2012年 CAT'S EYES & CAT'S HANDS 
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ペロ

いつの日か僕が死んだら

Sep. 4, 2012
ペロ

2012年9月4日 火曜日

朝方、上がっていた雨が再び降り、その後晴れて蒸し暑くなる。

ツクツクホーシに押されてそろそろ季節が終わるのかと思っていたミンミンゼミだったが、再び勢いを盛り返している。



しかし庭にはセミの死骸が一杯落ちている。

踏んではいけないと思って掃いておこうとすると、突然断末魔の叫びと共に動き出す。

動いたと言っても、もはや飛べはしないのだ。



すっかり息絶えてしまったとしても、庭の人工芝の上で朽ち果てるのは可哀相な気がする。

せめて土のある場所に移動させてやりたいと思い、再度ホウキでそっと掃いてチリトリに乗せ、公園の伸びた草の上にフワリと落としてやる。



幸い、今週もまだ公園の草刈りは来ないから、辺り一面草ぼうぼうのままだ。

造園業者からは今週もまた電話があり(だから、何故うちに電話してくるかね?)、あちこちにまだ危険な場所があるので、そちらが優先らしい。

危険って何だ?いよいようちの公園に来た時には、それを聞いてみたい。





私だって、もし野生で死ぬ事があるならば、ただ腐って行くのではなく、肉食の獣に食われ、その後は虫たちに食われ、少しでも何らかの生き物の腹の足しになりたい。

まあ、ただ腐っても土の養分くらいにはなるかも知れないのだが、そこが白い砂だけの砂漠だったらどうなんだろう?

細かい塵となって吹き飛ばされて消えるだけなのかな。

私は美しい砂漠の汚れとなるのか?

余りに小さな分子に戻り、それは殆ど「無」であり汚れにすらなれないのか?





何だかこれって、人の社会にも起き換えられる程、象徴的だよなあ。



生きた軌跡を残せる程の人は少なく、たとえ千年くらい残せたとしても、長い地球の営みに於いては「無」に等しいのだ。



たとえば「野口英世記念館」(たまたま思いついただけで意味は無い)だって、地球がそれまで保つと仮定しての事だが、西暦6000年には残ってはいないだろう。

そこまでメンテナンスして残すなんて、たとえそれが偉人野口英世の記念館だとしても意義は無い。

残すべきは、或いは残って欲しいものは記念館なんかじゃないのだ。

そうですよね、野口博士?



残したいものは記念館でない事は勿論だが、いつかは悲しくも古びて行く「業績」ですらない。

それはきっと、崇高な課題や困難に立ち向かい続ける魂のあり方であり、折れる事の無い強い精神のあり方なのだ。

そうですよね、野口博士?

間違っていませんよね、マザー・テレサ?





だからと言って記念館を造った人達をバカにしているんじゃないんですからね、誤解して抗議のメールなんか寄越さないで下さいよね、誰であれ。

ヒステリーが多くて困っちゃう。



野口英世記念館に限らず、大佛次郎記念館だろうが岡本太郎記念館だろうが寅さん記念館だろうが、行けるなら行ってみたいよ、私だって。
ペロ

ペロたん記念館を造ってね

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Sep. 4, 2012
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爪切り隠しのスピリッツさ

Sep. 4, 2012
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禁煙12日目。



今日は時々吸いたくなった。

特に仕事で集中した後。

ふっと立ち上がり、一服しにキッチンに行こうかと思い、直ぐに禁煙している事を思い出す。



料理している最中、煮込み中の鍋に張り付いている時などは手持無沙汰で、いつもならここで煙草に火を点けるんだけどなあ・・・と侘しかった。

仕方ないから、シンクなんか磨いたりして気を紛らす。

その程度の事で気が紛れてしまうのだから、吸いたい欲求が強い訳ではないらしい。

むしろ習慣や条件反射のようなものなんだろうな。



だけどしみじみ思った。

今ここで吸ったら美味しいのにな・・・と。

一度身に浸みて知った快感は、そう簡単に忘れられるものじゃない。





禁煙補助剤の「チャンピックス」は、あれ以来、相変わらず半分に割って規定量の半量だけ飲んでいる。

しかも今夜の分は飲むのを忘れてしまった。

それでもニコチンが切れている状態を苦しいとか感じないので、飲み忘れてもどうという事は無いかな。



12週間も飲むのは嫌だなあ。

まだこれから禁断症状のピークが来るのかな。








それにしても、あれほどの超ヘビースモーカーは一体何だったんだろう。







思い起こせば、私は20歳までは煙草なんか吸いもしなければ、むしろ嫌いだったんだ。

煙草の煙なんか臭くて大嫌い。

何故あんなものを、お金を出して買ってまで吸うのか理解に苦しんだ。

まさか自分が煙草が大好き、煙草なしでは生きられない人間になろうとは、思いもよらなかったな。





それがある時、20歳の誕生日もとっくに過ぎてから、ボーイフレンドの煙草を1本貰って吸ってみた。

それは美味しくも無ければ、煙たくて咽る程でもなかった。

火を点ける時、炎を吸い込んでしまうのじゃないかと怖かった。

それが最初の喫煙の記憶。





大学1年生の秋だったかな。

ある晩、西新宿のアパートの窓辺に腰掛けて、外の闇を眺めながら1本吸ってみた。

いつも人目に触れるような場所では、堂々と吸う事はしていなかった。

ましてや部屋の窓辺でなんて・・・

でもその日はもう真っ暗だったし、何となくそういう事をしてみたくなったんだ。



すると闇の向こう、多分15メートルくらい先にある同じような下宿タイプのアパートの2階の窓辺なのだろうか・・・煙草の火が見えた。

吸い込むとオレンジ色の光が強くなり、吸い込むのをやめている時は仄暗い光に戻る。

それ以外の光は殆ど無くて、闇だったのだ、あの当時、あの辺りの路地裏は。



こちらも煙草を吸い込む。

きっとあちらからは同じように見えているのだろう。

こちらが吸い込んで目の前の光が強まると、呼応するかのようにあちらの煙草の火も光を強める。

煙草の火が生きて、息づいていた。



「ハロー、元気?」

「まあね、そっちはどう?」

煙草の火が、そんな風に語っているようだったな。



そんな事が1本吸い終わるまでの間に、音も無い真っ暗闇の中で繰り返された。



1976年の夏。

当時、あの辺りの4畳半一間のアパートに住む者は、みんな田舎から出て来た学生か、その程度のアパートに住むしかない貧しい若い年齢の者に限定されていたはずだ。

向うでこちらを見ていた人は、何を思って窓辺で煙草をふかしていたのだろう。



私は、何に対してと言うでもなく、一人の部屋で少し郷愁を感じながら吸っていたのは確かだった。

寂しさを気取っていたのかも知れない。

だいたい煙草を吸う行為には、ある種の気取りがある事は否めない。







その後、ロマンチックな展開になったりした訳ではないし、そんな事を期待してした訳でもなかった。

束の間、偶然見つけた煙草の火で、お互い面白がって信号を送り合っただけの事だ。

登山している道中ですれ違う見知らぬ同士が、挨拶を交わすようなものだったのだろう。



そもそも相手が男性とは限らない。

煙草の火以外は真の真っ暗闇で、顔は勿論、シルエットすら見えなかったのだ。



もしかしたら、ペットで飼われていたのサルが吸っていたのかも知れない。



商店も無い、ちゃんと舗装された道ですらないから街灯も無い、本当に真っ暗闇の路地裏、まだ空き地もあって、カッコ良く言えばパティオをはさんだ建物のあっちとこっち・・・と言う感じ。

今、地図で確認したら、いまだにその空き地がある。

あのアパートもあるのかな、「蓼科荘」と言ったっけな。





おまけに私には、毎日会うステディなボーイフレンドもいた。

そうそう、最初の夫になる人ね。

だから新たな出会いも求めちゃいなかった。





だけど何だか姿の見えない相手が「同士」という気がしたのは確かだ。

多分、それは夜の闇の中限定でね。

あそこにも一人で寂しく煙草をふかして故郷を恋しく思っている人がいるのだろうか・・・などと勝手な想像も交え、ほんのりと温かい気持ちになった。



今の世の中、そんな挑発的とも思える事をしたら、後でストーカーされてもおかしくないような、そんな殺伐とした世の中になってしまったけれど、当時はまだ若い男女だって真面目なのが多かったんだぞ・・・と言いたい。



ま、郷愁と言うのは過去の都合の良い部分だけ記憶していて、それを懐かしむものだからな。



では、若い頃に戻りたいかと言えば、全然戻りたくなんか無い。

失敗と迷いとでゴチャゴチャしていた心のあの頃になど。

若い頃というのは、無駄に体力と時間があったなあ・・・金は無かったけれど。
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