テト
暑そうだねって?
Sep. 1, 2010 |
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2010年9月1日 水曜日
今日から9月だ。
しかし猛暑のままで、夜になってもそよりとも涼しい風は吹かない。
この猛暑の中、今日が「防災の日」という事で全国各地で防災訓練が行われていたけれど、地獄の暑さだっただろう。
ご苦労様、いや、お気の毒に・・・と言うべきか。
まだ2週間は同じような酷暑の天候は続くらしい。
そして観測史上初めて・・・という記録ずくめらしい。6月から8月の平均気温、熱帯夜の日数、猛暑日の日数・・・これが毎年の事になったらどうするんだろう。
いや、自然現象はどうする事も出来ないさね。
エアコンがますます重要になるだろうから、電気をどんどん作って貰わないと困る。
この暑さの熱をエネルギーに変換して冷やす原理はないものなんだろうか?
私には難しい原理は全く解らない。学歴・職歴は文系だし、尚且つ右脳派だもん。
実は、今日もハワード・ホークス監督、ジョン・ウェイン主演の映画をBSでやっていた。
【エル・ドラド】だ。
昼間から映画ばっかり観ていては仕事にならないだろうって?
そうなんです、困りましたね。
でも、暑い日中はエアコンをつけていても仕事部屋のある2階は暑過ぎて、時々何時間かPCを休ませて冷やさないと壊れてはいけないので、仕方ないのだ・・・と弁解しておこう。
PCを落としてTVをつけ、映画がつまらなければ眠ってしまう・・・そんな日が続いている。
その代わり、まともな人々が眠っている夜中は、ずっと起きているのだ。
仕事もしなければいけないし、掃除や料理の作り溜めも少しでも涼しい夜にした方が楽だし、電話は鳴らないし、何かと私を邪魔する誘惑が少ない。
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原題:El Dorado
邦題: エル・ドラド
製作年:1966年
製作国:アメリカ
配給:パラマウント
キャスト(役名)
ジョン・ウェイン (Cole Thornton)
ロバート・ミッチャム (Sheriff J. P. Harrah)
ジェームズ・カーン (Mississippi)
シャーリン・ホルト (Maudie)
ミシェル・ケーリー (Joey MacDonald)
監督:ハワード・ホークス
脚本:リー・ブラケット
原作:ハリー・ブラウン |
【エル・ドラド】は【リオ・ブラボー】の7年後に作られた作品で、ジョン・ウェインは幾分老けて、多少恰幅も良くなっている。
それでも女に恋される役どころだ。
男臭くてカッコ良いし頼もしいのは相変わらずだが、既に初老の域に入りつつあり、恋愛させるにはちょっと厳しいかな?と思わないでもない。
いや、老いらくの恋というのもあるけれど、何もジョン・ウェインに恋などさせずとも、そもそもジョン・ウェイン映画には女なんか出て来なくても充分に魅力ある作品になるのに。
ともあれ、もっと年老いてからは恋など関係ない爺さんガンマン・用心棒を演ずるジョン・ウェインではあるけれど、【エル・ドラド】では、ギリギリ「現役」の男を演じる。
仕方ないか・・・何たってジョン・ウェインなんだから。何でも許されちゃうよな。
物語の内容は、何かと【リオ・ブラボー】と似ている。
町の中で孤立する保安官、年老いた保安官助手、ひょんな事から保安官を助っ人する昔なじみと巻き込まれ型で加勢する若者。
性悪女に捨てられて酒浸りになるところも一緒だが、今回酒浸りになるのは保安官助手ではなくて保安官そのものである。
その保安官にロバート・ミッチャム。
【リオ・ブラボー】のときのアル中役のディーン・マーティンも小汚く役作りをしていたけれど、今回のロバート・ミッチャムは更に小汚い。
醤油で煮しめたようなドロドロ・ボロボロの下着に保安官バッヂを付けている。
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この作品が作られた時、ジョン・ウェインが59歳、ロバート・ミッチャムが49歳。
画面だけ見ていると、同い年くらいかと思えた。
それ位、汚な作りの役だ。 |
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「これでもか」と言わんばかりの小汚さ。
ロバート・ミッチャムも、よく引き受けたものだ、ここまで汚い役作り。
しかもアル中で、惨めな登場・・・
それでも保安官バッヂは胸に光っているのだ。 |
そして【リオ・ブラボー】では老保安官助手のウォルター・ブレナンがビッコという設定であったが、今回は銃で撃たれた傷ではあるものの、保安官と助っ人のジョン・ウェインがビッコとなり、ラストでは仲良く二人で松葉杖をついて並んで歩く。
ほれ、この通り。
そして仲良くタレ目の二人。 |
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【リオ・ブラボー】ではラストの決闘シーンで、足が悪くては危険すぎるから来るなと言っておいたのに、老保安官助手のウォルター・ブレナンは来てしまうし、ライフルの弾の補充だと言ってホテル兼酒場の主人のメキシコ人は来てしまうし・・・で、ジョン・ウェインが呆れて「次は誰だ?」と言うと、リッキー・ネルソン演ずる「コロラド」が「女(アンジー・ディキンソンの事だ)が植木鉢を持って来る」と、先の撃ち合いの場面を伏線にした科白を言う。
ご覧になった事の無い方の為に補足説明すると、酒場の前で保安官ジョン・Tが敵方に雇われたガンマン3人に不意打ちに遭い、銃を捨てさせられて絶体絶命・・・という場面で、酒場に居たアンジー・ディキンソンがたまたまそこに居たコロラドに「彼を助けて」と言う。
コロラドは彼女に指示する。俺が出て行ったら、窓に植木鉢を投げろ・・・と。
それでガラスが割れる音に敵方が気を取られた隙にコロラドは銃を保安官に投げ渡し、その間に自分は2人を撃ち殺す。
という訳で、保安官に惚れている女と植木鉢が効果的な演出となっていた訳で、その事を言っている。
それが【エル・ドラド】では、やっと酒が抜けて正気に戻った保安官のロバート・ミッチャムが風呂に入っていると、次々と「危険だから事が済むまでは出歩くな」と言っておいたにも関わらず、別々に違う関係の女たちがやって来ては、石鹸が必要だろうから・・・と荷物から石鹸を取り出して見せる。
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みんなに臭いと言われて、ようやく風呂に入るシーン。
片足を出しているのは、撃たれて怪我をしているから。 |
そして「ここはエル・パソの駅より人が多い」というような科白を、ロバート・ミッチャムが言うのだ。
文字で書くとテンポが遅くてちっとも面白くないが、これが映画だと一瞬で伏線も含めて表現されるから面白い。
おまけに【エル・ドラド】では古い別の作品【リオ・ブラボー】をも伏線としているのだから、同じ監督の作品とは言え、ちゃっかりしている。
【リオ・ブラボー】ほどの完成度は無いし、二番煎じといった感は否めないけれど、ジョン・ウェインとロバート・ミッチャムという2大スターを配し(多分二人は同等に扱われていたのだろう)、【リオ・ブラボー】ではリッキー・ネルソンだった役どころが、【エル・ドラド】では若き日のジェームズ・カーンである。
【ゴッド・ファーザー】で長男「ソニー」を演じていたジェームズ・カーンは、末の弟役のアル・パチーノと並ぶと随分と大男に見えたが、ジョン・ウェインと並ぶと10センチは小さく見える。
左端がジェームズ・カーン。
遠近法と帽子のお陰で、そんなに小さくは見えない。
そもそも小さくはないのだが・・・。 |
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ジョン・ウェインとクリント・イーストウッドは、少なくとも映画の中では、誰と並んでも彼らより背の高い男は出て来ないんじゃないだろうか。
2メートル超えの巨人でも連れて来ない限りは。
だからジョン・ウェインが乗る馬がまるでポニーのように見えてしまって、見ていて気の毒でならない。気の毒なのは馬の方で、ジョン・ウェインではない。
【リオ・ブラボー】ほど好きな映画ではないにも拘らず、長々と書いてしまった。
トムの通院は今日も昼に。
体重は緩やかに減少を続けている。
あとどれ位の時間が残されているのだろう。考えるのが怖い。
可愛いトム。私とみーちゃんの子供。 |
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テト
丁度良いってば!
Sep. 1, 2010 |
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