ペリー
オス猫どもよ・・・
Apr. 4, 2012 |
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2012年4月4日 水曜日
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ペリー可愛いなあ・・・ |
うちには猫がたくさんいる(何を今更)。
みんな我が子として共に生きている猫たちだ。
自分で保護した猫もいるけれど、他所の保護猫を里子に迎えた事もある。
どっちが多いんだろうと改めて整理すると、ミュウ・アイン・ジーコの家族3匹や保護猫として入れて里子に出した子たちは別として・・・
貰い受けた子はジャム・マルコ・ルス・リマ・テト・ペリー・イオ・レン・タム・アンダ・フレア・ナム・マーゴ・ペロの14匹。
となれば、後は数える必要はないのだけれど、まあいいや。
この手で保護してうちの子にしたのはゴマ・カワムラさん・ぶーちゃん・みーちゃん・モア・ガラ・チャイ・メラ・ビル・プティ・シャイン・ジニー・トム・カイル・タマちゃん・シロちゃん・デンちゃん・クロちゃん・キジ丸の19匹か。
数はあっているかな?
3匹プラス14匹プラス219匹・・・合計36匹。
よし、OK。
ペリーは、里親募集時には虎次郎(こじろう)という仮名がついていた。(>>こちら参照)
松本からはるばるやって来たペリー。
育ててくれた人との別れは、保護主が別れを辛く思うのとと同じ位、寂しく悲しかっただろう。
いきなり知らない家の、しかも広い部屋をたった1匹であてがわれ(今は昔・・・の頭数だった頃だな)、さぞかし不安だっただろう。
新しい飼い主を相手に、緊張もしていたに違いない。
生後、僅か半年でうちに来た子猫の割に、なかなかペリーは心を開かなかった。
抱っこはさせるものの、抱いている私の鼻を素早く飛び掛かるようにして噛む。
私はそれを「コブラ噛み」と名付けた。
撫でていても、次第に興奮して来て噛む。
1匹で育った子は、甘えているつもりでも噛み方の加減を知らない。
親きょうだいと共に育つと、じゃれ合い、噛み合って育ち、噛まれる痛さも知るだろうし、どんな風に噛んだら相手からの反撃に合うのかも学習する。
1匹飼いの子は、大人になっても噛み猫である事が多いのだ。
小さい頃に親きょうだいと引き離されて私の元に来た、私にとっての1匹目の猫ミュウは、やはり「噛み猫」だった。
その後、アインを入れ、ジーコを育て、ゴマやジャムやマルコ・・・と、私が猫を増やせたのは、全てミュウの懐が深かったお陰だし、ミュウはいつまでも「大王」としても風格と威厳があったけれど、そんなミュウですら1匹飼いしていた子猫の時は、噛んで噛んで仕方なかったのだ。
小さいミュウの歯でナイフのように噛まれたり切られたりして出来た傷は、治っても黒い傷跡として長く残っていた。
でも、もう消えてしまって久しい。
むしろ、いつまでも残っていて欲しかったのにな。
物理的なものは、やがて全てが消え去るのだ。
世界遺産だろうが、ミュウが死に際にお漏らしして残してくれたオシッコの臭いだろうが、みんないつかは消滅する。
心の中の宝ものとて、人の命がある間だけ。
全ては無に返ると思っていれば良いのだ。
ペリーは、ミュウのようなものだった。
1匹で大事に育てられ、猫本人も飼い主も経験値が少ないものだから、何かと交わり方の加減が解らない。
お互いに手探りで色々なアプローチを繰り返し、相手の反応を見ながら相手を知る。
ペリーの場合、そのアプローチのひとつが「噛む」事だったのだろう。
噛まれて血が出るほどの傷は、実はペリーが初めてだった。
ミュウの噛み方はもっと浅くて、出血まではしなかった。
なのに傷跡は黒いラインで一杯出来た。
ペリーが噛んで鼻の頭にまで傷が出来た時は、まだ勤め人だったので少し困惑した。
こんな事もするんだ、バリバリの野良猫じやないのに・・・と少し驚いた。
まあ、接客する事は殆ど無い職場だったので顔に傷があろうが構わないけれど、目に付く場所だから必ず「(その傷をつけたのは)猫ちゃんですか?」と訊かれた。
当たり前じゃん、夫の訳が無い。
それでも私はペリーに添い寝し続けた。
寂しくては可哀相だ。
私がママなのよ・・・と教えたかった。
どうかべきだったかの正解は解らないけれど、兎に角、私はそうしてみたんだ。
だけど噛み癖はなかなか治まらないので、ペリーに教育係のお姉ちゃんを迎えて、私に足りないものを補って貰う事にした。
その教育係がイオである。
イオは多頭飼育の中で、野良猫のお母さんに兄弟2匹と共に育てられた、いわば「生まれも育ちも申し分の無い」子だ。
色んなタイプの野良猫を保護した人、或いは野良猫ではなくても猫飼い経験の豊富な人であれば、その意味がお解りだろう。
理想的な生まれ育ちの猫なのだ。
しかもイオはサビ猫だ。
ジャムは兎も角、ゴマを見ている限り、サビ猫は強くて面倒見も良く、とても賢い。
イオにもそれを期待した。
その後の経緯は当時の日記で読んで戴きたい。
結論を言えば、イオは素晴らしい教育係だった。
強くて賢く、そして面倒見の良いお姉ちゃんとしてペリーを育ててくれたのだ。
いまだにペリーは、イオに甘えながら抱きついて眠る。
イオはペリーの為にだけ貰い受けた訳じゃない。
子猫だったイオの魅力は、元親さんのサイトで充分に感じていたし、可愛くて、愛しくて堪らない猫だ。
強いのに優しい、いや、強いから優しいのか。
美しさも、性格の良さも、申し分ない。
爪を切らせなかろうが、抱っこはさせなかろうが、イオにはイオの甘え方があるし、私との信頼関係はバッチリだと思う。
ゴマ同様、イオは私の信頼をがっちりと受け止めてくれるだけの、パートナー猫なんだ。
イオのお陰で「コブラ噛み」は無くなった。
だけどどうしてか、お客さんがいつまでも撫でていると噛む。
私には噛まないのに、お客さんを噛む。
だからどうかうちに来たら、ペリーをしつこく撫でないで下さいね。
人馴れしていないバリバリ野良や病気猫が何匹もいるので、彼らを疲れさせたくないから、原則、もう家には家族以外の人はお入り戴きませんけれどね。
賢さから言えば、サビ猫と同様かも知れない程、頭の良いペリーは、私達の行動パターンを覚え、そして道具類や家の構造の因果関係も把握してしまったものだから、私達の行動を先読みしては、ペリーしかしない悪戯をする。
居室から玄関の間へ飛び出したがるのはペリーだけ、ドアを開けた一瞬の隙を狙って2階への階段を駆け上ってしまうのりもペリーだけ。
だけど可愛いペリーは、赤ちゃん抱っこされたまま手足の全ての爪を切らせる。
怖くて「キャッキャッ」と猫らしくない鳴き声で抗議するものの、噛むでなく、引っ掻くでもなく、結局は全ての爪が切り終えるまではじっとしているのだ。
弱いのか強いのか・・・そのどちらもだろう。
誰の事もいじめないし、しつこく追いつめたりもしない。
猫らしい好奇心が旺盛で、猫を超えた好奇心も旺盛で困る。
いや、困っちゃいない、言葉の綾というヤツだ。
あっさりしているように見えても、イオに対する甘えっぷりや、その悪戯っぷりを観ていると、ペリーは私達との信頼関係の中で多くの心情を発揮してくれているのを感じる。
黒白猫飼いの諸先輩の言っていた通り、賢くて、しかもいつまでも幼児のような甘えん坊。
そして黒白柄の入り方のバリエーションがあればある程、その独特の美しさに魅せられてしまう黒白猫好きの私達だ。
シンメトリーに柄が入っているよりも、アンシンメトリーで、言ってしまえば滅茶苦茶な柄の入り方をしている方が、むしろ味があって飽きない魅力を感じるようになるのも、猫を色々を知るに従い変化して来る好みかもしれない。
ペリーは丸くなって寝ている背中だけ見ると殆ど黒猫なのだが、その口元の白、後ろ脚に一本入った白いラインがオシャレ。
いつも無表情で変わり映えのしないペリーの写真だけれど、私にとっては雄弁に色々と語ってくれている(気がする)。
それが言いたかっただけなんですけどね・・・長々と失礼しました。
古くから見ていて下さる人には、何をまた今更・・・と思われただろうと思います。 |
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嵐の後、カワムラさんの桜が咲いた |
嵐が去り、気温が上がり、桜が一気に開花した。
カワムラさんの桜だ。
カワムラさん、今年も貴方の桜が咲いたよ。
出窓から一緒に見たっけね、みんなで。
母にも、庭から見せる約束だったんだ、去年の今頃までは。
これから2週間ほどの間、風が吹いたの雨が降ったのと言っては、気を揉む日々だろう。
だけど一番良い季節が来た。
楽しもう、毎日の桜の変化を。 |
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カワムラさんの桜 6点 |
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2日前 開花目前の蕾 |
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それが今日開花! |
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同じ枝を違う角度から |
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2日前 4つの蕾 |
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今日 揃って咲いた4姉妹 |
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