ジニー
ねえ、レンたん?
Oct. 11, 2011 |
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2011年10月11日 火曜日
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10月のうちにビオラを植えるなんて・・・ |
朝晩は肌寒く、昼間は少し暑い。
まだ蚊はいるのに、セミの声は聞こえなくなった。
今年は去年までその勢いを奮っていた葡萄の木を棚の手前で切ったので、葡萄の実が生らず、甘い匂いに誘われて来る蜂の数がぐんと減ったような気がする。
しかし放置していたら、葡萄の葉が次々と太い幹から出て、あっと言う間に茂ってしまう。葡萄ってつくづく強い植物なんだな・・・と感心する。
気の毒だけどその都度刈り込んでいたら、実を生らさずに済んだ。
お陰でバカでかい枯葉も熟した実も落ちず、今年は掃除が楽だ。
大変なのは、公園に自生して巨木になった椋の木から落ちる大量の落ち葉と、その木に絡み付いた大きなツタからの落ち葉の掃除だ。
風向きと枝ぶりのせいで公園には落ちず、専ら我が家の庭に落ちるんだもの。
その木も10月中には伐採か剪定に来ると、管理している土木事務所から今日電話があった。
出来れば剪定に留めて欲しいと思うが、専門家と管理者とで熟慮して決めるようだから、もはや素人の私がどうこう言う事ではない。
桜の木に関しては思いのたけを言わせて戴いたのだから、あとは黙って見ていよう。
昨日、早々と出ていたビオラのポット苗を1トレイ(24個で2千円ほど)買って来ておいたので、今朝、空いていたプランターにその半分だけ植え付けた。
残りは、今フェンスに引っ掛けてあるハンギングにポット苗のまま突っ込んである日々草が、いよいよ寒くなってダメになった時、それに代えようかと思って取ってある。
何しろビオラは強いから、直ぐに株が大きくなって茂ってしまう事を見越して、今は寂しい位にスカスカに植え付けてみた。
今は見た目が少し寂しいけれど、今丁度良い状態で一杯一杯に植えてしまうと、何ヶ月も咲き続ける花苗だけに、後でギュウギュウになってしまう。
去年はそれでちょっと失敗したから、今年は同じ過ちを繰り返さないようにしないとね。
古い土をどうしようか悩んだのだけど、使わなくては勿体ないし、捨てるにも困る。
土を再生してくれるという土を買って、それほ混ぜ込んで再利用する事にした。
さて、どうなるかにゃ?
また春まで元気に咲き続けてくれると良いのだけど。
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映画【赤毛のアン 完全版】 |
昨日から、BSで映画【赤毛のアン 完全版】をやっている。
昨夜が全編、今夜が後篇。
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邦題:赤毛のアン 完全版
原題:ANNE OF GREEN GABLES: SPECIAL EDITION
製作年:1986年
製作国:カナダ
監督:ケヴィン・サリヴァン
製作総指揮:ケヴィン・サリヴァン
製作:ケヴィン・サリヴァン,イアン・マクドゥゲル
脚本:ケヴィン・サリヴァン,ジョー・ワイゼンフェルド
原作:ルーシー・モード・モンゴメリー
キャスト: ミーガン・フォローズ (Ann Shirley)
コリーン・デューハースト (Marilla Cuthbert)
リチャード・ファーンズワース (Matthew Cuthbert)
パトリシア・ハミルトン (Rachel)
シュイラー・グラント (Diana)
ジョナサン・クロンビー (Gilbert) |
プリンス・エドワード島の美しい自然や、質素でも丁寧に美しく暮らす様子を観ていて、ああ、そうだ、私、同じモンゴメリィ原作のドラマ【アボンリーへの道】も大好きだったなあ・・・と思い出す。
この映画【赤毛のアン】にも、【アボンリーへの道】と同じ登場人物が、同じ配役で出て来る。
アンの脇を固めている一番重要な役のマリラ・カスバートも、マリラの親友レイチェル・リンドも、アンの学校のステイシー先生も、どちらの作品に於いても同じ女優が演じていて懐かしい。
どちらもプロデューサーはケヴィン・サリヴァンであり(【アン】の方は監督も)で「サリヴァン・フィルム」の作品・・・謂わば「フォード一家」や「黒澤一家」のような「サリヴァン一家」が出来あがっているような気がする。
【アボンリーへの道】でヘティ・キングを演じていたジャッキー・バロウズが、【赤毛のアン】では色っぽく肩まで露出したドレスで詩を披露する場面があって、これには魂消ましたね。
頑固で厳しく、お堅い「ヘティおばさん」のイメージが強かったので・・・。
しかし顔は相変わらず、骨張って、え〜っと、何と言うか個性的だ。
ヘティの妹オリビア役のマグ・ラフマンは、【赤毛のアン】では、雑貨屋の女主役で出て来る。
女性と付き合った事もないまま老人になってしまったマシュー・カスパートが、アンの念願だったパフスリーブのドレスを買うのも、詩の発表会で着たセミの羽根のような白いデリケートなドレスも、みんな彼女が勧めたものだ。
なかなかやり手の商売人で、しかもセンスが良いという設定。
どちらもマニアが多い作品だから、キャスト等もとっくにご承知でしょうが・・・。
左がヘティ(ジャッキー・バロウズ)
右がオリビア(マグ・ラフマン)
【アボンリーへの道】より |
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プリンス・エドワード島にやって来る女の子を描いているという設定も2つの作品は同じだが、アンは孤児で引き取り手もままならない境遇の女の子という設定で、【アボンリー】では金持ちの娘セーラが母の死後、母の姉の家に預けられる為に田舎の島にやって来たという設定であり、その身の上や島に対する想い入れはかなり違う。
どちらかと言えば、身寄りもなく、ようやく得た里親であるマリラやマシューからの理解や愛に包まれつつ、自らの才覚で道を切り開いて行くアンの方が、世間では贔屓されているような気がするが如何だろう。
そもそも【アボンリー】では、主人公は一応セーラなのだが、ヘティおばさんの存在感や個性が圧倒的で、どちらかと言えばヘティおばさんが主人公のようにすら感じる。
そして様々な登場人物のエピソードが次々と語られる物語となっており、セーラの存在感自体は薄いのだ。
その点、【アン】ではアン・シャーリーという女の子の個性は際立っており、兎に角お喋りで利発で空想好き。
風変わりとも言えるそのキャラクターには、観ているうちにどんどん引きつけられるだけの強さがある。
当初、子守として里子に貰われた先で小説を読み耽っていて里親にこっぴどく怒られたり、幾何の授業中に小説を読んでいてステイシー先生に叱られたり、夢見る事ばかりかと思えば学校の成績はいつも一番で負けず嫌い。
孤児という身の上であっても、誇り高い精神も持ち合わせている。
そしてアンは上っ面で無い優しさを感じさせる。
マシューとマリラという年老いた里親を誰よりも大切に思い、心から愛しているのも良く解る。
そんな具合いに、女の子が自分もそうありたいと願うような、美しいもの美しい世界が大好きで、賢く意思的で強く、しかしデリケートで傷つき易い女の子という、なるほどこの架空のヒロインがいまだ全世界を魅了し続けているのには、それだけの理由があるんだな・・・と改めて感心してしまった。
親友ダイアナの幼い妹が咽頭炎で死にそうだった時、雪の中を「嘔吐剤」を持って駆けつけたアンの機転で幼子は命が助かるのだが、その時にオロオロしているばかりの子守に言い放った言葉が印象的だ。
「熱いお湯を沸かしなさい」
「それくらい想像力があれば解るはずよ」
いつもその想像や空想癖で問題視されていたアンだったけれど、イマジネーションがどれだけ大事なものであるのかを、こんな場面でチラッと言ってのける。
続編も明日や来週に立て続けに放映するようなので、是非観たいと思う。
やって来た時のアン |
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アンの旅立ちを見送る
マシューとマリラ |
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私達夫婦にも子供は無いまま年老いて行くのだが、アンのような娘を引き取って育てられたら、どんなにか楽しく幸せだろうな・・・なんて思ったり。
マリラが新しい人生の門出を迎えたアンを、駅で見送った後にマシューに言う。
"He knew we needed her."
(スミマセン、うろ覚えなので間違っているかも知れませんけど、だからと言って物識りな方が抗議のメールなんか送って来ないで下さいね)
それが字幕では「(彼女は私達への)神様のプレゼントだったのよ」となっていた。
意訳としては間違ってはいないのだろうが、少し深みに欠けるよね・・・とこうちゃんと話した。
されば、どう訳すのが一番なのだろう・・・と考えたけれど、そのまま直訳して「神様は、私達がアンを必要としていた事をご存じだったのよ」で良いのではないかという結論に達した。
私達に赤毛の養女アンは居ないけれど、アンちゃんを含め愛すべき猫たちが大勢居る。
保護したつもりでいるけれど、私達はこの猫たちを必要としていたのかも知れない。
神様はきっと、その事をお見通しだったんだろう。
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ジニー
アタシって地味だよね?
Oct. 11, 2011 |
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レン
でも可愛いよ
Oct.11, 2011 |
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