2017年9月17日 日曜日 |
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台風18号接近で、昨日の朝からずっと雨降り。
九州や四国では、上陸したみたいだ。
間もなく関東にもやって来るのかな・・・嫌だな。
昨日はまだ蒸し暑かったけど、今日は肌寒いくらいに涼しい。
弱くエアコンを入れたり、時々停めてみたり・・・。
多湿は老猫たちと私の敵なので、頑張って湿度管理をするのだ。
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ペロ 敵が襲来するの?
Sep. 17 , 2017
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ペロ ボクがやっつけるよ
Sep. 17 , 2017
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それは無理だと思うなあ、ペロ君。
君は、テトと同じくらい弱虫じゃん。
箱入り息子だから弱虫でもいいんだけどさ、
唐突ですが、大阪府立登美丘高校ダンス部ってご存知でした?
女子高生たちの部活でのダンス・パフォーマンスなのだけど、既にとても有名なダンス部みたいね。
私は今夜まで知らなかった。
2015年、2016年と日本一に輝いたこの登美丘高校ダンス部の、2017年の出し物は「バブリーダンス」だ。
バブル時代を知らない10代の女の子たちが、あの頃のファッションと楽曲で踊る様子は、素晴らしくお見事。
ハンパではない練習量で鍛え上げられたダンスは勿論素晴らしいのだけど、それより何より凄く面白い。
バブル時代のアイドルの振り付けや、当時のディスコで羽の扇子を振り回して踊っていた女の子たちの動きをデフォルメした振り付け。
練習風景のドキュメンタリーでは、壁に大きく「恥を捨てる」と書かれていたのを見て唸ってしまった。
偉い。
流石、大阪のオンナたち。
それにしても、よくまああれだけバブル時代のファッションを再現したものだ。
コーチだってバブル当時にはまだ生まれていないというのに。
私ですら前髪、あんな風に上げていたし、ボディコン・ファッションもしていたよ、あの頃は。
ディスコには一度も行った事が無いけれど。
あらゆる意味でバリバリのバブル世代だもの、私の年代は。
給料も行動も飲み食いも買い物も全てがバブリーだった。
そして世の中のバブルが弾ける頃には、私のバブルも全て弾けた。
ヘッドハントされた会社は潰れ、2度の離婚、頭金を全て私の預金で払ったマンションを私が出て行く事になり、何もかもが泡と消えたような気がした。
でも、あんなバブルは弾けて良かったのだ。
そのあとで、もっとずっと価値のあるものを手に入れる事が出来たのだから。
こうちゃんと猫との出会いがもたらした本物の暮らしだ。
これはバブルじゃなくて、やむを得ずだったとしてもギリギリまで自分を追い詰めたからこそ見極める事が出来た価値だと思うし、何としても守りたい宝ものだ。
貧しいけれど。
苦労して得たものを全て失って絶望していた時、妹が言った。
お姉ちゃん、これにはきっと何か意味があるんだよ、今はその意味は解らなくても・・・と。
【大草原の小さな家】で、メアリがひどい頭痛と発熱で生死を彷徨った挙句に失明したり、火事で子供を失くしたり、次々と不幸に見舞われた時に、誰かがメアリに言った台詞が、やはりそれと同じだった・・・と記憶している。
何故こんな事が起きるのか、今は解らなくても必ず意味のある事なのだと。
妹の言った事は正しかった。
神様はそれぞれの人の中にいて、言葉では何も語らないけれど、ちゃんと必要な時に必要な物事を与えたり取り上げたりしてくれるのだ。
改めてそう思う。
相応しくないのに自分では捨てられなかったものは、ちゃんと失うようになっていたんだな。
だけどやがて早晩、みんな死んじゃう。
だとしたら、やっぱりこの人生なんてバブルなのかな。
まあそれも仕方ない。
今が幸せだというだけで満足しないと。
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夜廻り猫 1,2巻
著者:深谷かほる |
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