ジャム
ただいま
Feb. 17, 2007 |
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2007年2月17日 土曜日
ジャム、夜になって退院。おかえり、良かったね、ジャムのお家だよ。
昨夜は流石に疲れて早く(と言っても午前2時頃)に寝ようとしたのだが、寝つかれず、結局はTVで吹き替え版の【グラディエーター】を観てしまった。
終わったら朝・・・でも娯楽の為にも時間を過ごさなきゃ。
前回は字幕スーパーで観た。
吹き替え版でも充分に良かった。
この作品は【ベンハー】や【スパルタカス】のようなスペクタクル史劇の体裁をとっているが、全編家族愛の物語と言っても過言では無いだろう。先日の【安寿と厨子王】のオリジナル【さんせう太夫】をつい思い出してしまった。
朝一番で面会に行った時は、まだ麻酔が抜けきれておらず、目は開いているのに虚ろだった。
名前を呼んでも反応しない。
昼過ぎにまた会いに行くと、今度は大分覚醒しており、私を見るとケージの奥からゆっくり近づいて来た。
甘えた声で鳴き、指を差し込むとスリスリした。
他の入院患者に犬が1匹いて、その子が吠えて吠えて・・・ジャムは怯えてその都度ビクッ、ビクッと反応していた。
可哀想で連れ帰りたいが、まだ点滴を出来るだけ長く続けた方が良いという事で、夜を待つ。
今日も長い一日に感じる。
診療時間終了間際に迎えに行き、点滴を外して貰って弱々しい声で鳴くジャムを連れ帰る。
そんなに遠くない道のりなのに、やけに時間が掛かっている気がしてしまう。
帰宅して直ぐにカラーを外してやる。
これがあってはストレスが溜まるばかりだろう。カラーをしていなくても、家に戻りさえすれば安心して、傷口を舐めたりしない子だから。
何度かトイレに入ったり出たりしてやっとオシッコを済ませ、あちこち試した挙げ句、自分で選んだ場所で落ち着いた。
いつも寝ている私達のベッドでは乗れないかと思い、床に箱を置いて毛布を入れた臨時のベッドには、興味を示して入ってくれたものの、直ぐに出てしまった。
心配を余所に、私達のベッドへもちゃんと乗れた。しかしそこも落ち着かないらしい。
結局は、マルコケージの隣の1段ケージの上に置いたアイン愛用の猫ベッドに落ち着いた。
身体を小さく丸めて(それでも大きいけれど)、じっと痛みに堪えているように見える。これもまた、時間の経過を待つしかないのだろう。代われるものなら代わってやりたい。
前回の手術の際、その傷の大きさ(>>こちら)に驚いた。
しかし今回は、あんなものじゃ済まなかった。
悪性を疑う腫瘍の場合、実際の腫瘍の周囲をあらゆる方向へのマージン(余白)を大きくとって広範囲に切除し、そのマージンの部分も含めて病理検査する必要がある。
周辺に腫瘍細胞の移転が少しでもあると、ほぼ再発するからだ。
それは前回の肥満細胞腫の手術の際に、結構勉強して理解していた。
そして先生からも事前に「かなり大きく切る事になります」と言われていたので、相応の覚悟はしていたものの、実際に見るとあまりの大きな傷に正視するのが辛い。 |
ジャム
手術2日目の傷跡
Feb. 17, 2007 |
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ジャム
このベッドも良いけど
Feb. 17, 2007 |
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ジャム
ここが落ち着くの
Feb. 17, 2007 |
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私が「大きく切る事になるだろう」と書いていたのをご覧になって心配して下さった方が、もっと小さく切って摘出して下さる獣医さんを探しては如何かとメールを下さったのだが・・・
前述の通り、それは外科手術の腕の違いから起きる現象ではなくて、悪性が疑われる場合には相応のマージンを取るのが正しいやり方なんです。
マージン不足で再手術になるケースもありますから、予め悪性と疑って手術する場合、広範囲に切除して病理検査に出すのがリスクを小さく抑えるやり方という事です。
メールにお返事出来ていませんが、そういう訳でむしろこれがより安心な方法ですので、どうかご安心下さい。
痛みに堪えているジャムを見ているのは辛い。
でも本当に辛いのはジャムなのだ。母はしっかりこの現実に対峙して、今後の方針を立てなければ。
ご心配下さった皆様、有り難うございました。
ジャムだけでなく他の子たちもみんな、引き続き頑張ります。 |
覚え書きとして:
朝はトースト(バターといよかんジャムのせ)とコーヒー、八朔。
昼は焼き肉ライスバーガー2個ずつと豚汁、デザートにあんみつ(缶詰)。
おやつに戴きもののパティスリー・クイーンアリスのパン色々とコーヒー。初めて食べたパンばかりだったのだが、いずれも美味しかった。
夜はかき揚げ天丼。かき揚げはOKストアの惣菜を、天つゆで煮てご飯に乗せただけ。小松菜のお浸し、キャベツと胡瓜とハムの千切り・フレンチドレッシング和え。 |
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