2018年6月15日 金曜日 |
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肌寒い。
4月上旬の陽気だとか。
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アンダ クシャミが出ちゃうよ
Jun. 15 , 2017
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ああ~っ、アンちゃんがクシャミすると青っ洟が飛ぶ~。
さっきもゲロッパしたので、アンちゃんの寝床の毛布を2枚洗ったんだけど、そこにはゲロッパの他にも、飛び散った洟の固まったものや黒いハナクソのこびり付いたものが点々と・・・
いいよ、いいよ、一杯出してね。
どんどん洗うから。
午後は、無惨なまでのカットと15分もしないで長々と入れられるCMで滅茶苦茶な映画【ゴッド・ファーザー】を観る。
つい先日もパート3まで連日、しかもノーカットで観たばかりだ。
そして、これまでに一体何度観たかは解らない作品ではあるけど、もしかしたら最も好きな映画作品のひとつかも知れない。
なので、また明日放映していれば、明日もまた観るだろう。
何度か見てこそ、隅々まで味わえるのは確かなのだ。
細かいディーテイルや演技まで、味わい尽くすに値する名作だと思ってる。
今日は吹き替え版だったけど、吹き替えの方が情報量が多して良い。
原語で全て聞き取れて理解出来るならば、それが一番だけど、それが叶わないならば、次に理想的なのは吹き替え版だ。
字幕スーパー版は、一番ダメ。文字制限のせいか、意訳し過ぎてオリジナルのセリフの持つちょっとした意味が失われてしまっていたり、全く翻訳が間違っている場合すらある。
いずれにせよ、言葉の響きや洒落などは、原語で聴かないと意味が無いし、その時代背景や、舞台となる国の文化への造詣がある程度無いと、全く理解出来ないものだってあるのだ。
外国文学も外国映画も、そこがネックとなる。
だからせめて英語くらいはちゃんと勉強しておいて、何度も観て内容を理解している映画ならば、ある時からは原語で聴くようにするのが良い。
そして字幕の間違いや、リンクする背景への理解の無さ、稚拙さをバカにしたりして観るのも、楽しみ方のひとつではある。
悪趣味?い~え、これも自由です。
今回のアル・パチーノの吹き替えは、森川智之だった。
とても上手、ピッタリ。
アル・パチーノには、野沢那智よりも良いと思う。
昔、劇場で初めて観た時はまだ子供で(確か中学生だった)、「ドン・コルレオーネ」を演じるマーロン・ブランドを見ても、こんな含み綿した変な爺さんが、どうしてアカデミー主演男優賞を・・・などと思った。
しかし、今見ると、タキシードは似合うし、とてもダンディだ。
私が歳を取ったせいだろうけど、イイ男を見る目も少しは養われたのかも知れない。
しかしなあ・・・爺さん役が素敵に感じられる歳になったんだな。
でも、歳をとって若いアイドルを追っかけしている婆さんも多いのだ。
歳をとってからのマーロン・ブランドが素敵に感じる程度は、女としてはそういう人たちには全く及びもつかない。
私なんて、女性ホルモンの分泌はきっと終わっているのだ。
婆さんですらなくなり、爺さんとして銀幕の中の素敵な爺さんを褒め称えているようなものか。
ま、いいや。
今回書き残しておこうと思った事。
それは「ファブリツィオ」への復讐だ。
マイケル(アル・パチーノ)がシチリアへ逃亡中、現地で結婚したシチリア人の美しい新妻「アポロニア」が、マイケルを狙った爆弾で爆死してしまう。
その実行犯こそが、マイケルのシチリアでのボディ・ガードの1人であった「ファブリチオ」なのだが、敵対勢力に寝返りマイケルの車に爆弾を仕掛けた。
しかしマイケルの殺害は失敗。
その時はまんまとどこかへ逃げおおせていた。
アボロニアは、マイケルが一目惚れしたという設定。
なるほど、いかにも当時の魅惑的なイタリア娘という顔だ。
出始めの頃の化粧っけの無い役でのクラウディア・カルディナーレだとか、少しふてぶてしい感じがしたオッタヴィア・ピッコロのような・・・
参考までに、これが初期の頃のC.C.クラウディア・カルディナーレです。
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【刑事】のときのクラウディア・カルディナーレ |
貧しく、田舎っぽいけど目ヂカラの強い、色気とボリューム感のある若い美人は、当時はイタリアの女優の専売特許だったような気がする。
可哀想に、無邪気な新妻はマイケルの代わりに死んでしまった。
でも、マイケルのアボロニアへの愛は、アメリカに「ケイ」(ダイアン・キートン)という恋人を残しての逃亡先での、単なる気の迷いや浮気心ではなかった事は確かだ。
それは、後になって良く解る。
裏切者のファブリチオは、その後ニューヨークでピザ屋をしていた事が判明する。
マイケルは父親の死後、様々な復讐を果たすのだが、自分の身代わりになって死んだ美しいアボロニアの復讐もしたらしいのだ。
マイケル自身がファブリツィオを殺害するシーンの撮影もされたのに、劇場公開版の本編からはカットされたとの事。
マイケルが直接手を汚すシーンは、父親が撃たれた時の復讐を果たした(それでシチリアへ逃亡する事となったのだが)、レストランでマクラスキー悪徳警部とソロッツォ殺害シーンだけに留めた方が良いという判断だったのか。
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レストランでのシーン |
これから初めて人を殺そうとしている時のマイケルを演じるアル・パチーノの、目だけで心の動きを表す、台詞なしの演技はいつ観ても圧巻だ。
しかしパート2でも、裏切者ファブリツィオへの復讐が、今度はまた別の形でしっかり撮影されていたらしい。
なのに、それもまたカットされてしまったのだ。
きちんとこのシーンを残しておいた方が、マイケルの心のヒダ、つまりアボロニアへの本気の愛や、愛するものを奪った者への怒り、長い月日を経ても忘れない強い想いなどを、目の前で観ているものすら全ては理解しない鈍感な観客にも見せつける事が出来ただろうに。
勿体ないな・・・でも、そのシーンのノーカット版も、その気になれば観られるらしいのだが。
もっと歳をとって時間がたくさんある日々を送れたら、DVDで繰り返し観よう。
長生きしなきゃ。
【ゴッド・ファーザー】を観ていたらお昼の用意が遅くなってしまったので、パパッとスパゲッティを作る。
カリフラワーとアンチョビのペペロンチーニ。
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カリフラワーのペペロンチーニ
Jun. 15 , 2017
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美味しい。
考えてみたら、白い材料で作ったスパゲッティが好きだな、私。
基本形はペペロンチーニで、勿論それだけでも美味しいんだけど、1品で済ませたい時にはそこに何か具を足して、ご馳走っぽいペペロンチーニにする。
その際に使う材料は、偶然だけど白いモノが多い。
そして美味しい。
たとえば一番好きなのは、これまた困ったときに良く作る、長ネギと鶏肉のペペロンチーニだな。
太いネギの白いところをザクザク切って大量に用意し、鶏肉(これはもも肉が良い)と共にたっぷりのオイルで炒める。
鶏の旨味がクタクタになったネギの旨味と合わさり、最高に美味しい。
でも、今日は鶏肉が無かった。
幸いカリフラワーが丸ごとあったので、アンチョビとカリフラワーのペペロンチーニにした。
ニンニクとオリーブオイル、鷹の爪、そして乾燥パスタは常に家にある。
カリフラワーは少し柔らかめに茹ででおく。茹でたら、パスタを茹でる間に細かく刻んでおく。
小さくした方が、麺と絡み易いのだ。
ニンニクと鷹の爪をたっぷりのオリーブオイルで熱し、アンチョビもたっぷり加える。
茹で汁をお玉に2杯くらい加えてオイルを乳化させたら、別鍋で茹で上がったスパゲッティを急いで投入。
味見して薄ければ塩を少し加える。
アンチョビは殆ど溶けてしまっていて、塩味をつける役割の他に旨味を増してくれているが、姿はもはや全く見えない。
白いパスタとカリフラワーが、少しだけ色を濃くしているような気もするが、言われなければ解らないだろう。
アンチョビは、安売りしていた缶詰(1缶100円)をたくさん買い置きしてあった。
小さい缶で、4フィレ程度入っているだけで、使い切り。
今日のような使い方をするのに向いている。
パスタを投入してざっと和えたら火を止め、皿に盛りつけたら急いで食べないと、パスタがどんどんのびてしまう。
ラーメンやかけ蕎麦と同じだと思って、のびないうちに食べるべし。
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夜廻り猫 1,2巻(3巻も出てるよ)
著者:深谷かほる |
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