猫雑記20091129

《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》猫雑記

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ナム

アタシは三河の猫

Nov. 29, 2009

2009年11月29日　日曜日

小春日和だった昨日と比べたら、ぐっと寒くなった。

夜には冷たい雨も降り始める。

それでもまだ本格的な冬とは言えないのだ。冬は厳しい。

新しく設置したハウスには、早速シロちゃんが入っていた。

全てのハウスを我こそが真っ先にチェックしなければ気が済まないシロちゃん。

そして全てのハウスを泊まり歩いているシロちゃん。

そもそもＰＪ（ピアノじじい）の家がシロちゃんの本宅なのに・・・。しかし私はシロちゃんの子供たちを奪い（保護したとも言うが・・・）、シロちゃんだけがまだＰＪの家の外猫なのだ。

いつの日かきっと、シロちゃんは家に入れる。仲良しのデンちゃんと共に。

そしてタマちゃんも、クロちゃんも、顔デカ黒ちゃんも、出入り自由の家猫らしきプウ助も、みんな拉致してうちの子として最期を迎えさせるのだ。

もうその覚悟は出来ている。

これでおしまい・・・幾らそう決意したところで、野良猫と関わっている限り、そんな「終わり方」は有り得ないのだ。終わるのは、私が死ぬとき。

そして私が死ぬときに出来るだけ悔いが少なくて済むよう、家の中も外も片付いていたい。

だから生きて猫の世話が出来る間に、関わった野良猫たちは最終的に家猫にしてやりたい

問題はそのタイミングと、シロちゃんのように捕獲出来ない子がいるという事だけだ。

でも諦めなければ必ず出来る。

みーちゃんだって、何度も諦めかけたけれど、半年以上掛けて保護出来たのだ。あのみーちゃんが捕まえられたのだから、どんな野良猫だって捕まえられる。

具合の悪いモアやマーゴに手と時間が掛かるだけじゃなく、彼女達に新たなストレスを掛けるのも憚られる。

他の子たちだって部屋分けをして１匹だけの部屋も作って、やっとギリギリのバランスを保っているのだ。

雨風凌げてご飯とトイレと暖かい寝場所がある・・・それだけでは私達にとっての「猫との暮らし」にはならない。

可愛い我が子が幸せに楽しく暮らせて、愛されていると実感しながら短い一生を過ごして貰えるよう、最大限力を出し切ろうという決意があればこそ毎日を頑張れるのだから。

無鉄砲に無分別に無闇に、ここまで増やした訳じゃない。

長い年月を掛けて、悩みながら、だけど勇気を振り絞り、猫達の心のバランスを見ながら、これでも慎重に増やして来たつもりなのだ。

１匹ずつの心と身体の状態に配慮して、ストレスが少なくて済む為にはどうしたら良いのか毎日が試行錯誤と創意工夫の連続だし、かなり犠牲を払わなければそれを維持できない。

そうでないと猫たちも満足してくれないだろうが、私達も奉仕者として満足出来ないのだから、当たり前の配慮なのだけど・・・。

だから１匹を増やす事は、１０匹以下だった頃も今も変わらず困難な課題である事に間違いない。

という具合に今年の冬の入り口でもさんざん逡巡し、いつもいつもの堂々巡りの末、ある決心をした。

その内容は、実行するまでは自分の冷静さを保つ為にも秘密にしておこう。

大した事じゃない。したい事の１／１００位の事。

それでも今の私にはとても勇気と決断が必要で、その後の努力の継続が不可欠な事だ。

そこまで言えばバレバレだろうけど、兎に角、決めたのだ。

あと少し、私には努力が必要だ。

それが実践し続けられる気力と体力を、神様、どうかお与え下さい。はい、自分でも努力します。

努力し続けられるための努力とな。う～ん、「深い」ような、はぐらかしのような・・・

ルス

アタシは岩手の猫

Nov. 29, 2009