ナム
やっと猫を撮るのね
Oct. 28, 2011 |
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2011年10月28日 金曜日
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母の雑巾その後 |
死の直前に母が縫ってくれた雑巾は、まだリボンを掛けて仏壇の隣の棚に仕舞ってある。
まさか母がこんなに突然、こんなに早く死んでしまうとは思わなかったから、先に送ってくれた6枚のうち1枚だけ使ってしまった。
そして母に「使い心地はどうだった?」と聞かれ、「やっぱり凄く使い易いよ」と褒めた。
「もともと10枚縫おうと思っていたんだよ。あと4枚縫ったから、洗ってアイロン掛けたら、うっち(妹の事だ)に渡してまた送って貰うから」
そう言っていた日に、母は突然死んでしまった。
私は、どんな形見よりも、この雑巾だけは手に入れたいと執着していたので、死んだ日に母の家に行った時、残りの4枚を探して持ち帰った。
そしてリボンを掛け、仏壇脇の本棚に置いた。
この大事な雑巾を箱などに入れて保管して、存在を忘れてしまったら厭だ。
日々、色んな事があり過ぎて、色んな物があり過ぎて、如何に大事な物と言え、在る事を何年も忘れてしまう事もあるんだ。
本当は、何につけても母の面影を感じるのは辛い。
だけど私には、この雑巾は母がその人生の最期に私の為に縫ってくれたものなんだという事を忘れないで居たい。
そして「ゴメンナサイ」「アリガトウ」と言うべき事がたくさんあるんだ。
使ってこその雑巾なのだが、もう使えない、使わないと思う。
使うのは自分で縫った雑巾で充分だ。
母の雑巾は、私の棺桶に入れて貰おう。
どうも「死」にとりつかれたような今年の私だけど、別に早く死にたい訳じゃないし、元気で長生き出来るようにとの努力だってちまちまとしているのだ。
大丈夫、猫たちを全員見送るまでは死なない。
今日は手首の痛みに負けず、猫の写真も撮れたし〜。
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ナム
どう、このおめめ?
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ナム
ビー玉おめめよ
Oct. 28, 2011 |
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母の雑巾と私の雑巾
Oct. 28, 2011 |
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