2014年11月2日 日曜日 |
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久し振りで朝から晴れた。
そして変に生温い空気だ。
夜になってからも気温があまり下がらない。
寒がりのゴマですら、ボアシーツの上を避けて、冷たい床を求めて寝ている。
それはそれでまた心配なのだけど、今日は確かに暑いから、多分、臨終の兆しではないだろう。
寒暖の差が大きかったり、急激に冷え込んでりするのが恐い。
年寄り猫や病気の猫が一杯だから、兎に角、毎日刻一刻の室温と湿度に気をつけているけれど、気圧まではコントロールしてやれない。
私自身、身体の痛みや浮腫み加減には気圧の影響を大きく受けるから、小さい身体の猫にはどんな風に気圧の変化が働いているのか気掛かりだ。
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プティ 小さい子も確かにいるけどさ
Nov. 2, 2014
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プティ うちの姉ちゃんは超デカいよ
Nov. 2, 2014
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メラ お馬鹿の弟が何か言った?
Nov. 2, 2014
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メラちゃん、貴女は最高に綺麗だから、雑音は気にしないで良いよ。
でもプティ君も、メラとはまた違った愛らしいお顔だねえ。
ビルも可愛かったよねえ・・・
昼は残りご飯をチキンライスにして、オムライスを作った。
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オムライス Nov. 2, 2014
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私の好きなタイプは、トロトロの玉子焼きなんかじゃ無くて、しっかり目に焼いてきちんと包んだオムライスだ。
但し、あまり薄っぺらいと玉子の味が足りないので、一人分に2~3個は使わないと。
「きちんと包んだ」と言ったけれど、フライパンから皿に移す時に、手首をクルリとするだけで巻けてしまうから、手で整えたりはしない。
年季が入っているのです、オムライス作りには。
おにぎり握るのは下手だけど、卵を焼くのは上手。
だって研究したんだもの、大学生の時。
鉄のフライパンを買って、フライパンを焼いて黒サビ(猫の事じゃないよ)をつけて、焦がさないようにして他の物は炒めずオムレツ専用フライパンを作り上げ、プレーンオムレツを焼く練習をしたのだ。
フライパンを45度向こう側に傾けて、柄のところをトントン叩いてオムレツをひっくり返すワザも習得した。
やってみないと解らない事だったけれど、なるほど、傾けてトントンすると、独りでにオムレツは二つ折りした合わさり目が次第に真上に移動して来るのだ。
その全ては伊丹十三のエツセイを読んだ事がきっかけであり、オムレツの作り方は写真やテレビ番組ではなく文章から知った。
同じくスパゲッティ・カルボナーラという料理も、瓢亭玉子も、「たん熊」という店の名も、白洲正子という人の名も、全部伊丹十三の書いたもので知った。
高校生の時の事。
今のようにグルメ本やグルメレポートも無ければ、インターネットで画像付きのレシピサイトも無い、そもそもインターネットどころか家庭良いビデオだつて存在していなかった頃、テレビの料理番組だって2つか3つ位しか無かった頃の話。
イタリアンのブームもずっと後の時代にやって来たので、カルボナーラなんか食べた事も無ければも見た事も無かった。
スパゲッティと言えば、ミートソースかナポリタンしか存在していなかったのだ、一般家庭の食卓には。
自炊生活にも慣れて色々と凝った料理を作り始めた大学2年生の頃、食べたくも無いオムレツをしょっしゅう作って、当時のボーイフレンド(最初の夫になった人だ)の酒の肴にしていた。
その人は煎餅や赤い麩菓子で酒が飲めるような人だったので、オムレツだって喜んで毎日食べていた。
コレステロールが溜まりそうな人だったけれど、まだ生きているのかな。
両親共に酒の実で早死にしたようだけど。
あれから幾つもの鉄のフライパンを、プレーンオムレツ用に焼き入れして使った。
今はもう、毎日玉子焼きなど食べていたら、コレステロールが気になっていけない歳になった。
しかしまあ、しょっちゅう作っていないとオムレツだって薄焼き玉子だって、天麩羅だって下手になるね。
在る程度腕に覚えが出来、料理が上手いようなつもりになって油断して、たまにしか料理しないとドンピシャに美味しく作れない。
美味しい美味しくないなんて、その人それぞれの感性次第、どこまで求めるかの基準次第でもあるだろうから、一概に味の良し悪しは言い難いのだけれど。
手際の良し悪しとか、ちょっしした味付けや火の通し加減の勘どころというものは、日々身体に染み付かせておかないとダメなのかな。
楽器や歌の練習、スポーツのように、毎日の繰り返しが意外や料理でも大事なんだなと思うのであります。
私が一番得意な、うちで最も好評な料理は何だろうか。
こうちゃんは食べる事に於いて「好き」はあっても「嫌い」は無い人だし、味覚も大人だし、かと言って口うるさくないので作り手としては本当に張り合いがあるのだけれど、敢えて「うちのが一番美味しい」と言ってくれるものはカレーとハンバーグだったりするのだ。
それから大根や里芋なんかの煮物と味噌汁ね。
食べる事を大切にしている夫にとって、母親の味とは全然違う妻(私の事だ)の味が自分(こうちゃんの事よ)の好みに合致しているケースというのは、凄く幸せだよね。
別れた夫とは味覚が全く違ったので、いつも味付けの事で喧嘩になり食事が楽しくなかった。
こうちゃんも別れた妻の料理は好みに合わなかった、と言うかあまり料理をマメにしない人だったと言うから、夫の心をマーケティングしていなかったんだな。
マーケティングは「愛」だよと教えてあげたかったね。
な~んて、私達は偶然、感性がとても一致していたから、食べても飲んでも話をしても楽して仕方無かった。
しかもマーケティングしていたので、こうちゃんの胃袋は鷲掴みよ。
亡き父が言っていたよ、どんな美人でも飽きるし容色は衰えるけれど、胃袋を掴んでいたら夫はちゃんと家に帰るものだと。
だから料理上手な女房を貰うべきだと。
こうちゃん、良かったねえ、可愛いカズエちゃんが料理上手で。
私もそんな妻が欲しかったよ。
「げんた」と「ステラ」、どうか宜しくお願い致します。
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