回りしてトイレに入り、「ごは〜んと催促する。

うちは多頭飼育だから置きエサなのに、たとえ1粒でも自分の為に皿に入れてくれる事が嬉しいらしい。

ミュウから始まったこの傾向は、しっかりとゴマにも受け継がれていた。



しかし夜中のドカ食いは、私がそろそろ寝たい、やっと起きているようなフラフラの状態で付き合わされるので、正直言えば辛い。

ゴマも夜行性の本能が目覚めたのだろうか。





でも、死に掛けていた時の事を思えば、あとどれだけ一緒に生きられるか解らないこの小さなパートナーに、あとどれだけこういう事をしてやれるか、どれだけの間共に暮らす喜びを共有出来るか・・・この手間すら楽しまなければ嘘だ。



ゴマが私と目が合うと「ニャッ」と話し掛けてくれるこの嬉しさ、寝ていたはずなのに私が傍を通り掛るといつの間にか起き出して来て、「ご飯ちょうだい」と催促してくれるこの喜び、そして私の手を舐め取るようにして1粒ずつ食べてくれるこの幸せを、私はまだ当分失いたくない。

ゴマは私の「第二の基礎」だ。

「第一の基礎」はミュウ、そしてバクハツ的に私を目覚めさせてくれたゴマ無しに、私の人生はもう考えられない。




お婆さんになってしまったゴマ。

でも私も肉体年齢はとっくにオバアサンだからな。

二人で仲良く「お婆さん」しようね。



でも私はゴマと違って、もう丑三つ時にドカ食いはしませんよ。

ほんの数年前までは、夜中の1時に激辛ラーメンと餃子、それから小ライスも食べたり、深夜の焼肉屋で二人で肉だけでも10人前くらい、そしてカルビクッパかビピンパ、ビール中ジョッキで2杯にキムチ3種・・・な〜んて食べ方をしたり、わざわざ出掛けて行ってまでドカ食いしていたんだけれど・・・恐ろしく元気だったのね、私達。



もう12時過ぎにそんなには食べませんよ、何たって大人ですからね。

お菓子はちょこっと食べるけどね。



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