ペロ
こんな顔はまだ子供だけど
Apr. 7, 2012 |
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2012年4月7日 土曜日
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桜満開、ピクニックの春 |
桜は満開になったのに、今日は冬のように寒い。
そんな寒い日だけど、公園にはお花見ランチに来ている家族がたくさんいた。
ピクニックシートを敷いて、お父さん、お母さん、そして小さな子供たちがお弁当を食べている。
狭い公園の広場だけど、5~6組はいたんじゃないかな。
20年前は、ここでお花見をする人などいなかった。
この家に同居する為に越して来たばかりの頃、「公園でお花見しながらご飯食べましょうか」と言ったら、姑に即座に却下された。
「そんな事をする人は誰もいないわよ」
厳しい表情と口調だったので、それ以上は何も言えなくなってしまった。
まだ私が初々しい「嫁」だった頃の話。
西新宿にいた頃は、毎週日曜日、歩いて5分ほどのところにある新宿中央公園に二人でピクニックに行っていた。
竹の大きな籠に安い赤ワインを瓶ごと、グラスを2つ、それからチーズやハム、クラッカーを入れてマンションを出る。
道中にあるスーパーの寿司コーナーで鉄火巻きを5本くらい巻いて貰って(これがとても美味しかったんだ)、柿ピーやイカ燻なんも買い込んで、我らが「セントラル・パーク」へ行った。
芝生の敷かれた広場には家族連れはあまり居なくて、若者のグループやカップルが多かったような気がする。
場所柄だったのだろうか。
ファミリーはもっと郊外に住んで、もっと広い、子供たちが走り回れるような運動公園などに行くのかも知れない。
そこでのんびり2時間くらい掛けて色んなものを食べ、ワインを1本飲み干し、そしてマンションに戻ってミュウたち3匹と一緒に昼寝した。
楽しかったなあ、ピクニック。
ミュウもアインもまだ2歳くらいで、ジーコは1歳。
猫も私達も若かった頃の話。
ともあれ、最近、家の前(裏かな?)の公園でもピクニックする人が増えたのは、うるさくされたりゴミを置いて行かれると迷惑だけど、それは喜ばしい事かも知れない。
人が来て楽しんでこその公園だもの。
そんな光景を見たら、亡き姑は何と言うだろう。
今の私だったら、もう何を言われても平気だけど。
昼過ぎからは曇って雨が落ちたり、とても寒くなってしまったので、花見の家族たちも去って行った。
私達も庭のテーブルで食べるつもりでお弁当を作ったのだが、寒くて、とてものんびり食べていられる感じではなかったので、車で1分のところ、いつもの団地の桜並木までピクニックに行った。
庭で収穫した春菊の胡麻和えと、茹でたブロッコリーにマヨネーズ、適当なスパイスを組み合わせてご飯と炒めただけの「なんちゃってジャンバラヤ」と、美味しいパン屋さんのアップルシナモンロール、そしてコーヒーを持って行き、狭い車の中で窮屈な思いをして食べる。
それでもピクニックは楽しい。
何も特別なご馳走でなくて良いんだ。
家にある食べ物を適当に詰め込んで持ち出し、景色の良いところで食べると、それだけで美味しくて楽しい。
家の食卓で食べるのも勿論良いけれど、うちの場合は、家だからと言って落ちついて食べられるとは限らない。
次々と猫たちのチェックが入り、人の食べる物は欲しがらないジャムだけど参加意識は強くて、その巨体を私の食器などお構いなしでドーンと横たえてしまう事しばしば。
「ジャム、邪魔」
この2つの単語はセットになっている。
だからという訳ではないけれど、外に食べ物を持ち出して食べると、気分が変わって楽しいんだ。
手の掛る料理などしていると、準備に時間が掛り過ぎて気軽にピクニックには行けなくなる。
写真に撮って見せられるような、いわゆる「絵に描いたような」素敵なランチを用意するなんて、そんな時間と体力の余裕はないし、思いついた時にパッと出掛けられない。
面倒でなければおにぎりが一番美味しいのだけれど、ご飯があるとも限らない。
その為にご飯を炊いていたら、ピクニック気分とタイミングを逸してしまうかも知れない。
これは計画して、何がなんでも行かねばならない特別な行事ではないのだ。
だから普段のお昼ご飯・・・それはお弁当らしからぬものでも構いやしない。
焼きそばでもカレーライスでも上手に容器を工夫して持ち出せさえすればそれでも良いし、出先にコンビニがあればそこで買い込んだ食べ物でも良いじゃん。
ラーメンやお茶漬けみたいな汁ものは無理だろうけど、それだってポットにお湯かお茶を持っていければ、行った先で作れるものだってある。
家で炊きたてご飯がどうしても食べたい場合を除けば、大抵どんな食べ物だって持ち出せる。
気兼ねせずに食べられる場所さえ見つけられたら、そこがピクニックの目的地だ。
庭がある人は、庭で食べたって良いし、都心の小さな公園で食べていたって誰も咎めやしない。
車が停めておける場所があれば、車の中だってピクニック気分は充分に味わえるのだ。
そんな事を言っているが、朝の通勤の車の中で運転中におにぎりやサンドイッチを食べている姿を見ると、それは行儀が悪いし生活態度として疑問を感じる。
あくまでも家で食べる事の出来る時間の余裕はあるけれど、わざわざ外に持ち出して食べるという事が大事だし、好きなのだ。
起きるのが遅くて食べている時間や心の余裕が無かったり、さしたる理由もないのに妻が怠惰で朝食を作ってくれなかったり、夫婦の関係が冷え切っていて朝ご飯を家で食べなかったりして、運転中に食べるのは恥かしい姿だと感じる。
朝ご飯こそ、ゆったりと食べたい。
食後にはお茶やコーヒーなども飲み、新聞にもざっと目を通してから出掛けるのが理想だ。
我が家は共働きのサラリーマン時代、出勤前の時間はとても大事にしていたよ。
シャワーを浴び、ご飯を一緒にゆったりと食べ、充分過ぎる位に時間に余裕を持って家を出るから、会社には始業1時間前には着いている。
誰に何と言われようと、そういう生活が好きなんだ、私達夫婦は。
だから常に4時起き、冬などは真っ暗なうちに家を出ていたけどね、遠距離通勤でもないのに。
今はもう通勤時間という無駄が無い代わりに、幾ら時間があっても足りない程に猫の頭数が増えて、とてもじゃないがゆったりと食事など出来ない。
いや、自分たちの意志で増やしたのだから、それもまた良し。
二人で掛り切りでも、朝晩の猫家事プラス強制給餌、そして数限りなくこなすトイレ掃除に、一日10時間は費やされてしまう。
猫様のお世話をする奴隷として生きる事を選んだのだ。
そんな中でも、朝ご飯だけは猫家事終了後にゆったりと食べられるからね。
ジャムもあっちの方で寝ているし、今日はゆったり食べられたね・・・なんて思っていると、新聞を広げた途端に「お待たせしちゃったかしら?」とばかりにジャムが来て新聞に乗る。
ラッシュ時の電車の中でもあるまいに、ジャムに乗られないように新聞を畳んで、空中に掲げ持って読んでいるのだ、私は。
テーブルの上に新聞をすっかり広げて読んでみたいよ、まったくもう。
まあ、そんなこんなの毎日は楽しいのだけれど、どんなに愛する猫たちであろうとも、どんなに一緒に暮らせる事が幸せでも、たまに猫の居ない場所で食べたい。
近場でいいんだ。
食べて直ぐに戻って来るようでも構わないんだ。
いや、むしろ猫のいない場所ではあまり長くは過ごせない。
禁断症状が出ると言っても過言ではない。
そして複数の子に強制給餌していると、1時間くらいしかおちおち家を空けられない。
私は、明日もピクニックするつもりでいる。
春だもの、今のうちに一杯ピクニックしておかなきゃ。
明日は豚キムチとご飯、飽きずに春菊の胡麻和え、それとコンビニスイーツの何か・・・というところかな。 |
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