猫雑記20080222

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ジャム

大きな金目

Feb. 22, 2008

2008年2月22日　金曜日

暖かい。

昼間もポカポカ、夜になっても１０度以上あった。これでは桜が咲く頃のようだ。しかし明日の晩には北風が強まり、真冬に戻って４度位に下がるらしい。

やってらんないよ・・・と野良猫は言いいだろうな。

行きつけの店でご飯を貰っている野良猫「タマちゃん」が、昨日マツモト先生の病院に入院した。

あちこち喧嘩傷だらけでボロボロのオス猫だ。去勢手術と共に必要な治療をして貰うという事で、店のスタッフの女性が決断してくれたのだ。良かった。

しかし血液検査の結果、白血病とエイズのダブルキャリアである事が解った。

今日その店に週に一度の買い出しに行ったので、タマちゃんの今後についてスタッフの女性たちや店長と話をした。

触らせる子で病院にも連れて行けるような人懐こい子なのに、外にいる限り喧嘩ばかりして怪我だらけ。しかもキャリアと解った以上、可能であれば家に入れてやって欲しい。

だけど、みんなそれぞれの家庭の事情と保護に関する考え方や姿勢がある。私の勝手な想いを無理強いは出来ない。

では我が家で引き取れるのか？どこにそんな場所が残っているだろう？３０匹に限りなく近づこうとしているというのに・・・

頭数だけ聞いたら、既に多頭崩壊しているんじゃないのか・・・と思い込まれても仕方ない数だ。

しかし実際には（見に来て戴ければ納得して戴けると確信しているが）、うちは猫の飼育環境は全然悪くない。

悪くならないようにこそ毎日努力しているのだから、これで悪くては困るのだ。

そもそも家が広いし、部屋数はたくさんある。

飼い主は残りの人生を猫様たちの手厚いお世話に費やそうという決意のもとに日々刻々、身体を動かして環境を快適に維持しようとしているのだ。

ちょっと気を抜けば、あっと言う間に環境は悪化するだろう。

飛び散る砂、各部屋には大量の抜け毛、トイレの中にはウンチやオシッコ、床やベッドにはゲロッパ・・・

掃除だけじゃない、爪切りもブラッシングも欠かせないし、アクネや目・耳のケアも怠れない。

そして猫に使う金だけはケチケチしない。その為に収入源である仕事も頑張る。

猫たちも、部屋分けがうまく落ち着いて、それぞれの部屋でみんな仲良しだ。知らない人が出入りしてストレスを与える事もしないように努めている。

猫本位に考えているつもりだし、二人とも猫の為に生きていると言っても決して大袈裟ではない。

もし問題があるとしたら、具合の良くない子たちから目が離せない事くらいだろうか。

どうしてもケアの時間が余計に掛かるし、通院だけでもヘトヘトになる。

でも、これはもう全力で取り組むしかない事だし、保護当初よりはずっとマシな状態にしてやれていると思えるから、決して報われない努力ではない。

それに我が子とした以上、最大限の事をしてやりたいと思うのは親心だろう。だから努力するのは当たり前で、それを苦労と思っている訳じゃない。

だけど本音を言えば、あと少しだけ寝たい。

普通の睡眠時間が必要な人では生き延びられなかっただろうと思える位、こんなタイトな生活がもう何年も一日も欠かさず続いているのだから。

５０代で睡眠２～３時間というのは、ちょっと過激すぎると自分達でも思っている。

でも、どう考えたところでどうしようもないのだ。

遊んで起きている訳じゃ無し・・・好きでやっている（と言うしかない）超多頭生活なのだし、働かなければ食べて・食べさせて行けないのだから、これがもう私達の「平常」だと思うしかない。

世の中にはもっと遥かに大変な思いをしている人達だっているし、もっともっと働いている人達だっている。この寒空に外で立ち仕事をしている人達を思えば、私達など大変でも何でもないよな。

あと２０年は頑張るさ。ミュウちゃんがお迎えに来た時、褒めて貰えるように。

見送った子たち全員に待っていて貰えるよう、私たちはもっと愛される母親になろう。こうちゃんだって「母親」なのよね。

ジャム

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Feb. 22, 2008