猫雑記20160503

2016年　CAT'S EYES & CAT'S HANDS　

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2016年5月3日　火曜日

今日は風が強い。

雨が来る前の風のようだ。

空気が重たいのは、湿度が上がって来たせいだ。

そんな風の中、家の周りの道路の落ち葉掃除をする。

折角チリトリに集めた落ち葉を突風が吹き飛ばす。

それでも出来る時にやっておかないと、いつでも・・・という訳には行かないのだ。

ゴマが落ち着いている時、無事に排泄をした直後を逃さず、買い物や外の掃除をするのが今の我が家のパターンだ。

誰かと時間の待ち合わせなどは出来ない。

先に外出時間を決めるという事は不可能なのだから。

あくまでも猫のお世話優先。

それが当然の事と出来るのは恵まれていると言うより、それを可能ならしめるように暮らし方を整えて来たのだ。

それをするには犠牲は大きいよ。

旅行に行けないのなんて当たり前中の当たり前。

親の葬儀にも出られない、独り身の妹に寺やお墓の事も一切合切任せっきりで、親戚とはほぼ断絶状態、友人には不義理ばかり。

今現在、買い物だろうが何だろうが１時間半以上は家を空けられない。

そうしないでは自分たちが辛いのだから、やって当たり前なのよ。

ペロ　　　そうだよ、当たり前だよ
May. 3, 2016

ペロ　　　だってお留守番は寂しいし
May. 3, 2016

そう言って貰えると嬉しい。

ところで、常緑樹で冬に葉を落とさない木は、春に新しい葉が育つと古い葉を落とすという事を何年か前に知った。

だから春にも落ち葉は多いんだ。

落ち葉を掃き、アスファルトの隙間に逞しく育ち始めた雑草を抜く。

本当は「雑草」という名の草などないし、必死で生きている植物を人の都合で引っこ抜いて捨てるという行為は、考え始めると傲慢にも思えて来るのだけれど、放置しておいたら草ぼうぼうになってしまう。

草ぼうぼうだと藪蚊もますます増えるし、美観の面でも我が家だけの問題ではなくなる。

しゃあない、やるっきゃない。

せめて草がガッツリ育つ前に、そして藪蚊の少しでも少ない今のうちに、道路の草むしりをするのが賢い。

それでも夏になると、数日放置していれば直ぐにまた草ぼうぼうになる。

落ち葉掃きや草むしりというのは、これは修行である。

そう思わなければやっていられないよ。

だけど先日見たテレビ番組で、京都の老舗旅館の中庭の、苔の手入れをしている専門の職人さんは、苔を傷めるといけないからと箒は使わずに手で拾い、植えてある植物の埃も指でそっと拭っていた。

ああ、こういう丁寧さや思いやりが私に欠けているんだな・・・と気づく。

忙しいからと、ガツガツ掃除していてはダメだな。

本当はそんなに時間は変わらないような気がする。

気が急いていたり、やる事の多さに腹立ち紛れに作業すると、どうしても雑になってしまうのだ。

せめて苔の上だけでも、落ち葉は手で拾うようにしようと心に誓ったのでした。

明日もやろう、草むしりの続き。

しかしシダをどうしたものか。

小さいうちはシダだって愛らしいけど、今のうちに抜いておかないとシダのジャングルになってしまうのだ。

地下茎で増えるシダは、根絶はまず不可能だと思った方が良い。

地上に出て来た葉柄をむしり取るのが関の山。

私たちが死んでもシダは残るだろう。

恐竜の生きていた時代から生き延びて来たのだから、とても敵わない。

玄関の踏み石と苔とシダ　　　May. 3, 2016

シダ以外に見えている葉は、スミレとドクダミと水引草だ。

これらも丈夫でもの凄く増える。

本当は踏み石の隙間に野のスミレを一杯にしたくて植えたのに、シダとドクダミに押されて消えて来ている。

ケアとコントロールをしないと、自然の成り行きに任せているばかりでは、あっという間に庭など「浅茅が原」だ。

そう、向かいの空き家のようにね。