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2016年6月14日 火曜日 |
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今日は私の定期健診で病院へ。
雨が降らなくて良かった。
往きは直通バスも無いし、歩くにはちょっときつい山登りなので車で送って貰う。
でも帰りはわざわざ迎えに来て貰わずとも、病院のエントランスが乗り場になっているタクシーで帰れば良い。
と思っていたんだけど、結果的には迎えに来て貰っちゃった。
だってね・・・くたびれちゃったんだもん。
今日はいつものように朝一番の予約が取れなくて、検査が10時半、診察は11時半の予定だった。
案の定、少しずつ遅れが蓄積し、予約時刻を2時間も過ぎてからやっと診察。
それだけでも待ちくたびれちゃうのに、今日は他にも疲れる要素が加わった。
待っている間、ずっと隣に座った老婦人に話し掛けられていた。
「まだ呼ばれない~」「疲れちゃった~」「アタシ、短気なの、凄く短気」と5分おき位に言い続けている。
私にだけじゃなく、近くになる人全てに訴えている。
だけどメインの標的は私だった。
だって私が一番長い時間そのお婆さんと待っていて、他の犠牲者は次々と診察室に呼ばれて消えて行くのだ。
他の犠牲者は別の先生だけど、私はお婆さんと同じ担当医だったのだ。
お婆さんのご主人が迎えに来た時には、まだまだ呼ばれて居なくて、「もう疲れちゃった」と訴えていた。
しかし、そのご主人は「病院はそういうもんなんだ、そういう事を言ったらお終いだ」と乱暴に大声で言っている。
そして奥さんを置いて、喫茶コーナーに独りで行ってしまったではないか。
お婆さんは年末に腰の骨を圧迫骨折し、今月の頭まで入院していたのだと言う。
まだコルセットを着けていて、歩くのも腰掛にもなるカートにつかまってヨロヨロだ。
置いて行っちゃうのか、こんな老妻を。
あ~あ、あんな夫だったら私は耐えられないな。
こうちゃんは優しくて良かった。
実際、迎えに来て貰って車に乗り込む時、「ああ疲れた」と私が言うのが早いか、穏やかな口調で「大変だったね、可哀想に」と言ってくれた。
たとえ嘘でも優しい言葉は嬉しい。
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ジャム えっ、嘘なの?
Jun. 14, 2016
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ジャム パパはジャムにも優しいけど
Jun. 14, 2016
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へへ、嘘じゃないと思うよ。
ジャムちゃんのパパは本当に、心の底から優しいよ。
余裕があるんでしょうね、気持ちに。
私もこうちゃんをもっと見習わないといけない。
それにしても、今日のあのお婆さんは70代だと言っていたけど、バッチリ化粧していて、時計も指輪ももの凄く高価そうなものを着けていた。
あのご主人、口の利き方は乱暴だけど、お金持ちなのかな。
ま、他人の懐具合なんか関心無いけど、スッピンで着た切りスズメの私とは大違いだなあ・・・と思ってお相手していた。
ホントは私、雑誌に目を落として「ナンクロ」を解いていたんだ。
だけどお構いなしで話し掛けるから、無視も出来なくて・・・
席を立ってしまうのもわざとらしいし、適度にお相手しましたよ。
ハンカチ忘れたのでティッシュ持っていたら1枚ちょうだいと言うから、ポケットティッシュ1個あげたよ。
だって、まさかティッシュ1枚だけあげられないでしょう。
母は生きていた当時、このお婆さんよりずっと歳上だったけど、喋り方も若々しく頭も見た目もしっかりしていたっけなあ・・・
それでも死んじゃったけど・・・
諸々の検査結果は、まあぼちぼちかな。
良くはならないけど、悲観する程には悪化もしていない。
今回から担当医が替わった。
今までの先生は定年退職なのだろう。
新しい先生は、禿げた40歳くらいの男の先生で、予約診療は私がラストでもう疲れちゃっていたのかまったく覇気が無かった。
次回の予約だって希望時刻を聞いてくれず、機械的に今日と同じ11時半に勝手に入れてあった。
何だかなあ・・・
次はもっと遅く行こう。
あんなに待つのは堪らない。
イギリス人かスペイン人になったつもりで、予約時刻になってから家を出れば充分なのだ。
・・・な~んて口ばっかりで、きっとまた早く行ってしまうんだろうな。
これはもう性分だから治らない。
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