ペリー
僕だってさあ・・・
Feb. 28, 2011 |
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2011年2月28日 月曜日
寒い。
昨夜からの雨は午後に霰混じりになり、その後も霙になったりして呆れさせてくれた。
明日からは3月だと言うのに・・・これではまだまだ油断出来ない。
3月だろうが4月だろうが、積雪だってするかも知れない。
まだまだスタッドレスから夏タイヤには履き替えられない。
以前、妹が送ってくれた佐野洋子のエッセイに出て来た「ニコニコ堂」の息子のユウ君が書いて芥川賞を獲ったという小説を、Amazonで買った。
中古で1円、送料は250円だった。
合計251円・・・送料を支払う為に買ったようなものだ。
【猛スピードで母は】という小説で、ユウ君とは長嶋有という。
小説は淡々としていてなかなか面白かった。
このユウ君の古道具屋の「ニコニコ堂」をやっているお父さんというのは、つげ義春の【無能の人】のモデルであると佐野洋子のエッセイには書いてあった。
つげ義春は昔かなり読んでいるはずなのに、残念ながら【無能の人】は知らなかった。
それもそのはず・・・【無能の人】は1985年の作品であり、私がつげ義春を読んでいたのはもっとずっと昔の事だ。
私がつげ義春を意識して読み始めたのは、作品で言うと1966年の【沼】あたりからだったと思う。
1975年頃、ボロボロに擦り切れた「つげ義春全集」を手に入れた。
その本は県立のある男子高校の図書室の「持ち出し厳禁」と大きく書かれた蔵書だったのだが、当時付き合っていて後に私の最初の夫となり直ぐに離婚した男が高校生の頃、図書室から持ち出したきり返さなかった本だ。
もう時効だろうから書いてしまうけれど。
当時はまだ若者がアナーキーな時代で、男子学生は学生服を脱げば汚いボロボロのジーンズに長髪ほしており、ツワモノは学生服の上に半纏を着て電車通学している者すら居た。
かと思えば一方ではVANジャケットの流行った時代でもあり、スクエアな格好をしている学生もいたけれど、そういうヤツラは「軟弱」だとされていた。
そういう質実剛健を気取る土地柄でもあったのだ。
高校生だったので安保闘争に参加するような歳ではなかったにしても、ヒッピームーブメントの影響はかなり強く残っていた時代なので、図書館の漫画本を持ち出す位は何でもない事だったのだろう。
今もそれは手元にある。
正確に言えば私の本ではなくて別れた彼の本なのだが、別れた時に私のビートルズのLPなどは全て彼に持って行かせたので、まあ「おあいこ」だろう。
そのつげ義春全集には、【沼】の他には【チーコ】【初茸がり】【通夜】【山椒魚】【李さん一家】【紅い花】【峠の犬】【西部田村事件】【長八の宿】【ほんやら洞のべんさん】【ねじ式】【ゲンセンカン主人】【もっきり屋の少女】【蟹】【やなぎ屋主人】などが収録されている。
1970年頃までの作品で終わっている全集なのだ。
いずれの作品も面白く、既に擦り切れかけていたその本を、これまて擦り切れる程に繰り返し読んだ。
科白は全て丸暗記している程、何度も読み返した。
つげ義春をご存知の方であればご承知の通り、何とも言えない味わい・・・それは暗い素朴な絵柄、それでいてとぼけたユーモアのある不思議な世界がある。
一時期つげ義春がアシスタントをしていた、水木しげるとも共通する世界と言って良いかも知れないし、もっと飄々としたものが感じられるとも言える。
私が好きなつげ作品は、当時つげ義春と言えばこの作品と言われた【ねじ式】などではなくて、もっと素朴な旅先での小さなエピソードものだ。
【西部田村事件】【長八の宿】【ほんやら洞のべんさん】なんか、今読んでも好きだ。
昨年大ヒットした朝の連続ドラマ【ゲゲゲの女房】では、実際につげ義春らしきアシスタントが登場していた。
一番暗そうな男・・・神社で水木さんが声を掛けた、スケッチをしていた男・・・あれがそうらしいのだ。
今も存命・・・と言うよりまだ実家の母よりずっと若いと知り、マンガでなくてエッセイでも良いからもっと書いて欲しいなあ・・・と思う。
旅の思い出でも良いから・・・と、無責任な昔の読者は無責任な事を思う。
そんな事を、「ニコニコ堂」の息子のユウ君の小説を読んでいたら思い出した。
因みに、つげ義春のマンガは少し懐かしいけれど、別れた最初の夫は特に懐かしくもない。
別に厭な思い出も懐かしさもない。
私が過去をあまり懐かしむ事のない性格であるだけかも知れないけれど、オンナというのは都合が良く出来ていて、昔の男になど未練は持たない・・・そういうものではないかと思うのだが、如何だろう。
ましてや美人でスタイルが良く、芸能界という一般とはかけ離れた世界にいる沢尻エリカなど、離婚程度の事でそんなに社会に対して誠実に対応しなければならないと思わず、いちいち覗き見シュミの芸能記者たちの質問に答えたりする必要は無いと思う。
稀有な美貌と才能を持つ女優なんだから、その時々自分に栄養を与えてくれる男を踏み台にして成長して行くなんて当たり前だし、昔から才能ある女優や歌手、作家たちはそうしてスキャンダルに負けず、ふてぶてしく生き延びて作品と名を残しているじゃないの。
芸能人のプライバシーの全てを知る権利があると思ったら大間違い・・・私達とは違う、光り輝く何かを持ったタレントを、つまらない事で叩いたり汚したりするのは勿体無い。
特にファンでもないけれど、エリカ様にはこれからもっと大きく世界に向って羽ばたいて欲しい。
その為には「黒幕」だろうが「パトロン」だろうが、居ても良い・・・むしろ居た方が良いと思うよ、オバサンは。
夜、先生のご都合を電話で伺ってから、ラストに滑り込んで治療して戴く。
入り口に「キンコウチョウ」の大きなスニーカーは無かった。
時間が遅かったので、既に治療を終えて帰った後なのかな。
私の前には「サッカー」だけで、あと少しで治療が終るところだった。
私は背中から始めて、腰、太腿、お尻、首、後頭部、ふくらはぎをそれぞれ、更に細かい部位に分けて念入りにマッサージして戴く。
2時間コースで、終ったらまたしても11時だった。
私の余りの筋肉の無さに、今後どのように筋肉をつけて行くべきかアドバイスを受けた。
先生はかつてキックボクシングと筋力トレーニングのプロでもあったのだ。
まだ膝や股関節の痛みと筋肉の炎症の為に殆ど歩けないので、無理をせず、本格的に歩くのはもう少し回復してからにして、大きな筋肉に少しだけ負荷を掛けるようなトレーニングをしてはどうか・・・という事だ。
くれぐれも筋肉を傷めないように気をつけないと、私の場合は普通の人と違って一旦傷つけたものはなかなか治らないのが問題なのだ。
筋肉トレーニングというのは負荷を掛けると筋肉が傷つき、それが修復されると前より大きくなるという仕組みである。
普通の人の場合、破壊された(傷ついた)筋肉が修復されるのに数日もあれば良いらしいのだが、私の場合はそれが何ヶ月も、下手をすると1年以上も治らずに炎症し続けている。
そういう体質というか、病気なのだから、そこんところはもう諦めるしかないのだけれど、腹が立つ。
1年以上も修復しないでいるなんて、「ふざけるな」と言いたい。
「シェーグレン(症候群)」位の事で「ふざけるなと言いたいほど痛い」等と言っている大物芸能人・・・それこそ「ふざけるな」と言いたい。
そんなもん、私なんか20年も我慢しているんだぞ。
ともあれ、その炎症を抑える薬もあるのだけれど、副作用が他の症状を悪化させるものだから、今の私にはもう使えない状態だ。
だから怪我をしないように、筋肉ですら傷つけないように気をつけていないと痛い目に遭い続ける事になる。
痛いのは、これ以上たくさんだ。
先日のぎっくり腰(のようなもの)で傷ついた筋肉やら腱は治っていくどころか、かばって動いていたせいで筋肉の怪我の範囲を広げてしまっている。
いつまで痛いのか。
ただでさえ元々ある痛みで苦しんでいたというのに、筋肉痛よ、お前もか。
いい加減にして欲しい。
「欲しい」とは誰に向かって言っているのかな。
天に唾しているようなものだな。
でも、何が一体ここまでの痛みをもたらしているんだろう。
控えようとは思っていても、ついつい愚痴をこぼしたくなる。
せめて早く暖かい春になって欲しい。
この「欲しい」は、誰でも言うよね。
つまらない事をだらだらと書いてしまった。
今夜くらいは早く寝よう。
先生の多大なる犠牲の上に、特別に長時間治療して戴いているのだから。 |
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