2011年 《CAT'S EYES & CAT'S HANDS》 猫雑記
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リマ

お久しぶりだけど・・・

Aug. 21, 2011
リマ
2011年8月21日 日曜日


相変わらず涼しい。

とても8月とは思えない。



こんなに急激に肌寒くさえなっては、年寄り猫たちの体調への影響が心配だ。

我が家は年寄り猫の比率が凄く高いんだ。

ゴマやぶーちゃんだけじゃない・・・ジャムですら10歳、ルスやリマイオで9歳、テトやペリーで8歳半・・・みんな子供だと思っていたけれど、実は老齢化しているのだ。

それにしてはこの子たち、ブリブリに太って元気だけど。



とりわけリマの太りっぷりたるや、胴体は黒豚のようだ。

可愛い可愛い黒毛豚。

甘えたいが故の文句の多さも、ジャムと双璧だ。






なかなかリマの写真は撮れないのだけれど、今日は珍しくじっとしていてくれたので、慌てて撮った。

写真で見るより実物は遥かに可愛いのに、どうしていつも可愛く撮れないのかな。

手触りの良さも天下一品。

同じ短毛の黒猫でも、南国から来たアンちゃんとは違って、北国から来たリマは毛が長くてアンゴラのように柔らかい。



共通するのは、どちらも肩乗り猫だという事。

小さいアンちゃんと違い、5.6キロのリマは、抱いていると腕に乳酸が直ぐに溜まる。

姉妹だけあって、ルスも全く同じ体型と体重、甘えっぷりだ。



それでもメスとしてはルスやリマが標準の大きさ・重さだとばかり思っていた。

ゴマやアンちゃんが小さ過ぎるのだとばかり思っていたのだ。



どうやらそうではないという事を納得するのには、大分年月を要した。

オスでも5キロ超えでデブ扱いされている猫が、巷には幾らでもいるからだ。







オスで8キロだったミュウは、確かに太っていたよ。

メスでも(8キロあったけど痩せて)7キロあるジャムも、確かにデブだ。

9キロは間違いなくあるメラは、デブでもあり巨大な骨格でもある。



この子たちと比べたら、ルス・リマはやっぱり標準体型に見える。





でも、避妊の後で、先生に言われたっけね。

「凄い脂だったよ〜」と。



失礼だよね〜レディに向かって。




昨日の続きを書く。

つまらない想い出のカードめくりなんか、どうして始めちゃったんだろ。



それは妹のせいだ。

書いた事すら忘れていた中学生の頃の作文や読書感想文を、妹が母の遺品を整理していて発見し、通知表やらお習字やらと一緒に送ってくれたからだ。

母が折角取っておいたものだし、妹の判断で捨てるのは気が引けるからと、お姉ちゃんのものはお姉ちゃんに送るね・・・と言って、母のちょっとした遺品と共に送って来たのだ。





見ると、お習字と絵はなかなか上手い。

やるじゃん、私。

何かの賞を取ったものだけ母が保管してくれていたらしいので、そりゃあそこそこ上手いはずだけどね。



壁に貼っておこう・・・とこうちゃんは笑って言う。

それはシュミが悪い。

ま、ジョークだろうけどね。





しかし、同時期に書いた作文の字は、物凄く下手で読み難い。

今でも決して字は上手く無いけれど、あそこまで酷くは無い。

その後ペン字を練習した訳でないし、そもそも今だってペン字のお手本のような字からは程遠いけれど、それにしてもあんまりな字で、消しゴムで消して書き直したい位だ。

だけど、読んだ後はもう捨てちゃうから良いのだ。







小学6年生の時の通知表の通信欄に、担任から一言「成績優秀です」とある。

そりゃあそうだろうにゃ。体育以外はオール5だものにゃ。



だけど一目見れば解る事を、「成績優秀です」と一言でしか評価してくれていない担任の手抜きはどうだ?

私という小学生の心を、もっと大切に考え、育んで欲しかった。

そんな事、どの先生にも言える事だったけどさ・・・。





中学生の時の成績も良かった。

自慢じゃないが(自慢かな?)学年で1位という事もあった。

1学年に5人しかいないとか、そういう学校じゃないよ、断っとくけど。

ちゃんと1学年には250人くらい生徒がいた学校だよ、エヘン。



私はあの頃、学校の成績の良し悪しがとても大事だったんだ。

良い成績をとる事でしか、自分のアイデンティティを保てなかったのだろう。

可哀想だな、子供の頃の私。

濃い霧の中にいたとは言え、まだ本格的な挫折を知らない、ただ無機的に成績だけ追っていた、想い出も何も無い子供時代。





ありがちな事だろうけど、高校生になってからの成績は、今の米ドルの如く、どんどん下落した。

学業以外に楽しい事が一杯あって、ちゃんと学校には行っていたけれど授業は殆ど聞いていない、家でも勉強なんかしない。

これでは成績が落ちるの当たり前。



成績が良いのはぶっつけ本番でも何とか誤魔化しが効く現代国語と英語、倫理社会だけで、数IIBなんか「2」というのもあった。

10段階評価の「2」だから、落第点だったんじゃないだろうか。

だけど追試を受けた覚えも無いし、落第もしなかった。

及第・落第は、1年間の平均で評価するのだろうか。

いっそ落第していたら奮起していたのかも知れないけれど、兎に角、私は落第もせず奮起もせず、相変わらず勉強をしないで成績は下落の一途を辿った。






もし私に高校生の娘が居て、あんな酷い成績を取って来たならば、母親として私はどんな気持ちになり、どんな態度を取るのだろう?



あの頃の母は、私に厳しいのか放任主義なのか解らないところがあった。

悩んでもいたかも知れない(悩むに決まっている)けれど、多分、基本的なところでは娘を信じていてくれたのだろうと思う。

今更だけど、有り難う、ママ。






そうして成績の振わないまま高校を卒業し、予備校に通って、それから大学に行ったんだ、私は。

父は、「お前を見ていても決して勉強が好きだとは思えないから、大学なんか行く必要は無い、むしろ手に職を付けて、将来結婚して夫に死に別れても食べて行けるように洋裁か和裁でも習った方がいい」と言った。

私と母は猛反発した。

母は「ママがヘソクリで仕送りしてやるから、家出してでも大学に行きな」と言って応援してくれたのだけれど、結局は父が折れてくれて、生活費も授業料もきちんと送ってくれたのだ。







父があの時言った言葉は、正しくもあったし、間違ってもいた。

言われるまま手に職を付けていたら、私は目標も無いままサラリーマンを延々と続けてストレスを溜める事も無かっただろうし、専門職としての道が開けていたかも知れないのだ。

そもそも、職人に向いているのに、私は。

惜しかったなあ・・・と思う。



しかし、父の娘は決して勉強が嫌いな訳ではなかった。

あの頃は勉強よりも別の興味や関心が勝って、勉強する暇や心の余裕がなかっただけだ。

その証拠に、私は大学に入ってからは物凄く熱心に勉強したし、今度は打って変わって成績も良かった。

卒業してしまうのが厭な位、勉強が楽しかった。



だけど、学生のままでは食べて行けない。

学者になる程の覚悟や、そこまでのテーマや目的を持っていなかった。

自分の適性も解らなければ、目的意識も無いまま社会に出て、それから色んな仕事をしながら何とか自立して来たけれど、それでも尚、目的も適性も解らなかった。





あの時、もし父の言う事を聞いて親元から洋裁学校にでも通い、手に職をつけていたら、今頃はどうなっていたんだろう?



いや、人生に「もしも・・・」は無意味だ。禁物だ。

無駄としか思えない事や、失敗・挫折も山ほど経験したけれど、きっとそれはこうちゃんや猫たちと出会い、生きる目的を得られるまでの「大いなる助走」だったのだ。

道がストレートに続いていなかっただけで、目的地を人生の終わり近くになってやっと見つけた。



これまでの全ては、今に至る「必然」として存在していたのだろう。

意味の無い回り道などないのだと思う。

そのさなかにあっては、解らないだけで。








それにしても、数学が「2」ねえ・・・オバサンになって見栄も虚栄心も無くなった今でさえ、それはちょっと恥ずかしいかもよ。
リマ

相変わらず黒豚だにゃ

Aug. 21, 2011
リマ

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